バックパックで徒歩ソロキャンプ・準備編
先週末、電車を使って1泊キャンプしてきました。
今回は、荷物に焦点を当てた準備編となります。
最初に断っておきますと、徒歩だからといって超軽量UL装備ではありません。
軽量化に悩んでこの記事にたどり着いたのだとしたら、他にもっと参考になるブログがあるはずですw
荷物を割と軽めに、運びやすくまとめるという点で言えば、参考になるかもしれません。
今回の荷物
今回の荷物は、バックパックと手提げ袋1つです。
バックパックはROGISIの50Lリュックサック。
参考記事:ソロキャンプ用バックパック装備を考える!
手提げ袋はオレゴニアンキャンパーのメッシュ袋です。
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この手提げ袋に、食材とクーラーバッグ、ゴミ袋やティッシュを入れて行きました。
できれば全てを背負えればいいんですが、食べ物や飲み物はどうしてもかさばって縛り付けにくいです。
クーラーはイスカのコンパクトクーラーバッグ(S)。
一応、リュックサックにも横向きのまま入ります。
近いうちに単品でもレビューしますね。多分すごく短くなりますけど。
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パッキングを細かくチェック
それではリュックサックのパッキングを詳しく見ていきましょう。
まずは上の方から。
テントはザックの外側、一番上に縛り付けています。
重いものは上に、というリュック三原則の一つですね。
(ほか二つは内緒です)
背負った際に重心が上にあると、支えやすいという理論です。
外側寄りにあると重心も外側に行ってしまうので、身体側に寄るよう肩ベルトに付けたリングを通し、前方向に引っ張っています。
テントの収納袋に取っ手があり、ここを通すことで横方向にズレないよう固定できました。
ザックの外側。
ちょうど真ん中の薄いポケットには、スマホ用のモバイルバッテリーが入っています。
外側のポーチは別売りで後付けしたもので、まずヘッドライト。
場所を取り出しやすいココに決めているわけではなく、たまたまです。
ヘッドライトの下に、調味料セットです。
すぐ取り出せるここではなくて、別にザックの奥深くでもいい気がします。
左から、塩コショウ・オリーブオイル・黒瀬スパイス・唐辛子となっています。
その一つ内側、ザックに最初から付いているポケットは取り出しやすいので、割とよく使うであろうものが入れてあります。
テントのグランドシートとグリルスタンド、ゴミ袋、スパッタシートなど。
スパッタシートはそんなに使わないかな。
グリルスタンドは直火では使っておらずキレイなので、ちょっとしたテーブル的にも使えます。
シェラカップはグリムロック(茶色い輪のやつ)でぶら下げ。
外側にあれば、散策中に急に湧き水を飲みたい時などに良いでしょうね。
そんなに都合よくルートに湧き水があるかどうかは不明。
お皿がわりに、計量カップに、一つあると便利です。
グリップスワニーのワークグローブG-1も、ザック外側に吊るしています。
移動中に薪を拾うとかがしやすいんじゃないでしょうか。
できるだけ荷物は増やしたくないですけどw
グローブのタグに樹脂カラビナを通しています。
グリムロックは片手ではちょっと外しにくいですが、こっちは余裕。
続いて右サイドいってみます。
グラウンドチェアは収納袋ごとベルトで巻きました。
ベルトはリュック側の縦のループに通して繋がっています。
万一ベルトが緩んでも落ちないよう、袋の上についているループを黒いグリムロックに通しています。
落としたら泣いちゃいますからね。
一点だと歩くたびにブラブラ揺れてしまうので、2本も巻いています。
ポケット部分に挿しているのは、左から火吹き棒、トング、ハンマー。
これもストラップが付いているものは、グリムロックに通して落下防止しました。
モノはそれぞれこちらです。
火吹き棒:超かっこいいけど高い、伸縮自在ファイヤーブラスターを買ってみた
腰まわりに付くベルトに後付けした小さいポーチには、一番よく使うもの。
薄い財布と携帯灰皿、ポケットティッシュなどが入っています。
財布はモンベルのスリムワレット。中身も当然スリム。
携帯灰皿はウインドミルのフィールドマックス5000です。
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コンパス付きなので、寝袋を敷く前に北枕がどっちかすぐ分かります。
吸い殻は4本ぐらいしか入りません。
続いて左サイド。上方の大きなファスナーを開けたところに、モーラナイフがしまってあります。
刃物は露出せず、国家権力に付け入る隙を与えないようにしましょう。
拡張ポーチやグリムロックなどについては、こちらの記事に詳しく書いております。
MOLLEシステムを使ってソロキャンプ用バックパックを拡張するよ
縦長のポーチの中身は。
ファイヤースターターや防水マッチなどの、火起こしセットです。
セリアのモンターニュ缶には、着火用チャークロスが入っています。
右上の白いのは雨でも使えるロゴスの着火剤で、ラップにくるんで持っています。
どうしても着火できない時に使うお助けアイテム。
ビクトリノックスのナイフは別に焚き火用ではないです。
SOTOのスライドガストーチも、ポケットに入っています。
これだけあれば、まず大丈夫でしょう。
今回持っていったバーナーはSOTOのストームブレイカー。
ガソリンボトルは外側のポケットに入れています。
サイズは700、3~4食分ぐらいはいけるやつ。
落下防止にカラビナを付けています。
今回の最低11度ぐらいの気温なら、ガスで十分だったことは言うまでもない。
参考記事:SOTO ストームブレイカー買っちった。サイズや収納、定番カスタムなど使い始め情報
SOTOの小さいテーブル・フィールドホッパーも、取り出しやすい外側ポケットに。
ヒモをグリムロックに通し、しつこいぐらいの落下防止策も忘れません。
ザックの一番下に、鹿番長のアレ(アルミテーブル)とサーマレストのクローズドセルマットを括り付けています。
鹿テーブルの方が重いので内側にすべきなんですが、歩いた時に足や尻に当たって気になるかな?と思って外側にしました。
結果的には全然気にならなかったです。
続いてリュックサックのメイン荷室の中身です。
まずは下のエリア。目的地到着まであまり使わず、軽くて潰れにくいものたち。
シュラフ、空気枕、歯ブラシやファーストエイドのポーチ、着替え袋、焚き火ポンチョです。
シュラフはサウスフィールドの3シーズン化繊マミー型。
快適温度5度、限界温度0度というやつです。
元値は1万円ぐらいするようですが、廃盤処分価格で半額で買ったものです。
化繊でもけっこう小さくなるので、多数あるシュラフで一番使っているかもしれません。
空気枕はWILD-1ブランド・クオルツのもので、めっちゃ小さく畳めて安いのでおすすめ。
続いて荷室の上の方にしまったもの。
衣類などに比べて重いものが中心です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
赤いプラ箱はストームブレイカーのバーナー本体。
これとガソリンボトルで完成品となります。
繰り返しになりますが、ガソリンじゃなくガスにしておけば、もう少し軽くなったはず。
オレンジの袋は、クッカーです。
ユニフレームの山クッカー角型3。
中にはシェラカップがスタッキングしてあります。
「シェラカップは1つあると便利」と何行か上で書きましたが、2つ目が出てきました。
2つあっても便利ですが、正直言って1つあれば十分です。
ODガス缶は110サイズなら、小さい鍋の蓋のつまみを外してスタッキングできるようです。
このチキンラーメンのリフィルを、シェラカップにスタッキングしていきました。
クッカーの蓋はちょっと浮くけど、収納袋に入れたら気にならないレベルです。
がたつきもありません。
緑の帆布袋には調理道具。
箸とか包丁とかお玉とかまな板とか…
今回使ったのは包丁(キャンプナイフ)とお玉、箸だけです。
グレーのポーチは今回のメインランタン。BEAMというやつです。
重さ410gであまり軽いとは言えませんが、スマホ充電もできたりする充電式LEDランタンです。
参考記事:YAEI WORKERS (ヤエイワーカーズ) BEAM LEDランタンのレビュー
暗め使用であれば、2晩ぐらい余裕でもつ容量です。
最後はこちら、焚き火台。ユニフレームの薪グリルSolo。
単品ではテントについで重い、1.1kg。
荷室の一番上、テントの真下に来る感じで仕舞いました。
参考記事:本日発売!ユニフレーム薪グリル Solo【開封レビュー】
調理用の鉄板も重ねています。こちらは重さ800g。
歩きには重いけど厚さは無いので、荷物の隙間に入ってしまいます。
参考記事:鉄板戦国時代。男は黙って男爆鉄板!
荷物の総重量は!
リュックサックは本体の重さも含めて、16.3kgです。
ずっと背負っているには肩が一番きつく、すぐ一服したくなります。
足腰は意外と大丈夫でした。おそらく重心の効果ですかね。
今回はタープを持っていませんが、もし持っていくとタープ以外にポールやロープ、ペグも増えて、プラス1.5kgぐらいです。
タープ無しでもある程度快適になる、前室の広いパンダテントは徒歩キャンプにうってつけでした。
鉄板と焚き火台を削れば、2kgぐらい軽くなりますけどね。
それを削ってしまうと、楽しみも減ってしまいますから!
何を削って何を残すか、考える時間もちょっと楽しいですよ。
徒歩キャンプを考えている方の参考になれば幸いです!
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