テントへのPomoly薪ストーブのインストールについて
前回からの続きです。
薪ストーブは、当然テント内に入れて使いたい方が多いですよね。
屋外で使うのとテント内で使うのでは、暖かさは全然違いますから。
大多数のテントメーカーでは、建前上禁止していますので使用者の自己責任でお願いしますよ。
特に初めてやってみよう!という方は、このあたりの記事をご確認ください。
関連記事:薪ストーブをキャンプで使うガイド
外部リンク:みーこパパ伝授!キャンプで薪ストーブを使うポイント 【準備・設置編】
Pomolyに限らず、薪ストーブ全般についてです。
2つの記事にだいたい同じことが書いてありますw
これらの記事だけでなく、他のブロガーさんやYouTuberさんも色々な情報を発信しています。
色々な情報を見て、自分の知識を高めて十分な準備をしてから使ってください!
その結果、あえて薪ストーブは使わない道を選ぶことも大切です。
Pomoly TIMBERのテントへの設置
さて、テントへの薪ストーブのインストール方法です。
通常の薪ストーブですと、煙突とテントの接触部に網やガードを付けて、テントに熱が伝わらないよう加工します。
しかしチタン巻き煙突は、そこまで強度があるわけではありません。
高い位置に重さのあるガードを付けてしまうと、安定性がなくなって危険だったりします。
じゃあどうすんだと言いますと、耐熱性の煙突ポートが付いたテントを使うのがてっとり早いです。
Pomolyでも煙突ポート付きテントを色々と販売していますよ。
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Pomoly公式オンラインストアの方が、日数はかかりますが安いです。
私が実際に使ったテントは、煙突ポートが付いたテント「YOKA TIPI」です。
まだ詳細レビュー記事を公開していませんので、近日中に更新します。
こちらがYOKA TIPIに標準付属する煙突ポート。
シリコン+グラスファイバーの耐熱布に、直径8cmの穴が空いています。
テント内から穴めがけて煙突をぶちこみます。
別に外からでもいいけど、難しそう。
先端にスパークアレスターを被せます。
これは上に載っかるだけで、ロープでテンションをかけることで安定します。
煙突ポートにある白いビラビラは、右側に巻いてあるナイロンカバー部分に煙突の熱が伝わらないようにする役割があります。
煙突にゆるっと被せておきましょう。
ストーブ側に煙突を差し込んで、ストーブの足と煙突のロープをペグダウンしたら完成!
他の薪ストーブに比べて、けっこうシンプルかつ簡単です。
ちなみに写真に写っているインナーテントは邪魔なので、火入れ前に畳みました。
寝床はこういった形でセットしました。
奥側に横向きでも置けそうですが、ちょうどそこの地面が湿っていたので試してませんw
いずれも寝相が悪いと、寝袋がストーブに当たるかもしれず。
確実に消火してから寝ましょう。
外気温が0℃以上ありますと、暑くてテントを閉められませんw
正面の入り口を全開、身体は外という感じで使っていました。
狭いYOKA TIPIですと、Pomoly TIMBERで十分すぎるほど暖まります。
気温が氷点下になってきたらさすがに背中が寒いので、中に入って過ごしました。
入り口を完全に閉めきってしまうと暑くて、常にテントのどこかを開けた状態で使いましたよ。
薪を1コンテナ燃やした後の煙突ポート。
まったく変化無く、ノーダメージです。
Pomoly TIMBERと、YOKA TIPIという組み合わせでは煙突ガードは不要です。
大丈夫かどうかはストーブの大きさ、煙突の直径と素材によって変わりますよ!
ステンレス煙突を使う場合はガードがあった方が良いですし、耐熱煙突ポートが無いテントでも対策が必要になります。
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実践編はここまでで、以下は他のテントでどうするかです。
煙突ポートが無いテントにはどう入れるか
まずPomolyの薪ストーブは縦方向にしか煙突を出せず、曲げることができません。
この時点で縦方向に開口部があるテントしか使えません。
どうしても入れたければ、フラッシングキットや後付ポートを使って、屋根に穴を開けるしかないですね。
途中に6cm径のベンドパイプ(G-Stoveなどのやつ)を入れれば曲げられますが、それをやるとPomolyの軽量コンパクトというメリットが台無しです。
曲げた煙突を支える機構も別途必要になりますので。
もちろん試していただくのは個人の自由なので止めません。
しかしステンレスや鉄の薪ストーブでいいと思いますw
煙突ポートが無く壁面が斜めのサーカスTCなどでPomolyを使う場合、テント側を保護するのが楽ですね。
スパッタシートを2種類、火に強いものと断熱性が高いものをクリップで挟んでおきましょう。
楽天の「アンマクヤ」というお店で小さいサイズを安く売ってまして、私はいつもここで買います。
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フェルトのやつが高断熱です。これはテントに一番近い位置に。
特に現行品のサーカスTCは樹脂ファスナーなので、しっかり断熱しましょう。
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フェルトの上からさらに、熱に強いタイプのシリカクロスシートも被せると安心です。
煙突に巻いたら熱伝導して熱くなるので、隙間を空けたテント側に巻くのです。
6cmチタン煙突はそこまで高温にはならないので、このあたりで十分遮熱できるはず。
それでも煙突とスパッタシートが接触する部分は少ないほど安全で、隙間を空けることが一番効果があります。
もちろん暖気は隙間から逃げていきますけど、テントが燃えるよりマシですよね。
私自身もサーカスTCで今期のうちに試せるか分かりませんが、できたら更新します!
2021.11追記
その後作りました、自立式で煙突に負荷がかからない煙突ガード。
もし煙突ガードを付けるなら(参考)
ストーブと煙突が軽量コンパクトでも、煙突ガードがでかいと本末転倒です。
私がいいんじゃないかと思っているのが、笑’sの煙突ガード。
重さが410gとちょっと重めですが、収納時は薄くなります。
Pomoly TIMBERの収納袋にも、ギリギリ入るかどうかというサイズ。
(バイクに積む時には収納袋の外側に重ねてもいいかも)
これを巻くならシリカクロス無しで、フェルトで断熱だけでも大丈夫でしょう。
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歪めると楕円に変形しますが、円形だと108mm煙突にちょうどいいぐらいです。
無加工だと6cm煙突にはユルユルで滑り落ちますので、針金などで固定する必要がありますよ。
巻きつけるだけでテンションがかかるような、バネ的なもので保持する方法が簡単かつ軽そうで、色々考えています。
「巻き煙突を潰さないけどガードを保持できるテンション」というのが難しいんですよね。
いっそスパークアレスターから吊るという方が良いのかも。
Pomolyでチタン製のコンパクトな煙突ガードを作ってくれるとありがたいんですが。
2021.11追記
その後作りました、自立式で煙突に負荷がかからない煙突ガード。
地面にパイルドライバーを刺して、そこにくくりつける感じです!
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