巻き煙突でも使える!自立式煙突ガードの作成
日が暮れるのが早くなり、冬がすぐそこまでやって来ています。
皆さま冬キャンプの準備は万全でしょうか?
私は最近、前シーズンに一回もファミキャンで使えなかった薪ストーブをどうにかしようと考えています。
アポロンTCにroseを置くと、場所を取りすぎてしまうので。
それとは別に、サーカスTCでの薪ストーブ使用について。
サーカスTCにもroseは大きいですが、チタン薪ストーブのPOMOLY Timberが使えます。
煙突ガードは自分で考えないといけません。
POMOLY Timberはチタン巻き煙突ですので、煙突そのものに荷重をかけると折れる恐れがあります。
上から煙突ガードを吊るすやり方も、軽い煙突ガードならば大丈夫じゃないかと思います。
ただし軽いとはいえ煙突に負荷がかかることは間違いないので、今回は他の方法を考えてみました。
自立式煙突ガードを作る
使うのはこちら、笑’sの焚き火の箱用煙突カバー。
焚き火の箱は人に譲ってしまいましたが、煙突ガードだけはずっと使っています。
重さが約410gなので、軽いっちゃ軽いですね。
開いた状態ではパンチングメタルの板2枚。
ネジなど不要で、曲げて組み立てるだけで直径13cmの円柱ができます。
POMOLYの巻き煙突が直径6cmなので、クリアランスも十分でしょう。
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私は以前から持っているのでこれを使いますが、ステンレスのパンチング材を買って丸めても良いと思います。
厚み0.3~0.5mmぐらいで良いサイズが見つかれば。
それより厚いと曲げるのも苦労しそう。
ただしパンチングメタルでの円柱の組み立て方法を自分で考える必要がありますので、焚き火の箱用を買っちゃう方が簡単かつ安いです。
今回のキモとなるのがこちらの金具。
防犯カメラの取り付け金具として売られています。
20mmまでの壁やポールに挟み込み、固定できるようになっています。
キャンプでしたら当然ポールですね。
自前のパンチングメタルを使う場合はこっちの金具の方が良さそう。
金具の四角い面に、ホームセンターで買ったコの字ブラケットをボルト留め。
ブラケットは単価200円ぐらい、ボルトはM4サイズです。
あまり付け外ししないので普通のボルトにしましたが、後に工具無しで回せる蝶ボルトに変更しました。
笑’sの煙突ガードのパンチング穴にボルト留め。
穴の幅が5mmなので、ここもM4ボルトで大丈夫。
もう完成図が予想できてきましたよね。
ポールにはスノーピークのパイルドライバーを使います。
直接挟むと滑るので、薄いゴム板を巻いてから締め込みます。
この締込みボルトは蝶ボルトに交換しても良いですね。まぁ太いので指でもそれなりに締められますが。
パイルドライバーが無い人はチンアナゴペグ+タープポールでも良いかと。
その方が収納サイズが小さく軽くなるはず。
ただしアルミポールは、金具のボルトで締め付けすぎると簡単に凹むでしょうからご注意を。
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手加減できない人や心配な人はスチールボールを使ってください。
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煙突に頼らず自立する煙突ガードの出来上がりです。
写真が逆光でよく分からないですよね。
実際にキャンプで設営した写真を撮ったらアップデートします。
テント側には断熱のスパッタシートを巻いて、そこにこの煙突ガードを挿入。
その中に煙突を立てて、揺れ留めは煙突のてっぺんからロープでペグダウン。
煙突ガードと煙突は接触させずに、それぞれが独立して屹立する感じになります。
風が強いと煙突が揺れてガードと接触する可能性があるので、その際は針金で円柱真ん中からずれないよう誘導します。
こいつの良い点がもう一つ。
金具の取り付け角度が45度刻みで自在に変えられます。
45度ベントや90度ベントで曲げた、煙突横引き部分と幕との接触ガードにも使える!というわけです。
Pomolyの巻き煙突は曲げられないですし新保製作所の太い煙突にも使えなさそうですけど、将来的に薪ストーブを買い替えた時にも使えるってわけですよ。
実際に使ってみた
サーカスTCにPOMOLY Timberと自立式煙突ガードでインストールしてみましたよ!
煙突ガードにはフェルトタイプのスパッタシートを巻きつけ、クリップで固定。
テント側も、くぱぁと開いた接触部分にスパッタシートをクリップで挟んでいます。
ファスナー保護のためですね。
外から見るとこんな感じです。煙突は2mなんですが、サーカスTCにはちと短いですね。
先にパイルドライバーを刺しておいて、そこに薪ストーブを近づけ仮設置。
続いて煙突ガード部分を組み立て、煙突とガードが接触しないようストーブ位置を微調整しました。
くぱぁの隙間が開きすぎるので、大きなクリップで挟んで閉じています。
サーカスTCがトリプルファスナーバージョンなら、このクリップは要らないはず。
完璧に隙間を閉じて隙間を無くす必要はなく、むしろ煙突ガード放熱のためピッタリ閉じない方がいいです。
燃焼中に手で煙突ガードの金属部分に触ると、熱くて数秒触れるかどうか。
煙突ガードに巻いたスパッタシートの上からは、普通に長時間触れます。
テント側に挟んだスパッタシート内側、ファスナーは冷たさを感じるぐらい。
パイルドライバーへの熱伝導についても、ほぼ感じませんでした。
この日の風速は強い時で5m/sぐらいでしたが、ビクともしませんでした(状況を見て使用中止もしてくださいね)。
煙突ガードをネジ締めて組み立てるのが若干面倒でしたので、ちょっと嵩張りますが円筒と金具が合体した状態で持ち運んでも良いかもしれませんw
そうすると笑’sのカバーじゃないカバーの方が強度があって良いかもしれないです。
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直径さえ余裕があればなんでも良いですがG-Stoveのはパンチングメタルなので、笑’sと同様にビス留めはしやすそうな気はします。
スパッタシートをガード側とテント側に巻けば、大抵どのストーブでも大丈夫かと。
壁面と天井は十分安全な距離を取るのは必須ですよ!
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