DODが高級テントを作ってみた!カマボコテントKUE(クエ)
日比谷公園でのDOD新製品レポ第2弾、今回はカマボコテントの高級版!
カマボコテントKUE(クエ)です!
カマボコテントと言えば、安価な価格の割に広くて建てやすいトンネル型ツールームテント。
こちらの大ヒットで、DODが大躍進することになったテントです。
発売後数年たった今でもマイナーチェンジを繰り返し、発売開始のたびに争奪戦になる人気は健在。
その大人気テントの高級路線が、今回のKUE(クエ)です。
高級魚のクエでカマボコを作ってみたらどうなのか?という冗談のような試み、果てしてどんなものでしょう?
※発売前の情報ですので、市場に流通するバージョンと細部が異なる可能性があります。
こちらがカマボコテント・クエの勇姿です!
色はカーキグレー。緑がかったグレーで、落ち着いたイメージ。
全周スカート付きの、オールシーズン対応テントです。
発売日は2019年7月24日、12:30に決定しました。
ポール4本を湾曲させて立ち上げるトンネル型の基本構造は、カマボコテントと同じ。
しかしポールがヘリノックスなどに使われるDAC社製になって、高級度が上がっています。
実のところDACだろうが激安中華だろうが折れる時には折れますが、折れるまでの余裕は大きくなっているはずです。
面倒でもちゃんとガイロープを張って、ポールへの荷重を分散させてあげれば折れる確率を減らせます。
正面から。向こう側に立っている人の脚が見えます。
前から後ろへ風が抜けるので、わりあい涼しく過ごせるのではないかと。
幅は従来のカマボコと同じ3mほどです。
サイズは変更無さそうというか、カマボコのサイズがどこの区画にも大抵収まるギリギリにしてベストなんでしょう。
カマボコテントの時には結露が問題になってましたので、そこを今回徹底して対応しに来ている感じがします。
まずこちらのベンチレーターが、前後左右の足元4箇所に増えています。
代わりに、従来の斜め上方にあった小さいベンチレーターは消えました。
開閉はテント内側から可能ですが、メッシュの開放はできません。
天井にもベンチレーターあり。これがあるので、斜めのベンチレーターは削ったんですね。
ここのメッシュは開かないので、薪ストーブの煙突は出せません。
この上はルーフシールドが覆っているので、雨でも積極的に換気が可能です。
インナーテントを吊っている後ろ側です。
リビング側と同様に、左右両側にドアパネルが増えたのと、これまで背面だったところも開くのでドアは計8箇所になっています。
テントの前後がどっちでも良くなったので、向きを気にしない設営が可能になりました。
インナーを吊らないシェルターにして、ドアを跳ね上げフルオープンにした時の迫力がすごそうです。
イモムシだけど羽がある、謎の昆虫のような。
ウサギロゴがかなり小さく控えめになってますね。
スカートにはループがあってペグダウン可能。
ファスナー部分の縫製の、これでもか感が写真から伝わるでしょうか。
生地がノーマルの150Dに比べて210Dと厚くなっているので、縫製もがっちり注力しています。
シールドルーフは着脱不能、前後とも縫い付けられています。
中間はベルクロでポールに巻きつける感じになっているので、隙間を乾燥させる際はベルクロを外して雑巾で拭けます。
インナーテントは特に変更なく、同じに見えます。
既にある程度完成されていましたからね。
従来からあったドア横のポケット収納、内部のポケット収納、電源コード口、ランタンフックなどの機能は当然すべてあります。
ソトネノキワミLサイズが2枚敷ける、5~6人で寝られるサイズも同じです。
この奥側メッシュが開放できれば、ここから寝袋などの荷物をボコボコ投げ入れて搬入できるんですよ。
開放できないので、地道に正面から搬入しましょう。
開くようにするとコストは上がるんでしょうけど、開いた方がメッシュよりずっと風の通りが良くなりますので、乾燥させたい際にもいいんですよね。
あとは正面からクマに襲われた際に、後ろから逃げられるとか。
普通のカマボコならまだしも、高級路線のクエでは開いても良かったかなーと。
ドアのファスナーは後期カマボコテント2と同様、ダブルファスナーです。
※前後のドアのみ、両サイドはシングルファスナー
タープポールを隙間から出したり、煙突を出したりする時にダブルだと捗ります。
テントを破らずにシャイニングごっこも捗ります。
まとめ&雑感
家族で広々使えるツールームなのに5万円台というコスパの良さで、大ヒットとなったカマボコテント。
それを頑強かつ、結露しにくく改良したカマボコテントKUE(クエ)。
そのため価格は108000円に上がってしまい、500個の限定販売となっています。
思うに我々消費者は、安くて質の良いものを求めすぎてはいないでしょうか。
安いものには欠点もあって当然なんですけど、消費者は遠慮無しに上を求めます。
「それ安いやつなんで!ワシらだって金つこうたらこんだけの物ができるっちゅーねん!」
というDODさんが言いたくても言えない一つの答えを、このクエに見た気がします。
DODさんは安くてそこそこ使えるものを提供するメーカーだと思っていますので、私個人の意見としては従来路線を維持してほしいところです!
安いものだって、使う人間の工夫次第でどうにでもできるのがキャンプの醍醐味です。
うちのタケノコテントとか、値段の割に素晴らしいですよ?
みんなが高くて良いものを求めるなら、世のメーカーはスノーピークのみでいいでしょう。
だからと言ってクエはナシではなく、十分にアリですよ!
現物を見ると、がんばって丁寧に作り込んだね!ということが分かりますので。
普通のカマボコテントが欲しいけど、なかなか買えない!
というご家族がもう少し奮発してクエを選んだとしても、全く損するものではございません。
結露に悩むことも減って、数量限定なので他人とも被りにくいです。
大枚はたく価値はあると思います!
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