薪ストーブ部屋付きのパップテント!POMOLY STOVEHUT 70 レビュー
やっと涼しくなってきましたね!久々にキャンプに行きまして、新幕を試してきました。
以前からチタン薪ストーブを使っていた、POMOLYさんからお声がけ頂いてのPR記事となります!
POMOLY STOVEHUT 70 パップテント 概要
今回レビューするのは、こちらのPOMOLY STOVEHUT 70 パップテント。
薪ストーブの使用を想定したテントになります!
使用人数は1~2人。おすすめはソロで広々ですが、2人でも寝袋並べて眠れますね。
スペックはこちら。
収容人数 | テント薪ストーブ使用で1〜2人 |
ストーブジャック | DIY 耐熱ストーブジャック |
スノースカート | 無し |
ドア | 3つ |
テント生地 | 70Dリップストップポリエステル |
耐水圧 | 2500mm, ヒートシンク防水ジョイント(シーム処理) |
フロアの形 | 不規則な形 |
フロアエリア | 220×150cm 3.3平方メートル |
ピーク高さ | 125cm |
重量 | 約3kg(ポール含まず) |
換気 | 底部換気 |
収納サイズ | 50×16×16cm |
色 | サンセットイエロー |
使用季節 | 4シーズン |
次項から細かい機能を説明していきます。
POMOLY STOVEHUT 70 パップテント 機能の紹介
POMOLY STOVEHUT 70の細かい機能などを紹介していきます。
まずはフルクローズ状態。
スカートはありませんが、ロープを短くしてペグを近めに打つと地面との隙間を狭くできますので、無くても良いでしょう。
前面パネルを閉めきりますと、靴を置く横長スペースがあります。
形としてはメインポール2本で立ち上げるパップテントですが、向かって正面から左側にある三角形の小部屋が最大の特徴と言えます。
真ん中が凹んで見えますが、これには理由があります。
室内空間確保のため、背面にロープポイントがありまして、ここを強めに張ると屋根中央が凹みます。
この状態だと雨水も勝手に流れて、溜まりにくくなりますよ。
こちらの写真では後ろ方向のロープを、ゆるめにしていますので屋根も割とまっすぐです。
見栄えはこちらの方が良いですね。
屋根の上部両サイドにあるループにロープを付けて引っ張ることでも、まっすぐにできます。
前パネルは跳ね上げると大きなメッシュドアになっています。
ここは1枚ドア布を増やして、メッシュではない選択肢もあるとなお良かったですね。
冬に暖房を消して寝る時、閉め切って多少暖かくなりますので。
こんな小窓も付いています。もうお分かりですね!薪ストーブ用の小部屋になります。
煙突ポート用の布が付属。煙突の形に自分で切って使います。
今回はまだ寒くないので、薪ストーブを入れていませんでした。また実際に入れた時に更新します。
薪ストーブ部屋とメイン寝室の間は、開閉可能なメッシュ面です。
テントに常時通気ベンチレーターはありませんが、この側面と前面メッシュが実質的な常時通気ベンチレーターとなります。
ストーブを入れない時は、荷物置きに使えます。
寝る時に、サイトに出しっぱなしにしたくないアイテムをしまうのも良いですね。
私は寝る前に、クーラーボックスを入れました。
ストーブ部屋の反対側もドアがあり、テントに出入り可能です。
ひさしは小さめで、靴置きスペースもないですが。
ここのドアはクローズ、メッシュ、フルオープンと選択肢は多いです。
テント背面側、ひさしの下にあるベンチレーター。
ここは現行バージョンですと、内側に布が付いておりクローズが可能になっています。
暑い時は開放し涼しく、寒い時は閉めておくと空気が通り抜けないので、少し暖かく過ごせます。
室内の様子。ソロ推奨テントではありますが、2人でも使用可能。
幅64cmのワイドサイズインフレーターマットを2枚並べて敷いて眠ることができます。
登山用レギュラーサイズの52cm前後のマットでしたら、真ん中にミニテーブルを置くことも可能です。
冬キャンプで薪ストーブを使うなら2人よりも1人で、テーブルなど荷物すべてをテント内に展開して籠もるのが良さそうです。
暖かい時季は前面パネルを跳ね上げ、タープがわりにして過ごすことが多くなるでしょう。
普通の座高のイス(ヘリノックスチェアワン)を置いて座って、頭はギリギリ当たらないぐらいです。
ソロならタープ無しでも十分ですね。
POMOLY STOVEHUT 70 設営と撤収
設営手順
まずは設営手順のご紹介。上の写真ではテント本体の袋の上に、黒い袋のポール4本がくくってあります。
POMOLY STOVEHUT 70 は「ブッシュクラフトテント」でもあります。
ポールを木の枝やトレッキングポールで代用したり、ポールではなく木の枝に括ってぶら下げて使うこともできます。
今回の記事では、付属のポールを使う一般的な設営方法でいきますよ。
付属のペグはジュラルミン製で軽量な、それなりに使えるものが入っていました。
中国製テントでは珍しいですね。
即ゴミ箱行き、というパターンが多いのですがこれは使えます。
テントを袋から取り出して広げ、設置位置を決めます。
グランドシートはogawa ステイシーST-IIで使っている220×150cmがぴったりでしたので使いました。
POMOLY STOVEHUT 70専用品では、ストーブ部屋部分が耐火布製になっている商品がオプションとして販売されています。
続いてフロアの四隅を、角の直角を意識しながらペグダウン。
ワンポールテントを張った経験があれば、なんとなく分かるでしょう。
付属のポール4本のうち、テントのメインポールとなるものは両端にキャップが付いています。
全長125cmの3本継ぎ、テントの高さと同じです。
ファスナーを開けて、ポールを入れて立ち上げてしまいます。
左右方向に引張るため、薪ストーブ部屋の角もペグダウン。
位置は後で微調整すればいいので、ざっくり打って構いません。
反対側は上部のひさしに付いているロープを伸ばしてペグダウンします。
テントを適度に引っ張りテンションをかけながら、どんどんペグを打っていきます。
ピン張りの方が見た目は良いですが、布にダメージを与えない程度にしておきましょう。
縫製はけっこうしっかりしていました。
ペグは最低必要な本数が12本。後ろのひさしと三角布部分などは共通化できます。
前面を跳ね上げるともう2本、後ろを引っ張るなら1本追加と、設営スタイルによって増えます。
最大で18本です。少なくはないですが、耐風性が増すと思えばさほど苦にもならないでしょう。
自在は樹脂製でロープを貫通して使うタイプのもの。
名称は分かりませんが、山岳テントなどで採用されています。私のパンダライトもこのタイプ。
写真の向きの場合ですが、樹脂部分を引き上げると緩み、下げると締まります。
初見だと戸惑うかもしれませんが、すぐ慣れるはず。
冒頭にもちょっと書きましたが、自在でロープを短く調整してペグを打つと、スカートが無くても良い程度に地面とテントの隙間を減らせます。
こういった応用が効いて、使う人のアイディアとテクニック次第で色々な可能性を秘めたテントと言えます!
設営所要時間は、30分~1時間程度といったところです。
全くの初心者には難しいと思いますが、ワンポールテントなどを使った経験があれば問題なく建てられるでしょう!
撤収手順
撤収手順は基本的に設営の逆。
各部のロープをゆるめながらペグを抜き、ポールを抜いて、折りたたみます。
悩みそうな箇所として、折りたたみ方だけ説明しますね。
テント内側が重なるよう畳み、角と角を合わせて引っ張ります。
フロア部分は中に折り込んで、外にはみ出ないよう整形。
「四角くすること」を意識して畳んでいくという流れです。
両端を真ん中に向けて折り込みます。
やはり角が四角くなるように。
さらに両端を折り込み、長方形に。
収納袋の横幅より、少し短くなる程度にしたいところです。
もう1回折りましょう。
収納袋の幅より少し短い横幅の、細長い形になりました。
あとは屋根側から裾の方に空気を抜きながらクルクル巻いて、ロール状にします。
ロール状になると横幅が少し大きくなりがちですが、横幅を収納袋より小さめに畳んでいたのがここで生きてきます。
あとは袋をかぶせて終了です。ペグやロープ、ポールも忘れずに。
結露、乾燥について
今回は秋の草原サイトで一泊しましたが、テント内外に結露がけっこう発生。
これは環境要因で、前日まで雨で湿度が高かったためですね。
中に人がいなくても結露が出るほどでしたから。
特にこのテントが特別通気性が悪い、などという印象はありません。
冬に薪ストーブを使えば、乾燥するのでテント内側はよく乾くでしょう。
雨で濡れたまま持って帰っても、このサイズですと家で干すのが楽でした。
購入情報とまとめ
Amazonでポール4本付きが3万円前後で購入できます。
他のテントではあまり見ない、薪ストーブ専用の部屋を持つパップテント。
取り立ててマイナスな点は見当たらず、見た目が気に入れば買って損はないでしょう。
特に薪ストーブをたしなむ方にはおすすめです!
また冬に薪ストーブを入れた際、更新します。
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