水冷服 アイスマンPRO-X2でバイクの熱中症対策!
お盆休みも終わり、お仕事が始まった方も多いことでしょう。
私は会社勤めではなくお客さん次第な商売ですが、今週からゆっくり動き出している感じですね。
お盆前からずっと暑い日が続いておりますので、暑さ対策商品の紹介ですよ!
山真製鋸 Y’sGOD 水冷ベスト アイスマンPRO-X2

山真製鋸さんの水冷服、アイスマンPRO-X2です!
水冷服は現場作業をする方やバイク乗りにはおなじみですが、キャンパーだとあまり馴染みがないのではないでしょうか。
キャンプで暑い時は、そもそも標高が高い涼しい場所に行ったり、頭から水を被ったり、ポータブルエアコンで冷やしたりと金に糸目をつけなければどうにかなりますからね。
現場作業やバイクではそうはいかず、日陰もない屋外で長時間過ごすことを強いられます。
そんな過酷な環境で高い評価を得ているのが、このアイスマンなんですよ!

こちらが中身のアイスベスト本体。
一見するとリュックサックのよう。
水も冷却材も入っていない状態では軽量です。
全てセットしても、2kgもない程度なので余裕。

内側にチューブが配置されておりまして、この中を冷たい水が通っていくわけです。
チューブが青いバージョンと黒いバージョンが混じっているようで、私のは黒でした。

保冷剤となる「アイスチャージボトル5.0」が標準で1本付属します。
販売店舗の独自サービスで追加される場合があり、私もおまけで2本もらいました。
これ自体は単なる容器で、水道水を入れて凍らせて使います。
容量1000mlの氷柱を作るわけですから、普通の家庭用冷凍庫では完全に凍るまで丸1日以上かかるんですよね。私の家の場合、大体30~40時間ぐらい。
毎日使うのでしたら、ボトルは多めにあっても全然良いです。かなり冷凍庫の容量が圧迫されますがw

アイスチャージボトルに水以外、たとえばお茶やスポーツドリンクを入れて凍らせて、溶けたら飲んでしまうということもできます。
ただし写真のように飲み口は小さく、中を洗うのは困難です!
洗った後に乾かす時も、なかなか乾きません。強度を確保するため、中にリブがあるし。
衛生的にはやめておくか、口はつけずにコップに移し替えて飲むと良いでしょう。
あとはコンビニなどでも売っている、ペットボトル飲料を凍らせたやつを保冷剤に使うと万事解決。

アイスチャージボトルを専用品ではなく保冷剤で代用することもできます。
当ブログの読者様なら、保冷剤は売るほどもっているでしょう。
-16℃になる低温タイプより、凍る時間が速いタイプがいいかなと思います。
あくまでも私の使用環境の場合ですけどね。
保冷剤は色々試して追記します。
実際にアイスマンPRO-X2を使ってみる

アイスマンの中の青い水パックに、水200mlぐらいとチャージボトルを入れて、密閉して使います。
逆さにしても漏れません。
チャージボトルより体積が小さい保冷剤を使った場合、水は増やした方がいいのか?迷いますが、それほど気にしなくても良さそう。
最低200ml程度あれば循環してくれて、足りなくてもエアーを噛んでいても水は循環してくれます。
薄くて肌に密着しすぐ乾くコンプレッションウェアを着て、その上に着用するのが効果的です。
アイスマンの水パイプが結露して服も濡れるのですが、それが乾く時の気化熱でも涼しくなりますので。
乾きにくいコットンTシャツなどの上に着てしまうと、ずっと湿った状態で臭くなるでしょう。

気化熱と言えば空調服、ファン付きウェアと併用すると良いんじゃないか?と思われた方。大正解です!
むしろそれじゃないと効果が半減するのではないかと。
アイスベストで身体が直接冷やされる↓
アイスベストのパイプが結露してコンプレッションインナーが濡れる↓
空調服でインナーが乾かされる時に気化熱で冷える↓
人体が汗をかく前にこれが繰り返される。
もちろん水分補給はサボったらダメですが、とにかく空調服も一緒に使うことをおすすめします。
着用した瞬間から涼しくなり始め、効果は背中の氷が溶け切るまで続きます。
アイスチャージボトル5.0の場合、外気温35℃前後の環境で約2時間半ですね。
ぬるくなってきたら体感で分かりますので、背中の保冷剤を入れ替えることでまた冷たさが復活します。

前側はベルトの長さを調整して、脇の下を冷やすようにできます。
熱中症になった人を冷やす際、脇や首筋を冷やしますよね。それが常にできるのです。
バイクの時もこれがいいです。理由は後ほど。
ポンプの動作音はとても静かで、かすかにウゥゥーンと聴こえる程度。
まったく気にならないと言っていいです。
バッテリーとポンプについて

アイスマンPRO-X2には小さくて軽い専用バッテリーが1つ、標準で付属しています。
重さわずか133g。それでいて容量は5200mAh、そこそこあります。

バッテリーはポンプへの電源供給以外に、動作を制御する役割もあります。それ故の専用品。
モードが3種類選べます。
(1)連続 最大12時間
(2)20秒作動〜45秒停止 最大40時間
(3)20秒作動〜90秒停止 最大50時間
最大、というのはバッテリー満充電からの最大使用時間です。
連続運転の方がバッテリーは食うけど涼しいんじゃないか、と思うでしょう。
実はそうでもないんです!
氷と水が接触して冷やす時間を確保するために、間欠運転モードである程度ゆっくり滞留させる方が、身体で冷たい水を感じられます。
つまりモード(3)の「20秒作動~90秒停止」という、バッテリーを最も節約できる状態が一番涼しいことになるんですね。
ここで-16℃になるタイプの保冷剤などを使っていると、循環水が背中の水タンク部分で凍ってしまうと思われます。
もちろんそのうち溶けますが、循環水量が減ることで冷却効率は落ちてしまうんじゃないかと。これは試したわけじゃなく推測で。
モード(3)なら50時間使えるので、予備バッテリーも持たずに1泊2日運用できます。すばらしい。
バイクでも涼しくなるよ
バイクの場合、空調服は信号待ちでしか意味がないです。
走行風を通すメッシュジャケットとアイスマンを併用することで、十分な効果を得られます。
これで高速なんかを走っていると冷えすぎなぐらい冷えてきますので、腹巻きが欲しくなります。
一般道、下道は大丈夫。アイスマンがないと30℃以上ある日は走りたくないw

私が使っているコミネのプロテクトメッシュパーカー(フルメッシュ)の場合、重ね着すると少し窮屈なので背中プロテクターだけ抜きました。
アイスマンを脇下冷やし位置に調整すれば、胸プロテクターと干渉しません。
これで天国、快適です。下半身は暑い。
それでも暑さで倒れることはなくなります。汗の量も減って、頭がぼーっとする感じもありません。
ペルチェベストと水冷服どっちがいい?
水冷服とよく比較されるのが、ペルチェ素子を使うベスト。
商品によっても差はありますが、冷却力は水冷服の方が高いです。
ペルチェは排熱が発生するのも問題ですね。
動作音も水冷服の方が静かですが、空調服と合わせるとうるさくなります。
ペルチェは氷を用意するのが不要で、バッテリーさえ入れ替えれば使い続けられるというのがメリットです。手軽に運用しやすい。
水冷服は氷を用意するのが手間で、氷が溶けたらぬるくなるので替えの氷を確保しなくてはいけません。ただし冷却力は強い。
どちらが合うかは使い方によりますので、ご自身の環境に応じて選んでください。
まとめ・今のところ最強の熱中症対策
アイスマンPRO-X2は私が購入した時は楽天が最安値でしたが、Amazonでも安い時がありますね。
最安がベスト単体で12,000円ぐらい、予備ボトル付きで14,000円ぐらい。
チャージボトルおまけは、保冷剤を使うなら要らないです。用意する保冷剤のサイズには注意。
チャージボトル5.0のサイズが幅11㎝×高さ24cm×厚さ5㎝です。
幅13cm前後の保冷剤パックが多く、そのぐらいのサイズは1個なら入ります。
私がこれ用に用意した鹿番長のソフトタイプのこいつは、2個重ねて入ります。安くて再凍結が速いのでおすすめ。予備をたくさん用意しても安いです。
溶けるまでの持続時間は、チャージボトル5.0の方が体積が大きい分だけ少し長いかな?
現時点ではこれがバイク乗りの熱中症対策に最強、一番涼しくなると言えますので、夏でもバイクに乗りたい方はぜひ使ってみてください!
首を冷やすオプション部品も購入して到着待ちなので、そのうち第二弾記事があると思いますw
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