DOD タケノコテントの解剖!設営、耐候性編
奥様の何気なく放った言葉、「ぐらんぴんぐしてぇ」に対応すべく奔走するコーナーです。
できるだけ安い金額で実現するため、検討しているのがこれ。
DOD タケノコテント
気になる点などを、購入前に徹底調査していきます。
「買ってないくせにやたら詳しいブログ記事」を目指しますよ!
以前展示会で、現物を見ていてはいました。
この時はツールーム欲しい病が発病していたので、ワンルームのタケノコテントは特に買う検討はしておらず、ざっくりしか見ていませんでした。
「でかいテント」という印象しかなかったので、公式サイトや諸々の口コミ情報を確認しながら検証していきます。
タケノコテントミニはどうか
まずタケノコテントには、新発売のミニというバージョンもあります。
違うのはサイズ、価格だけですね。
テント DOD タケノコテントミニ T5-584-BG ベージュ/オレンジ 送料無料
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4人家族が寝るだけなら、ミニでも良いのですが。
「こんなん雑魚寝じゃろ。ぐらんぴんぐがしたいんじゃ」
とのお達しにて、早々にミニという選択肢は無くなりました。
確かにタケノコテントのキャッチフレーズでもある、
「ワンルーム」という新しいキャンプスタイル。食べるのも寝るのも同じ部屋で。
これはミニの快適人数ですと、2人ぐらいでしょうね。
設営・撤収の難易度
公式サイトに設営動画がありまして、おおまかな手順は分かりました。
- 最初に八角形のグラウンドシートを仮ペグダウン(位置決め)
- テントを広げ、グラウンドシートのペグを一旦抜いて、テントの裾と一緒に打っていく
- 壁の柱ポールを8本入れていく
- テント内にメインポールを立てる
- ガイロープを8本ペグダウンして、柱ポールを立てる
グラウンドシートは別売りですが、綺麗な八角形で張るには必須じゃないかと思われます。
ブルーシートで作ればもっと安くあがりますが、八角形に折ったりする手間を考えたら、私は買います。
4と5のポールを立てる手順ですが、取扱説明書ではメインが先、動画だと壁面のポールが先になっていますので、どちらでも大丈夫です。
つまり、「壁面だけである程度自立する」ということですね。
後ほど耐風性の考察部分で、このメリットについて触れていきます。
ちなみにメインポールを後にした方が、より少ない力で建てられるでしょう。
撤収については公式な情報はありませんでしたが、Youtubeに動画を上げている方がいらっしゃいました。
この方は一人で設営、撤収していたので大丈夫そうですね。
詳しくは購入した時に、更新します。
設営スピードに関しては、現在のサーカス440よりペグ本数が少なく、速くできそうです。
雨への耐性
カタログ値では、耐水圧はこうなっています。
- 屋根 350mm
- 壁 2000mm
- フロア 5000mm
屋根の350mmは大雨だと浸水するじゃねーかちきしょうめ、と思いがちですがちょっと待って下さい。
DODさんの公式サイトに、こんな記述があります。
本製品に使用されているポリコットン生地は、防水コーティングされたポリエステル生地などとは異なり、水分を吸収した際に綿素材が膨張し、雨漏りを防ぐ構造です。そのため、張り方が弱いときや、長時間の雨に濡れた際には内部に雨漏りする場合があります。また、濡れたまま保管をすると科学繊維に比べてカビが生じやすいためご注意ください。
綿素材が膨張し、繊維の目が詰まることで水分を通さなくなるという。
とはいえ張り方や長い時間濡れ続けた場合は弱くもなるよ、と。
実際に口コミなどを見ておりますと、普通の雨なら大丈夫なようです。
家に持ち帰って乾かすのが大変なので、基本的に晴天用と割り切った運用の方が良いですね。
窓の上にひさしがあるので、雨天でも風が弱い時なら窓を少し開けての換気はできそうです。
上の画像で、出入り口がカーテンのようになっているのは靴置きスペースです。
ポールを入れて、ハネ上げもできます。
これも嬉しい機能ですね。
実際に雨が降っている時は、もっと下げた方が雨の吹き込みは少なくなるでしょう。
天井ベンチレーションは4つありまして、閉じません。
雨の設営時にメインポールを立てるのを後回しにしていると、中央が下がるので雨が流れ込みます。
これは壁面のポールから立てていくようにするしかないですね。
メインポールを立ててしまえば、よほどの風じゃない限りは吹き込むことは無いんじゃないかと。
耐風性
キャンプにおいて雨以上に脅威となるのが、風です。
雨なら荷物が濡れるぐらいで済みますけど、強風ではテントが吹っ飛んだり壊れたりしますので。
雨と風のコンボは最悪ですね。
タケノコテントの商品紹介には、台風並の強風にも耐えられるテストをしていると記載されています。
台風並みの風速基準10等級(24.5~28.4m/s)の環境下でテストを行いクリアしています。通常のオートキャンプに求められる耐風性を十分に備えています。
※実際に台風などの安全上のリスクが想定されるような環境では使用しないでください。
※テントが破損する前にペグが抜ける可能性が高いため、強風時は30cm以上のペグ使用をおすすめします。
先に述べた、壁の柱だけで自立する構造を見ますと本当に耐えられそうです。
もし強い横風が吹いてきたとして、1~2本のポールに力が集中すると危険なんですが、この形なら周囲の柱3~4本とメインの1本に分散します。
テント生地はかなりバサバサするでしょうが、ポールが折れることは考えにくいですね。
屋根のひさし部分の中間にもループがあるので、強風時にはロープを追加できます。
これによってさらに風の力を分散できる、うれしい仕様ですね。
さらに、スカートにもペグダウンできるハトメがあります。
2018.9.9追記
実際に購入してみた結果、最新モデルにはスカートのハトメはございませんでした。
旧モデルの情報になります。
ハトメの直径などは分かりませんので、鍛造ペグが入るかどうかは不明。
スカートが浮かないようにするなら、それほど長いペグじゃなくても良さそうです。
風が強い時の備えは、テントとしては万全ですね。
少し長くなってきましたので、冬の暖房などの考察は後編に続きます!
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