パンダライトのインナーテントをスタンダード化し冬対応させる作戦
冬が~始まるよぉ~!
唐突な槇原敬之から始まった今回は、キャンプの冬準備。
それも徒歩キャンプを想定した、テントの冬対応です。
先日購入したニーモのアトムオズモ2Pですが、ソロならいいのですが親子で行く場合あれに2人は狭いです。
子供が小さい頃ならまだしも、私と同じサイズ感あるので。
もう1つアトムを買えるほど富豪でもないので、今あるテント・テンマクデザインのパンダライトを冬対応にします!
パンダライトで冬の寒さに耐える方法2選
まずパンダライトを冬に対応させるには、2種類の方法があります。
- インナーテントをフルメッシュじゃないものにする
- フライシートにスカートを付ける
テンマクデザインのパンダシリーズでは付属のインナーテントがことごとくフルメッシュ。基本的に3シーズン用です。
壁面が布のスタンダードインナーは別売ですが、パンダライトのみ待っていても発売されません。
おそらく今後販売されることもないでしょう。
フライシートへのスカート装着ですが、良い感じの布をミシンで縫い付ける作業が必要になります。
または、マジックテープなどを裾とスカート両方に付けて、脱着式にするなどですね。
パンダライトだと重いシートではなく、軽い布がいいでしょうね。
ファブリック(布)インナーとスカートの両方やると耐寒効果はより高くなりますが、パンダライトの軽量思想からすると逆行しますね。
北海道・東北以南の日本の冬ですと、どちらか一方だけで大丈夫でしょう。
パンダのスタンダードインナーをパンダライトに付ける
パンダのスタンダードインナーDX(タテ・ヨコどちらにも設置できる)が廃盤特価だったのでポチ。
サイズはパンダライトのメッシュインナーと同じですが、フライシートとの接続がバックル式なので、パンダライトのトグル式とはそのままでは合体不可。そこさえ解決すればどうにかなります。
こちらがそのバックル。スタンダードインナーの底四隅とてっぺん、合計5個あります。
パンダと共用する予定はないので、ニッパーで破壊して取りました。
壊すのはバックルだけで、ベルトは切らないでください。
代わりに付けたのは、こちらのレバー付きナスカン。ニッケル製ですが軽く、耐荷重15kg。
O型、D型のリング、カラビナ、なんでもいいんですけどね。
ナスカンだけだと張り調整ができません。
ベルトの長さを調節できるものが必要です。
こちらのYKKアジャスターを使って、長さを調節できるようにします。
幅20mm用。
ナスカンは一旦外しておいて、ベルトを折ります。
折った部分を先頭に、アジャスターに通していきます。
長さ調節できるループができました。
このループ部分にナスカンを付けますが、このままでは通りません。
ベルト端の返し縫いをほどけばアジャスター取り付け途中にいけますが、面倒くさいですよね。
ナスカンの真ん中をニッパーで切断して、隙間を作ります。
失われる耐荷重15kg。おそらく5kgぐらいは残るでしょう。
真ん中にベルトが通るスリットができました。
真ん中じゃなく端を切ると抜けます。
ベルトのループ部分を、ナスカンの隙間に端から通していきます。
完成です。これをあと4回繰り返してください。
ニッパーさえあれば簡単にできます。
パンダライトへの装着テスト
屋上サイトで試してみます!
風が強いので重石がすぐに動き、苦戦しました。
設営は普通に、フライシートを先に張ります。
フライシート側にあるトグルを、スタンダードインナーに付けたナスカンで引っ掛けていきます。
特に難しいことはありません。
長さの調整は標準メッシュインナーより若干やりづらいので、一度しっかり設営して長さが決まったらそのままにしておくといいですね。
このアジャスターの使い方ですと、長さが意図せず勝手には変わりにくいです。
屋根部分はフライ側がリングになっていますが、ナスカンで引っ掛けるだけです。
ここも長さ調節は初回にやって、そのままにしておくと楽でしょう。
屋上ではペグが打てずピン張りできないので、装着できるかのテストだけです。
たるみはすごいですが装着自体は問題なさそうなので、フィールドで本番ですね!
また本番後に写真を更新します。それまでこのダルダル写真がサムネになるという苦しみ。
パンダライトはインナーを付けたまま畳めるという特徴がありますが、スタンダードインナーになると収納袋にギリギリです。
時間はちょっとかかりましたが、入りました。
別々の収納袋にしまったほうが速いでしょう。
フライシートとインナーを分離する時間の方が、収納袋に入るよう頑張る時間より短いはずですw
重量は2倍、暖かさは2倍以上のはず
パンダライトのメッシュインナーの重量498gに対し、スタンダードインナーDXの重量は約940g。ナスカン5個の分、950gほどになっているはず。だいたい2倍です。
しかしスタンダードインナーは寒い時に閉め切って風を防ぎ、体温で温められるので暖かいです。たぶん2倍以上には。
外気温1℃の時にメッシュインナー内は2~3℃ぐらい、スタンダードインナーなら4~5℃ぐらいになることが期待できます。ちゃんと測ったわけではなく経験則で。
暖かい寝袋とマットを使えばメッシュでも死にはせず大丈夫なんですけど、インナーテントでも調整できる余裕があると、寝袋チョイスをミスしたとしてもリカバリーしやすいという利点があるのです。
今回はフライシート側の加工は一切しておりませんので、7月~9月はメッシュインナー。他はスタンダードインナーDXと、使い分けていくつもりですよ!
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