CT125にタナックス スマートライドモニター AIO-5 Lite 取り付け
年末が近づき、慌ただしくなってきました。
来週あたりキャンプに行きたいところですが、まだ未定です。
さて本日は、新たにCT125ハンターカブに取り付けた電装品のお話。
本来順番的にはボアアップの方が先なんですが、今回紹介するのは発売されたばかりの製品で、情報を求めている人は多いんじゃないかと思いまして。
今回は開封~取り付けについてです。
タナックス スマートライドモニター AIO-5 Lite
バイク用品の日本メーカー、タナックスさんのスマートライドモニター AIO-5 Liteです!
中国メーカー製のスマートモニターは最近ちらほら見かけますが、国内メーカーから発売されるのは初だと思います。
タナックスで製造しているわけではなく、製造は中国のCHIGEEです。ちげーでいいのかな?
違ったらちげーよって教えてください。
国内企業が販売する=国内企業のサポートが受けられるということですから、意味は大いにありますね。
この製品のウリとして、CarPlayやAndoroid Autoのスマートモニターになる以外に、前後ドライブレコーダーも付いているということが大きいです。
私もつけなきゃな~と思いつつ、3年の月日が流れ去りましたから。
逆に既にドラレコを付けている人は、購入をためらってしまうかもしれませんね。
なかなか良いお値段します!
ドラレコとスマートモニター両方セットで信頼の国内メーカー品ですから、妥当と言えば妥当な金額。
ドラレコある人向けにモニター機能だけに絞った廉価版も、そのうち出るかもしれませんね。
カメラを使うBSD機能が無いなど、似て異なるモノになるでしょうけど。
箱をオープン。上がスマートモニター本体で、下2つがキャメラです。
付属品は箱の下に収まっています。
付属品は上段左から順に、取り付けアーム、電源ケーブル、GPSケーブル、Micro SDカード32GB。
下段左から結束バンド&割り込みエレクトロタップ、マウント時のスペーサー、ステッカー類、トルクスレンチ&ドライバー。
マニュアル類は3枚、クイックスタートガイドとアップデート方法、取扱説明書。
ネットでも公開されています。タナックス公式製品情報
前後のカメラ。ケーブル長が違います。
樹脂製マウントステーが付属。
ステーと同じ位置にビス穴が開けられた両面テープも付属。
この両面テープで取り付けるなら、別途ステーなど購入しなくてもすぐ付けられます。
ステーの台座サイズはおおよそ40×30mm。
私は別にステーを購入したので、このステーは使っていません。
テープよりビスやボルトで固定したいので...
他に取り付けるものとして、GPSのセンサー。
サイズ27.8×27.8mmで、これも外に露出させます。
こっちはビス穴は無いので、付属の両面テープで貼るしかないですね。
スマートモニター本体の裏側。
17mmぐらいのボールマウントが出荷時から付けられています。
他社製マウントが使えるかは未検証。
本体下部の、Micro SDカードスロットとUSB Type-Cポート。
Micro SDカードはドラレコの映像記録、USBは何に使うのか不明。
普段は防水カバーで閉じられています。
本体上部の操作ボタン。
左からホーム、リンク、ドラレコ、ロック。
どれが何の意味かは、取扱説明書2を参照。
電源配線
こちらがスマートライドモニターに付属する電源ケーブルの端子です。
左から順に黄色ACC電源、黒バッテリーマイナス端子、赤バッテリープラス端子、赤スマートライドモニター本体に繋がります。
何はなくともACCの取り出し。
付属のエレクトロタップを使ってもいいのですが、ヒューズ電源を使いました。
エーモンのE511です。
ヒューズボックスは、このバッテリーカバーの裏側にあります。
まずはバッテリーカバーを、六角ビス2本取り外し。
この2本は見た目でいけるはず。ビスを車体内部に落とさないよう、注意して取り外します。
もしここでつまづくようであれば、この先さらにハマると思うので今すぐカバーを閉めてバイク屋さんにお願いしてください!
まだまだ先は長いので、いつまで経っても乗れなくなります。私のようにw
バッテリー端子を、先にマイナスを外し。
続いてプラスを外します。
外した端子が再びバッテリー端子に接触しないよう、養生テープなどで車体に貼っておいてください。
ちなみに今回バッテリーも交換したので、途中から外観が変わっていますが気にしないでください。
そのうち別記事で紹介しますw
バッテリーカバーを裏返し、爪で引っかかっているヒューズボックスを持ち上げます。
ヒューズボックスをご開帳。
開けたフタの裏側に、何のヒューズか書いてあります。
今回は上から2番目の、「10A ABS SUB」からACC電源を取ることに。
ヒューズをラジオペンチなどで引き抜きます。
外したヒューズは予備にしましょう。
エーモンのミニ平型ヒューズ電源を挿し込み。
テスターをヒューズを外した端子に挿しこみ、バッテリーを接続してキーをONにした時に電気が来る方に赤い線が来るよう挿します。
逆でも通電はしますが、ヒューズが切れても電流を遮断できないよ、ということになりますね。
ヒューズボックスのフタにはニッパーで切れ込みを入れて、線を外に出せるようにしておきました。
スマートライドモニター電源ケーブルの黄色い線に、ギボシオス端子を圧着取り付け。
端子と電工ペンチが必要になります。
エーモンの平型ヒューズ電源と黄色い線を接続、ギボシ端子のカバーで覆います。
外した時とは逆に、先に赤いプラス端子。続いてマイナス端子に、スマートモニターの電源ケーブルと車体のメイン配線を繋いでいきます。
スマートライドモニター本体を接続し、キーをONにして通電確認。
カメラ、GPSは繋がなくても良いです。
無事通電が確認できたら先に進みます。
フロントカメラ取り付け
まず前側、フロントカメラ。
風防のステー、フロントキャリア、ホーンのステーなど選択肢が多くて迷いましたが、最終的には写真の通りホーンの右側位置になりました。
ステーはポッシュのこちら。
標準のカメラ台はビス穴4つで合わないので、追加で次の金具も。
これはリヤ用でも使いますので、2個購入。
これらを組み合わせたものが、こちら。
ビスはポッシュのステーに付いてきます。
カメラの角度固定ビスはタナックス付属品をそのまま流用。
カメラのステー中心部は隙間が見えています。
このままだと締め付けた時に締まりすぎて割れちゃう恐れがあるので、3mmスペーサーを噛ませました。
本締めの際は順番が大事でして、ステーの片側、角度固定、反対のステーと順番に締めないと角度固定が最後まで締まらずユルユルでした。
リアカメラ取り付け
リアカメラはこの位置。ナンバー右上です。
特にこだわりは無く、NAPSの店頭であったステーがこれだったというだけw
ナンバープレートと共締めします。
マフラーのバックファイアが気になる方は左用を購入すれば良いでしょう。
左でもサイドバッグとは干渉しないはず。
まずはリアキャリアを外しました!
「まずは」と一言で語れるほど簡単でもないですが、それほど難しくもないです。
上からのボルト2本を外し、リアサス上部のボルト2本を緩めると斜めに引き抜けるようになります。
タンク上のカバーも外します。
ボルトが上と車体右で2本、プッシュロックも2本。
リアカメラ配線はフェンダー上にクランプシールで貼り付けました。
リアキャリアで隠れるので、いいかなーと。
小型キャリアにしている人は、ストップランプ横あたりから裏を通すと良いでしょう。
この写真だとリアフェンダー左隅を通っていますが、最終的にこれは変えました。
先ほど外したタンク上カバーに、ちょうど配線が通る謎の突起があるんですよね。
タンク上カバーを裏から見たところです。
溝部分にカメラ配線がぴったりハマります。
圧迫されて断線しないよう、少しヤスリで削りました。
あまり削りすぎても水が入ったりするかも。
オレンジ色で示したルートで、車体前方へ引き回していきます。
GPS取り付け
GPSアンテナの取り付け。私はデイトナの風防ステーに平面部があるので、そこに両面テープで貼り付けました。
付けられる平面部が無ければ、ETC用ステーを使ってハンドルやミラーに付けるなどでしょう。
サイズも小さいですし、どこかにはどうにか付くはずw
本体マウント、配線集約
スマートライドモニター本体ですが、デイトナ風防についている22Φマウントバーに付けました。
今後位置は変えるかもしれません。けっこう振動するんですよね。
スマホのようにカメラが無いので振動で壊れたりはしないのですが、地図なんかもブレて見にくくなるので。
本体から出ているケーブルは全部で4本。
上からキャップが付いたGPS、黄色いカメラ、赤い電源、黄色いカメラ。
カメラ用ケーブルにはFフロント、Bバックの表記あり。
通常ならフレーム内部に全て入れて結線してまとめますが、既に色々なオプションが付いているので狭いんですよね。
フロントカメラとGPSは明らかに遠回りになりますし。
なので今回は、カバー外のフロントキャリアで結線して集約します。
フレーム左からフロントに回してきました。フロントもけっこう線だらけですね。
オプションの電源を付ける穴、こいつの中を通してフロントキャリア下に持ってきます。
後ほど新車時に付いている目隠しブッシュに穴を開けて、通しておきました。
こちらはホームセンターで買ってきた金具類。
これを組み合わせまして~。
ケーブルトレー的なものを作成。
こんなの外に見えたら格好悪いですね。
見せたくないものはフロントキャリアの天板の下に収めます!
よく見れば分かってしまいますが、覗きこむ奴がいたら見えないようハイビームにしてやりましょう。
灯火機器、保安部品との干渉も無いです。
水平ではなく、雨水が溜まらずに流れ落ちるよう若干角度を付けて固定しています。
キャンプ知識がここで生きるとは。
最後の配線処理は結束バンドでキャリア天板ごと縛りつけ。
長い耐候結束バンドが無かったので仮留めです。
本体が車両カウル内側ではなく外に出るので、ドラレコ本体をしまうスペースが無くて諦めていた人も付けられるでしょうね!
ひとまずはこれで完成としまして、実使用レビューは近日公開します。
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