CT125 ハンターカブのドライブスプロケットとカバー交換
早いもので、もう5月も終わりそうです!
梅雨入り前にもう1回はキャンプツーリング行っておきたいんですけどね~、行けるかどうか。
さて今回はバイク関連記事、それもスプロケット交換というちょっとニッチな内容です。
カブなど4ストミニでは割とポピュラーなカスタムだとは思います。
ドライブ(フロント)スプロケットを交換する意味とは
今回交換するパーツは、ZETAのドライブカバーとSP武川のドライブ(フロント)スプロケット15T。
CT125のドライブスプロケットは、純正ですと14Tです。
フロントはJA55、JA65とも共通。(リアは39Tと38Tで年式差異あり)
ドライブスプロケットを1丁上げるというのは、どういうことなのか。
加速力・トルクが減る代わりに、最高速重視のギア比になります。
もっと最高速重視にするならもう1丁上げて16Tぐらいにして、リヤ側のドリブンスプロケットの丁数も小さく下げる必要があります。
しかしあまり最高速重視にしすぎても、キャンプ荷物を積んで坂道が登れなくなったら嫌ですからね。
今回はお試し的にフロント1丁だけ上げてみて、様子を見てみました。
交換手順
ドライブスプロケット交換
交換はそれほど簡単ではなく、かといって難しいというほどでもないです。
まずはセンタースタンドをかけてリヤアクスルシャフトを緩め、チェーンがたるんだ状態にします。
フロント側はこのHONDAロゴカバーの奥。
右の黒いの(ピボットカバー)も邪魔だったら外してください。
ソケットレンチでカバーを外します。
ボルトは2本。
スプロケットが露出しますので、留めているボルト2本を外します。
ここもソケットレンチ。
スプロケットを抑えている金具を手前側に引き抜きます。
汚れているのでパーツクリーナーで清掃しておきます。
黒いカバーも外しました。これもボルト2本。
スイングアームを固定するボルトになっています。
スイングアームをビニールで養生して、チェーンを外します。
チェーンは地面に垂れないよう、養生部分に引っ掛けておきました。
外した純正の14Tスプロケット。歯は生きていますので、清掃して捨てずにとっておきますよ。
もしかしたら戻すこともあるかもしれませんので。
スプロケットが付いていた軸側も、若干の茶色汚れが見えるのでパーツクリーナーで掃除。
その後はサビ防止の目的で、シリコングリスの付いたウエスでフキフキ。
べったりグリスを付けると逆に汚くなるので、ごく薄くで。
新品の15Tスプロケットを取り付け。
軸側奥の凸にスプロケット内側の凹が引っかかるように入れます。まだボルトで固定はしません。
ちなみにSP武川のスプロケットですが、取り付け向きが写真のように段が外側だとJA55。段が内側だとJA65に対応します。説明書にも書いてありますので、向きを間違えないよう注意です。
チェーンを引っ掛け、スプロケットの歯に噛ませます。
本来はチェーンとスプロケット同時交換が望ましいようですが、私は明らかに消耗していない限りあまり気にしていません。
消耗しての交換作業ではなく、カスタム目的ですし。
元の留め具でボルト留め。締め付けトルクは12N・mです。
外装は適当にいくことも多々ありますが、こういう駆動部分のトルクは守ります。
あとはチェーンを張って、交換作業終了。
特に難しくなさそうでしょう?実際それほどでもないです。
チェーンの張り調整などがあるので、10分とかではできないですね。
ドライブカバー交換
写真は純正フロントスプロケットカバーの内側。
銀色のチェーンガイドがありまして、これは流用しようかと思っていました。
爪のようなポッチ2点で引っかかっているだけですので、引っ張れば外れます。
ZETAのカバーと合わせてみます。
位置合わせだけですね。
はい問題発生。クリアランスが全然ありません!
写真はチェーンとガイドが接触状態なんですが、ネジ穴を見ると1~2mmしか余裕がなく。
何かの拍子に当たられても困るので、ガイドもワイドタイプに交換することにします。
馴染みの商店Amazonさんに注文して、翌日到着。
キタコのワイドチェーンガイドプレート。
純正品との比較。全然違いますね!
丁数を上げる際には注意しないといけませんね。
外しちゃっても普通に走れますけどw
チェーンが外れた時にエンジン側のダメージを防ぐためのもの、だったはず。
やっと取り付け。スプロケットが目視しやすく、注油もしやすいですね!
ZETAなので泥だらけになるオフ車のような使い方も想定しており、掃除しやすさを重視しているんじゃないですかね。知らんけど。
写真では付いていない、スイングアームの黒いピボットカバーも忘れずに。
少し離れちゃうと、全く分からないレベル。
サイゼリヤの間違い探しを解ける人なら気付くでしょうけど、普段からハンターカブに乗っている人じゃなければ気づかないでしょうw
黒い部分が増えて、少し締まった印象に近づきます。
スプロケット交換の効果は?
交換後、キャンプツーリングに行ったりなんだり含め1000kmぐらい走ってみて。
タコメーターは昨年から注文しているんですけど全然来ないので、何千回転でどうなったかが言えないのですが体感で感想をw
実際フロント1丁上げだけですと微々たる変化でして、ABSの速度パルス補正も不要。ABSエラーは出ません。
発進加速、キャンプ荷物をたくさん積んでの登り坂も、普通に行けました。
ボアアップも多少は関係しているかもしれませんけど、14Tとそれほど変わらないですね。
エンジンブレーキの効き方が少し弱くなり、2速から1速に落とした時などが顕著です。
一般道ではこれでまったく不満ないのですが、高速道路走行を考えるとリアの丁数を下げてもう少しだけ最高速寄りのギア比でもいいかな?と思います。
そうなるとおそらく速度センサー差異が出て、補正しエラー解消するための追加パーツが増えることに。
スプロケットとセンサー補正パーツで10,000円~22,000円ぐらいですね。
今回使ったドライブスプロケットはこちら。
オフロードをどの程度走るかで決めると良いでしょう。
私はほとんど走らずせいぜいキャンプ場の通路、ただし荷物はいっぱい積むので15Tがベストのようで。
フロント16Tには今後もしないはず。
ZETAのドライブガードはこちら。
Amazonが少し安いです。
23年式JA65の方は型番が変わりZE80-9330、Amazonなら同じページで選べます。
ギア比をいじって自分に最適なセッティングを探るのは、子供の頃にやってたミニ四駆のような楽しさがありますね!
いつやるかは未定ですがリア側もやると思いますので、その時はまた更新します。
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