CT125ハンターカブに自作タンデムバックレストを取り付け
CT125ハンターカブ、以前の記事で2人乗り用ピリオンシートはご紹介しました。
関連記事:CT125ハンターカブのタンデム事情とピリオンシート取付
この記事でも触れておりますが、ハンターカブは長時間タンデム走行にあまり向いていない感じです。
そもそも小さいカブ系は大体が長時間タンデムに向いていないとも言えまして、向いているバイクは...
ゴールドウイングとかw
うちの駐車事情ではまず無理ですが。
ゴールドウイング級は無理だとしても、少しでもタンデムライダーが快適になるように!
今回バックレストを取り付けることにしました。
CT125専用の市販品は今のところない
CT125専用のタンデムバックレストは、記事執筆時点ではどこのパーツメーカーも出していません。
写真は汎用バックレストを試しに置いてみたところです。
ちょっと低いですが、お尻の後方への滑りぐらいは押さえてくれそうです。
Amazonで買った中国製品です。
ステー部分は金属ですが、後ろの部分がグレーのプラスチックです。
スクーターなどには良さそうですけど、CT125に付けるとあまり似合うとは言えません。
取り付けはアングルと長いボルトで割と簡単にいけそうですけど。
ヤザキイレクターでバックレストを自作する
合うのが無いなら作ってしまえ、ということで自作することにしました。
先に完成写真をお見せします。
べべんっ!(ワンピース風)
リアキャリア後方にそそり立つ、アーチ型のパイプです。
作り方はこの後から。
使用したのはDIYのお友達、矢崎化工のイレクターパイプ Φ28。
カーブしているのは特殊曲げオーダー品で、あとは普通に売っているもの。
矢崎化工のWEBサイトよりオーダーできます。
ハンターカブのキャリア横幅に合わせて、
両曲げ W1:400mm R1:150mm H1:300mm H2:300mm R2:150mm
という寸法でオーダー。
金具の幅を考えていなかったので、少し大きめでした。
W1はもう2mm短く、398mmでも良かったかも。
ジョイント金具はメタルジョイント。
接着式の方が安いですが、付ける時はよくても外す時に苦労します。
強度もメタルの方が強いと思いますね。
今回はこれを8個使いました。
既成品のパイプは長さが決まっているので、パイプカッターで切ります。
締めて回して、また少し締めてと繰り返し。
切れたところはバリがあるので、ヤスリがけしておきましょう。
今回の組み方ではメタルジョイントの中になるので、別にしなくても大丈夫そうですが。
背もたれ部分はこんな感じに組みます。
(仮組みです。本組み時はパイプ保護クッションを通しました)
車両に仮組みして寸法を見ます。
背もたれを後ろの棒で保持する感じですよ。
純正キャリアは20mmの角パイプです。
イレクターはΦ28mmなので、隙間ができますね。
隙間をこれで埋めます。
ホームセンターで買った1.5mm厚の滑り止めシート。
メタルジョイントと同じ幅に切りまして~。
両面テープでキャリアに貼り付けます。
1周ではゆるく、この上からもう1周巻いて2周にしました。
ジョイントを締め込むと、クッションが潰れて安定します。
1.5mm厚を2周じゃなく3mmでもいいんじゃないか、と思いますが試していませんので分かりませんw
パイプの一番上、背中に当たる部分にはスポンジクッションを取り付けました。
商品はこちら。
適当な長さに切って、組付け前にパイプに通しています。
正直スポンジが無い方がかっこいいですね。
真横から。Φ28mmもの太さのパイプは、体重をかけても曲がる気配は皆無。
強度はかなりありますね。
さすがにゴールドウイングの乗り心地には遠く及びませんが、後ろにしっかりした背もたれがあるだけでも安心感がありますね。
スポンジクッションはあっても無くてもあまり変わらないかもw
長時間乗った時には変わることでしょう。
このへんの汎用バックレストを付けることも考えましたが、厚みが4~4.5cmあるんですよね。
今回のバックレストを付けたタンデムスペースはちょっと狭めで、大人だと窮屈な感じなんです。
背もたれに厚みがあることでさらに狭くなるので、とりあえずはスポンジでいきます。
SP武川のピリオンシートとの相性は良いと思います。
バックレストが付いたままでも、シートのみ付け外しが可能。
キャンプツーリングに使っていたプラノのフィールドトランクボックスとは合いません。
ピリオンシートを付けたまま載せると、なんとか載りました。
ただしライダーの背中にボックスが当たります。
短時間なら我慢できますが、キャンプツーリングの長時間運転だときつくなりますね。
キャンプツーリングに行くたびにバックレストを毎回取り外すのは、できなくはないけど面倒です。
外すだけでも10分ぐらいはかかりますし、パイプのクッションも潰れてしまうので貼り直すことになりますので。
付けたまま積載できる仕組みを考えます。
後ろの突っ張り部分はデッドスペースになるかと思いきや、ポールなどの長物が入ります。
細いものならテントやシュラフなんかも入るかと。
もちろんしっかり縛りつけないと落ちます。
ひとまずバックレストとしては完成としまして、キャンプ荷物の積載についてはまた別の記事で!
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