安全第一の純正オプション!SOTO ミニマルワークトップのレビュー
西日本では梅雨入りし、関東でも線状降水帯に伴う大雨が振ることがちらほら。
キャンプ予定を立てにくい時期ですね~。
さて本日レビューするキャンプ道具は、SOTOのシングルバーナーのオプション品、ミニマルワークトップです。
対応するバーナーは先日CAMP HACK記事で取り上げた、SOTOのST-310。
関連記事:発売から15年。SOTO「ST-310」がベストセラーになるまで【勝手にレジェンドギア表彰】
それと私が使っている、後発のST-340 Range。
関連記事:最強装備候補。SOTO レギュレーターストーブ ST-340 Range レビュー
もともと他のメーカーなどから、似たような商品はあったんですよね。
モノによって安全性が担保されていないようなクソ商品もあり、そういった現状に対してSOTOがメーカーとしてやったのは「自分らで作った確実な商品を出すこと」でした。
(このあたりの開発経緯はCAMP HACKの取材で聴いたんですけどね)
メーカー純正オプションのミニマルワークトップ、どんなもんかさっそく見ていきましょう!
ミニマルワークトップ詳細レビュー
まずミニマルワークトップとは何か?を説明しましょう。
上の写真でバーナーを覆うようにセットされたミニテーブル的なものです。
使うメリットは次の通り。
・CBガス缶の上のデッドスペースを無くしてテーブル化できる
・テーブルとCBガス缶への輻射熱を遮断できる
・調理中の吹きこぼれや油ハネなどを多少受け止められる
・別売純正オプションのミニマルクッカーなどと合わせてシステム化できる
やろうと思えばテーブルはこのミニマルワークトップだけでキャンプすることも可能。
それはミニマル(必要最小限)の極みな気がしますね!
本当のミニマリストはガスバーナーなど持たないのではないかと思われますが、そこは気にせず進めます。
薄い収納袋が付属。クッション性などはないですが、何も付いてこないより全然マシです。
収納サイズは幅300×奥行153×高さ33mmで、重量は約600gです。
ミニテーブルとして考えた場合、重さ600gは決してミニマムではないですね。
袋から出しました。これが最小状態。
ここから組み立てていきましょう。
ミニマルワークトップを構成するパーツは5点。
真ん中のテーブル部分と足パーツがアルミニウムで、他は耐熱性の高いステンレス。
まずはアルミ板の足の溝に、横長ステンレス棒フレームの短く折れた部分を差し込みます。
足の溝は2つありますが、外側の溝にしか入りません。
ステンレスフレームの長い方に、テーブル天板を差し込みます。
自然に止まる位置まで押し込みましょう。
テーブル天板の反対側に、ステンレス棒の足を差し込みます。
天板にSOTOロゴのある方が外側。
SOTOはソト、わかりやすい!
ゴトクが入る形に切られたステンレス板を、フレームに上からパチンとはめこみます。
パチンと感触があるまで押し込みましょう。
テーブル天板に引っかかる場合、天板を少し外側にスライドして逃してください。
天板をバーナー側にスライドして、汁受けとの隙間を埋めたらできあがり。
この天板がスライドして抜けてしまって外れやすいという話があったようで、2023年夏からはストッパー付きのものが販売されています。
私が使っているのもストッパーなしで、型番はST-3107。5,940円。
ストッパー付きはST-3401になり、標準価格が6,490円に。
裏側から足が広がらないよう、黒いやつをパチンとはめて使います。
このストッパーは無いよりあった方がいいですね。
片手で組み立て後のミニマルワークトップを持ち運ぶ時に、持つ位置次第で外れてしまうのを防げます。
常に注意を払って両手で持ち運ぶなら無くても大丈夫。
すでにストッパーなしのST-3107を買っちまってるよ~という方は、ストッパー単品を550円で購入することが可能です。
今は上のリンクの公式オンラインストアだけの販売のようですね。
送料が550円かかるようですので、私も他の何かを買う時に合わせて注文したいと思います。
それまでは気をつけて持ち運びますw
バーナーとの連結は、ミニマルワークトップを上からかぶせるだけ。
かぶせた後にロックなどはありません。
バーナーとミニマルワークトップは疑似合体、それぞれ独立した状態です。
これは突風に煽られた時ですとか、誤って蹴飛ばした時のことを考えてあえてそういう仕様なんでしょうね。
バーナーはタテ向きでもセットできます。
点火スイッチと火力レバー操作はヨコセットよりもやりやすいですが、テーブル上の専有面積は増えます。
これは使う方のお好み次第。
ヨコでも普通に目視しながら点火と火力調整はできるので、私はヨコで使うと思います。
バーナーをテーブルに置かず、地面に直置きするならタテでもいいかな。
本来デッドスペースになるガス缶の真上も、物が置けます。
元から大きなテーブルを使っているならどうでもいいことですが、ソロキャンパーだとテーブルも狭いことが多いのではないでしょうか。
テーブルが無く地面に置いている場合も、コップや皿なんかを置きやすいフラットな面ができるのはありがたいことです。
真横から見ると一目瞭然ですが、ミニマルワークトップに風防としての効果はありません。
もう少し縁を高くして風防効果を付けることも開発時に考えたと思うのですが、それ以上にバーナーヘッド付近を覆うリスクの方が高いと判断されたのでしょう。
その安全第一の考えを尊重して、特に改造せず屏風型の風防で対応します!
テーブルの上を広々使えて、やはり無いよりは断然便利。
使っている最中に、天板が外れそうになることはありませんでした。
注意するのは組み立て後に、位置を変えるため持ち運ぶ時だけですね。
あと箸を振り回す癖がある人は、足に引っ掛けないように注意しましょう。そして悪癖も直しましょう。
購入情報とまとめ
記事初稿時点で、Amazonで買えるのはストッパー無しのST-3107だけでした。
そのうちST-3401に変わるかもしれません。
下の楽天リンクはストッパー付きのST-3401です。
社外製品だと半額ぐらいで、足など一体式で開くだけでセットできるものや、風防機能も付いたものもあります。
お値段も正直なところ、6,000円はちょっと高いかなー?と思いますね。
高級ミニテーブルのフィールドホッパーとかが買えてしまう値段ですのでw
じゃあなぜ私が買ったのか?というとメーカーさんへのリスペクトがあるからです。
デザイン的にも謎メーカーより、純正オプションのミニマルワークトップの方がかっこいいと思いましたので。ロゴはもちろん、アルミの天板やフォルムの美しさとか。
無いよりはあった方が便利ですし、SOTOファンなら買っても損はしないでしょう!
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