薄くたためるソーラーパネル!BLUETTI PV200 レビュー
ポータブル電源をお持ちのキャンパーさんは多いですが、ソーラーパネルまで運用されている方は少ないですよね。
1泊ぐらいなら無くても、家に帰って充電すれば良い話ですから。
2泊以上の連泊キャンプの時や、災害発生・停電時にこそソーラーパネルの本領発揮。
大きな恩恵が受けられます。
BLUETTIさんからソーラーパネル・PV200という商品をご提供いただきましてのご紹介です!
BLUETTI PV200 ソーラーパネル
青い持ち手が付いたカバンのような物体。
これがソーラーパネルPV200、板状に折りたたまれた状態です。
表面がまだらに見えるのは木の影が落ちているからで、実際はグレー単色。
おおまかなスペックを見ていきましょう。
最大出力 | 200W |
出力電圧(Max.) | 20.5V |
出力電流(Max.) | 9.7A |
作業環境温度 | -10℃〜+65℃ |
サイズ(展開時) | 59 × 226.5cm |
サイズ(収納時) | 59 × 63cm |
重量 | 7.3kg |
保証期間 | 12ヶ月 |
実際に一般キャンパーが使うにあたって大事な部分だけ抜粋していますので、太陽電池についてや変換効率などは、公式サイトでご確認ください。
重さは7.3kgとズッシリきますが、畳むと板状に薄くなるのがメリットです。
折りたたんだ時のパネル本体の厚さが約3cm。
ケーブルを収納している外付けポーチ部分の厚さが約3~5cm(ケーブルの入れ方次第)ですので、合計6~8cmぐらいと考えてください。
車に積む際、最低6cmぐらいの隙間があれば運用可能です!
PV200 実際に使ってみる
それでは実際の使用風景を交えつつ、細かい点をご紹介していきましょう。
折りたたんだ状態の裏面です。
ファスナーの付いたポーチのようなものがくっついていますね。
ポーチの中にはMC4コネクタの付いたケーブルが入っています。
BLUETTI製品ではMC4の充電ケーブルは、ポータブル電源本体に付属しています。
ケーブル長は約2m。
キャンプ場で使うなら大体十分な長さだと思いますが、必要に応じて延長することも可能。
ソーラーパネル本体はIP65等級の防水・防塵ですが、ポータブル電源は防水ではないことが多いので屋根のひさし下やテント内に置いて使います。
ポーチの下に付いている板は、ソーラーパネルに角度を付けるためのスタンドです。
太陽光に対してパネル面が垂直な方が、発電効率が上がります。
スナップボタンを留める位置で、スタンドの角度が変えられます。
早朝・夕方・冬など太陽が低い時は、スタンドは立てる。
昼間や夏など、太陽が高い時はスタンドは寝かせて使うと良いですね。
パネルを展開していきましょう。
2つのバックルでロックされているので、解除します。
手で開いていきます。
収納時に薄く折りたたむためには、どこを山折り・谷折りするか決まっています。
上の画像を参考にしてください。
まっすぐ広げてみました。
木の影がパネルに落ちていますね。このようにパネルに影がかかる状態だと、発電効率も落ちます。
まったく発電しなくなるわけではなく、出力される電力が低くなります。
角度をつけてみました。
キャンプ場の林間サイトですと、どうしても影がかかりますね。
設置場所が狭いからといって、半分だけ開いて使うようなことはしません。
その時は最初から小さいサイズのソーラーパネルを選んでもらうことになります。
スタンド使用時の裏面はこんな感じ。
パネルから伸びる影が短いほど太陽と垂直になっていると言えますので、もう少しスタンドを立てて使っても良さそうです。
ソーラーパネルのMC4コネクタと、ポータブル電源に付属するMC4ケーブルを接続します。
オスメスありますが、刺さるようにしか刺さりません。
ポータブル電源に接続しますと、特にどこかのスイッチを押す必要もなく充電が始まりました。
今回はパネルと同じメーカー、BLUETTIのEB70という商品を使った場合になりますので、お手持ちのポータブル電源の説明書もご確認ください。
基本的にはメーカーが異なっても、MC4ケーブルが使えて許容充電容量内なら使えます。
写真では地べたに置いていますが、ポータブル電源は砂埃防止のためテーブルや敷物の上に置いた方が良いでしょうね。
ソーラーパネルの下にも土が付きますが、これは雑巾で拭けば良いです。
ポータブル電源は充電時にファンが回転して吸気しますからね。
設置場所はサイト内で日当たりが良く、かつテント内にポータブル電源を入れられるところがベストでしょう。
ポータブル電源本体は、直射日光が当たらない場所がのぞましいです。
PV200ソーラーパネル自体に、ペグを打ったりして固定はしません。
打たなくても重さ7.3kgあるので、滅多なことでは飛んでいかないと言えます。
打ちたい人は、ロープをスタンドにくくりつけてもらうと良いですね。
容量716WhのEB70を、バッテリー残量ゼロの状態からPV200でフル充電するには、約6.5時間必要になります。
キャンプ場で朝7時に起きて、11時に撤収するまでの時間では足りません。
午前中で帰宅せず、夕方チェックアウトや連泊するなら大丈夫ですけどね。
自宅の屋上でも試してみました。
林間サイトとはくらべものにならない日差しの強さ。
撮影のためにポータブル電源本体も見やすい位置に置いていますが、直射日光の当たらない日陰に移動しました。
バッテリー残量はゼロ、左下に充電を促す警告が出るところから充電スタート。
5月の午前11時頃、電力は130Wぐらいで推移。
充電完了間際になると、もう少し小さい数値に自動的に調整されるようです。
途中、雲がかかって日差しが無くなる時間もありました。
そんな時でも入力電力はゼロにはならず、40W~50Wで充電は続いていました!
昼間で明るければ、発電量は減っても充電は継続してくれます。
これはキャンプよりも、災害時に安心できますね~!
災害の時に電気を使いたい用途で大きいものは、携帯電話やスマホですよ。
家族や知人と連絡を取り合ったり、正確な情報を得るために重要なツールです。
曇っていてもスマホ充電に必要な量をどうにか発電できるかどうかで、そのソーラーパネルの重要度が大きく変わってきますね。
40W~50Wは、複数台のスマホを充電するために十分な数値と言えます。
購入情報とまとめ
BLUETTI公式サイト、Amazon、楽天などのWebサイトで購入できます。
各ショッピングモールでセールがあると、他のサイトでもクーポン適用で同じぐらいの値段になります。
ポイントを貯めたいショップで購入すると良いでしょう。
販売元がBLUETTIかどうかは、カートに入れる前にご確認ください。
ポータブル電源の災害対応力を爆上げし、連泊キャンプにおいても強力な武器になるソーラーパネル。
BLUETTI PV200は板状に薄くたためるので、オートキャンプなら持ち運びも苦になりません。
ポータブル電源とセットで持っていると電源サイトを予約しなくて良いので便利ですし、自宅で使えば節電にも役立ちますよ!
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