大容量・大出力ポータブル電源で冬キャンプ!BLUETTI AC200Pレビュー
もはやキャンプ道具の一つとしてすっかりおなじみ、ポータブル電源。
私も車を使うオートキャンプでは必ず持っていきます。
夏は扇風機とスマホなどの電子機器充電ぐらいにしか使いませんが、冬のファミリーキャンプでは暖房用に大活躍。
電源サイト使用料は大体+1000円ぐらいなので、大した恩恵もありません。
予約が早めに埋まる電源サイトを押さえる必要がないので、空いている電源なしサイトを直前の天気予報を見ながら悠々と予約できるのが大きなメリットですよ。
今回は、BLUETTI AC200P という商品をご提供頂いてのレビューになります!
2022年12月19日~2022年12月25日までの期間、割引率の大きいクリスマスセールも開催されますので、お見逃しなく。
BLUETTI AC200P 概要
まずはおおまかなスペックからご紹介!
サイズ | 420×280×386mm |
本体重量 | 約27.5kg |
電池容量 | 2000Wh |
定格出力 | 2000W(ピーク時4800W) |
電池 | リン酸鉄リチウム(LiFePO4) |
充放電サイクル | 約3500回 |
充電時間 | ACアダプター500W使用時 約4~5時間 ソーラーパネル700W使用時 約3.5時間 デュアル充電時 約2時間 |
作業環境温度 | 充電 0℃~40℃ 放電 -20℃~40℃ 保管 -20℃~40℃ |
入力(充電方式) | ACアダプター 500W カーチャージャー 12V/24V ソーラーパネル 35-150v/ Max700W,Max12A 発電機 ガソリン、プロパンまたはディーゼル 鉛蓄電池 最大8.2A |
AC出力 | 100~120V/2000W ×6ポート |
USB出力 | USB Type-A 5V/3A ×4ポート |
DC出力 | 12V/25A ×1ポート 12V/3A ×1ポート |
シガーソケット出力 | 12V/10A ×1ポート |
Type-C出力 | 急速充電PD2.0/60W ×1ポート |
ワイヤレス充電 | 15W ×2ポート |
保護機能 | 高温保護、過電圧保護、低電圧保護、放電低温度保護、 過電流保護、過負荷保護、ショート保護、充電過電圧保護 |
付属品 | ACアダプター、カーチャージケーブル、MC4ソーラー充電ケーブル XT90変換アダプター、取扱説明書、保証書 |
認証 | PSE、FCC、CE、UN38.3、MSD、UL and ROHS |
保証期間 | 2年+2年 |
特に大事なところは太字にしておきました。
最近は他社でもチラホラ出てきましたが、バッテリーにいち早くリン酸鉄リチウムイオンを採用したBLUETTI。
充電・放電可能な回数は3500回と、長寿命です!
さらに低温でも使えるので、冬キャンプでの生命線になります。
寒冷地での防災用途としても優秀ですよね。
AC200Pは、容量が2000Whとかなり大きいです。
キャンプでこれだけあれば、まず困ることはないでしょう。
AC200P 実使用レビュー
実際にキャンプに持ち出して使ってきましたので、感想をどんどん書いていきます!
まずサイズですが、なかなか大きいです。
体積が約45Lですので、50Lクーラーボックスまでは大きくないと想像してください。
重さも約27.5kgと、ヘビー級。
パワーに不安がある方ですと、運搬はちょっと厳しいかもしれません。
容量を取るか、サイズと重さを取るかはトレードオフですね。
かなり重いのですが、上部の左右にしっかりしたハンドルが付いています。
これのおかげでかなり持ちやすくなっているので、並程度のパワーしか無い私でも持てました。
長距離のハンドキャリーは難しいですが、車からの積み下ろし、設置場所への運搬は十分可能。
自信が無ければ、無理せず2人で運んでもらうと良いです。
ちなみにACアダプターもデカいです!
箱ティッシュぐらいの体積があり、重さもあります。充電時の動作音も大きめ。
その分500Wと出力が大きく、充電時間も電池容量の割に短くて済む(大体4~5時間ほどでした)のですが。
ACアダプターは皆さん家に置いておくでしょうから、多少大きくても気にならないとは思いますがご注意ください。
充電に関しましては、ACアダプターとソーラーorカーチャージャーを並行して充電できるデュアル充電に対応。
ソーラーパネルが最大の電力供給700Wをした時は、最短で2時間という爆速で充電完了します。
操作系と出力ポートは本体前面に集約。
この仕様はとても嬉しい配慮と言うか、マストです。
特に大型電源の場合、ユーザーがアクセスする方向があっちこっちにあると大変ですから。
キャンピングカーやキャビネットに架装する際も、前面のここだけいい感じに外に出せば良いのです。
(吸気と排熱の口は開けましょう)
各ポートにシリコンゴムのキャップが付いているのも良いですね。
キャンプ場で使っていると、砂塵や灰などで汚れますがキャップがあればポートは守られ掃除も楽。
本体が防水ではないので、雨に当たるのは避けてください。
操作パネルは液晶タッチパネルになっています。バックライト入り液晶で、暗くても視認性良好。
パネル画面の下部で、DCとACのON/OFFができます。
USB機器はDC、コンセントはACですよ。
電源を入れた直後はどちらもOFFですので、コンセントを差すだけでは使えません。
これは特に不便でもなく、ポータブル電源という機器では普通です。
ヒーターなんかをつないだ時、意図せずONになることを防ぐ安全性への配慮ではないかと。
リアルタイムでの電池残量、消費電力もここに表示されます。
正面から見て左側面。
真ん中に吸気口があり、下部には入力ポートが2つ。
右にはACアダプター、左にはソーラーチャージャーやカーチャージャーを挿して充電します。
デュアル充電したい場合は両方に挿します。
右側面は排熱ファンのみ。
負荷が30%以上、大体600W以上使うと「ファーーーーー」と回転します。
この回転音は何dbかは測っていませんが、2~3mも離れればほぼ聴こえないので、隣のキャンプサイトの人の迷惑になるような音量ではないです。
天面はワイヤレスチャージャーになっていまして、スマホをケーブルなしで充電可能。
私も寝る時にiPhoneを充電しました。便利です。
しかも2台同時に充電できます。
AC200Pを使ってキャンプでこたつを堪能
こたつを作ってキャンプしてきましたよ!
こたつの基本的なやり方は、こちらの記事をご確認ください。
↓
こちらの記事では消費電力を抑えるため、熱源には電気毛布を使っていました。
今回の熱源は、家庭用のホットカーペット2畳サイズです。
ホットカーペットの最大消費電力は600W。
AC200Pの大容量を実感すべく、あえて電力を食うホットカーペットにしております。
AC200Pはインナーテント内に設置。
寒くても使えますが、だからといってテント外に置く意味はないです。
外では夜露にも濡れますので、テント内一択ですね。
使用温度的にも0℃以上のところが望ましいはず。
ホットカーペットのスイッチを入れますと、消費電力は595W。
さすがに大きいですね!
しかしずっとこの電力消費し続けるわけではなく、設定温度を保つためにホットカーペットが自動でON/OFFを繰り返します。
595Wで稼働、温まった後は0W、この繰り返しです。
カーペット下に断熱用銀マットを敷いておくと、熱が逃げにくいので稼働時間も伸びます。
季節は冬、12月。
太陽が沈んでキャンプ場が寒く感じ始めた17時ぐらいからスイッチを入れて、寝る直前の23時まで暖房を使用。
他にはスマホ2台とタブレット1台の充電にも使いました。
ポータブルテレビも使おうとしましたが、キャンプ場が渓谷にありテレビの電波が入らず。
もちろん消費電力的には余裕です。
そして翌朝も、起床してから撤収作業を開始するまで2時間ほどホットカーペットを使いまして、バッテリー残量は31%!
消費電力の大きいホットカーペットを使っていても、この電池残量。素晴らしいです。
しかも今回は全く節電を考えずに、設定温度は「中」で使っております。
消費電力の小さい電気毛布などを使えば、充電なしで連泊もいけます。
私がすごいわけじゃなくこのAC200Pがすごいのですが、圧倒的強者な気分に浸れます。
大容量・大出力ポータブル電源はキャンプ以外でも活躍。
写真は電源コンセントの無い玄関先で、AC200Pを設置し電気ノコギリを使っているところです。
ノコギリを稼働した時間は連続でカウントしたとしても30分ぐらいだったかと思いますが、電池は10%ぐらいしか使いません。
出力が2000Wもあるので、家庭用100Vコンセント・1500W以内で使うような機器はだいたい何でもいけます。
これは今まで私が持っていた電源では(消費電力的に)できなかったことで、使える幅も広がりました。
もちろん家庭用ドライヤーなども、普通に使えますよ。
デカくて重いけど圧倒的安心感!
2000Whもあると、色々な機器を電池残量をあまり気にせずに使えて良いですね。
出力が大きいのも、家庭用機器がそのまま使えて便利。
持ち運びには少し気合が必要ですが、それを補って余りある魅力があります。
普通のオートキャンプでも良いですが、キャンピングカーや車中泊と大容量電源の相性は最強でしょう。
車に設置したまま持ち出さない使い方でしたら、多少重くても関係ないです。
充電もソーラー・DC電源と外部ACの取り込みをうまく工夫すれば、長期の旅にも対応しますね。
カーチャージャーだけですと充電に時間がかかるので、走行中はカーチャージャー。AC電源のあるところに停まったら取り込み充電と柔軟に。
防災用としても最強レベルで、非常持出しはせず家に設置しておく非常用電源としてはベストではないでしょうか。
この場合、ソーラーパネルも合わせて欲しいところですね!
停電時に電子機器を充電したり電子レンジを動かしたり、大容量・大出力の恩恵を強く感じられるでしょう。
家での使用の他に、これだけ容量があれば会社の防災備蓄用としても良いですね。
購入・セール情報
BLUETTI公式サイトで、不定期にセールが開催されます。
割引率などはその時によって変動しますが、標準価格219,980円が18万円前後で買えることが多いようです。
それ以下だったらもっとお得、という認識で大丈夫。
直近では2022年12月19日~2022年12月25日までセールが開催されますよ!
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Amazon、楽天などネットショップでも割引クーポンが発行されてお得に買えることがあります。
Amazonの場合、販売元がBLUETTIになっているかはカートに入れる前にご確認ください。
楽天のリンクはBLUETTI公式ショップです。
キャンプ用品の一つとして考えると、金額的に高級テントが買えるぐらいの出費。
そうやすやすと買いにくいかもしれませんが、大容量電源の無敵感はやみつき。
ぜひ味わってみていただきたいです!
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