なめらかでズレにくいキャンプ用快眠枕・シートゥサミット(SEA TO SUMMIT) エアロプレミアムピロー
関東圏は梅雨入り前で暑すぎず寒さも感じない、花粉もピークより減ってキャンプには良い季節になっています。
最近行けていなかったバイクでのキャンプ、そろそろ行きたいところですわ~。
さて本日は、枕のレビュー。
キャンプ用の枕で検索しますと、空気で膨らませるタイプが沢山ヒットしますね。
持ち運ぶ時に小さくなるので、至極真っ当で理にかなっていると言えます。
しかし空気枕は好みがかなり分かれる商品。
うちの奥様も空気枕が苦手で、ニトリの綿入りクッションをそのまま枕代わりにしています。
今回購入したのはこちら!
シートゥサミット(SEA TO SUMMIT) エアロプレミアムピロー ラージサイズ
シートゥサミット(SEA TO SUMMIT) のエアロプレミアムピロー。サイズはレギュラーより少し大きめの、ラージサイズです。
先日シートゥサミット(SEA TO SUMMIT)のマットを買っていたので、合わせて使うとどうなるか興味がありましたので。
関連記事:オートキャンプに最適!Sea To Summit キャンププラスS.I.マットのレビュー
空気で膨らませるタイプですので、綿入り派の奥様には使わせず自分用です!
これまで私は、WILD-1ブランドのクオルツ製枕を使うことが多かったです。
商品リンクが見当たらなかったので、YouTubeのリンクを貼っておきます。
値段が1000円しない程度と安く、簡易的ながらも逆止弁があり、手に収まるほど小さく畳めるので、長らく愛用していました。
寝心地は普通の空気枕です。
特にこれがパンクしたなどの問題があったわけではなく、新しいものを使ってみたかっただけです!
エアロプレミアムピローの詳細
収納サイズはΦ8cm×10.5cmと、クオルツには及ばなくともかなりコンパクト。
重さは114g。UL派でなければ、登山などでも許容できるレベルではないでしょうか。
収納袋には吊り下げ可能なループが縫い付けられています。
かといってザックなどにぶら下げるか、と聞かれればやらないんですけど。
メリットないですよねw
さっそく膨らませてみましょう。
エアーバルブの写真。キャップが2段式になっています。特許を取っているようですね。
INFLATE(ふくらむ)、DEFLATE(しぼむ)の記載あり。
外側のINFLATEだけを開けてみました。
ドラクエの盾に描かれていそうな十字が出現。
これが逆止弁になっておりまして、枕がふくらむ方向にしか空気が流れません。
開けると自動で入っていくわけではないので、吐息かポンプで膨らませる必要があります。
SEA TO SUMMITのマットについているツイストロックバルブとは内径が異なり、ポンプは共用できません。
内側のDEFLATEも開けると、開放状態になり空気が抜けます。
青い栓の部分に、水滴が付いていますね。
口で膨らませたので、呼気に含まれる水分が結露したのです。おそらく劣化が早まるでしょう。
嫌な人は、なにかしらの社外ポンプをご用意ください。
私はそんなに気にしないので、帰宅後に弁を開けて乾かしておきました。
中には薄めに化繊綿が入っているのですが、封入されていて手で触ったりはできないです。
そしておじさんの吐息で膨らませたのがこちらの写真。
サイズは42×30×13cm。ラージと言っても、家庭用と比べたら同じぐらいの大きさ。
高さは空気を入れる量で調整できます。
枕の表面はとっても肌触りが良く、なめらか。ポリエステルストレッチニットという素材です。
ちょっとホコリが付きやすいですが、そのなめらかさはさながらハーゲンダッツ。
値段が高いだけはあります。
真ん中が少し低く、左右はわずかに高くなっているのも、快適な睡眠をサポートしてくれるポイント。
小さい枕でこの形をしてても寝返り一発でズレますが、ラージサイズだと二発ぐらいは良い感じの位置を保ちます(寝相による個人差アリ)。
エアーバルブがある裏面、こちらも起毛素材。
PILLOW LOCK SYSTEMの記載がある通り、SEA TO SUMMITのマットにベルクロ的なシールを貼って、ズレにくくできるんです。
「ズレない」ではなく「ズレにくい」と書いているのは、まぁそういうことですw
こちらがマットにベルクロシールを貼った写真。最初から付いていた両面テープで貼り付けています。
このシールは枕ではなく、マットに付属しています。
ベルクロはそんなに引っかかりが目立たず、手で触っても痛くありません。
実際に寝てみて、朝起きたら全て枕側に貼り付いていました!
両面テープの粘着力が、ベルクロに負けているんですね。
マットは以前から使っていたので、おじ脂が付いていて脱脂が不十分だったのかも。
かといってマットを溶剤では拭けないので、これから新たにご使用される皆さんは熱いおしぼりなどで貼り付け面をよく拭いて、よく乾かしてから貼り付けましょう。
私はもう手遅れなので、強力な両面テープに貼り替えます。
全然ダメじゃん!という声が聴こえてきそうですが、ちょっとお待ちください。
問題があったのはそのテープの剥がれぐらいで、他の点はとっても良かったです。
寝心地もよく、テープが剥がれたことで多少ズレたものの、朝までぐっすり快眠でしたから。
人体でも5本の指に入る臭いポイント・頭が当たる部分なので、洗濯できれば最高だったんですけどね。
TPUを使っているので、下手に水分が残ると加水分解します。
臭いが付くのが気になる方は、肌触りのなめらかさやロックシステムは失われますが、タオルやカバーをかけるしかないでしょう。
マミー型寝袋を頭までかぶるなら、寝袋の外で運用すれば汚れにくいです。
標準価格はレギュラーサイズが5610円、ラージサイズが6270円。
空気枕としてはかなりお高め、高級枕ですね!
楽天リンクのようにラージが5000円台になっているお店もあり、私もそこで買いました。
実はラージよりさらに大きい「デラックス」もあります。
サイズ的に極端に大きく重くなるわけではないので、睡眠の質にこだわるオートキャンパーならデラックスも視野に入れて良いでしょう。
SEA TO SUMMITのエアロプレミアムピローは、コンパクト収納かつ快眠できる良い枕でした。
高価なので万人に強くはすすめませんが、普通におすすめできますよ!
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