組み立て不要のガスシングルバーナー!ユニフレーム ミニバーナー US-700レビュー
先日立ち寄った草加のキャンプマーケットで、見つけてしまいました。
ユニフレームのミニバーナー、US-700!
シングルバーナー買い足しの際など、前から検討していたけど全然売っていなかったんです。
結果としてSOTOのブック型、ST-320にしていたんですが。
関連記事:ツーリング向け?コンパクトバーナー・SOTO G-ストーブ ST-320レビュー
これはこれで大きな不満もなく、いいバーナーですよ。
構造を理解しないと組み立てに手こずりますが、初回だけでしょう。
コンパクトかつパッキングもしやすいです。
しかし売っていなかったものが目の前で売っていたら、ねぇ?
そりゃお迎えしてしまいますよね!
ユニフレーム ミニバーナー US-700
ちょっと写真が暗くて申し訳ないですw
雨降りの中、タープ下だったので…
サイズは約93×77×115(高さ)mm、三角柱のような形。
重さは約315g。超軽量ではないものの、十分軽い部類。
火力はユニフレームのプレミアムガスで3,000kcal/h、レギュラーガスで2,400kcal/hと必要十分です。
大きな声では言えませんが、安いカセットガスも普通に使えます。
(メーカーで補償するのはユニフレーム製ガス使用時のみとなります)
ボタンひとつで点火できる圧電式点火装置、イグナイター付きです。
ガスを含めてもかなりコンパクト。
イワタニのジュニアバーナーの収納サイズが82×68×109(高さ)mmなので、一回り大きいぐらい。
コンパクトさの割に、安定感があります。重心位置の問題でしょうね。
どっしりした安産型とでも言いますか。嫌いじゃないです。
ガスのセットは真横から見て、下に出ているフックにガス缶のフチを引っ掛け。
切りかけ部分を合わせてガス缶を起こして連結し、回転させて固定です。
連結する一瞬、ガスが少しだけ漏れますがこれは普通です。
習うより慣れろで、一度やってみると覚えられますよ。
正しくセットできないと、ガスは出ません。
バーナー本体は組み立てなど一切ないのがウリですが、このガス量調節ワイヤーだけは折りたたみができるので、収納状態からセットする時は起こすことになります。
ガス缶のセットを除けば、使用前に必要な操作は唯一これだけ。
まったく難しいことはなく、これができなかったら日常生活にも支障があります。
左回しでガスが出て、右回しで止まる。
薄くプラスマイナスが彫ってある通りです。
真上から見た図。
ゴトク間の最小距離、約3.8cmです。
鍋底が小さい鍋、シェラカップやエスプレッソメーカーなども、すり抜けず安定して置けます。
一般的な容量300mlのシェラカップを置いたところです。
3点全てのゴトクで支えられて、安定します。
逆に大きい鍋の場合。
ゴトク外縁の直径は約8cm、大鍋の調理にはあまり向いていません。
鍋の直径17cmのトランギアビリーポット1Lを置いた写真です。
このぐらいまでは何も考えず置いても安定していて、18~22cmになると要注意、28cmはグラグラして危険な感じでした。
鍋に付いている取っ手の重さなどにも左右されますね。
ラージメスティンを置いた写真。
駄目そうに見えて、意外と安定しています。
幅は大きくても奥行きは狭いから、十分支えられるんですね。
ソロクッカーなら大体問題ないと思いますが、ファミリー用クッカーの時は別売りのクッカースタンドを使った方が安全。
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このクッカースタンド350で、US-700を2台並べて置けます。
鍋底とバーナーヘッドの間の距離が開くので、風防も合わせてご検討ください。
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クッカースタンド350にピッタリとハマる風防、ウィンドスクリーン350です。
アフィリエイト貼っておいてなんですが、これガス缶を加熱防止のため手前にしないといけないけど、その時はガス調整ダイヤルが奥の方に行ってしまいますよね。
たぶんガスの調節がしにくくなると思います。
ソロキャンプで大した料理もしなければ、普通の屏風型風防だけで良いでしょう。
火力調節したい時は風防を動かすか、隙間から手を入れて調節です。
風防無しでも、風にはそこそこ強いと感じました。
風で炎が多少流れても、消えないしそれ以上に炎を出すという感じです。
とは言え風防1枚ぐらい大した荷物じゃないので、あった方が確実に安心。
続いては点火装置、イグナイター。
赤いボタンを押すと、バーナーヘッドの真横で火花が出ます。
バーナーヘッドから離れているので安全ですが、底面スレスレなのでちょっと押しにくいかも。
片手でガス調整バルブをひねって、反対の手でこのボタンを押すという使い方になるはずです。
その後に鍋を乗せて、風防を立てる。簡単です!
慣れるまで家でも使ってみたら良いですよ。
ただしテーブルへの輻射熱はそれなりにあるので、木の机の上で使う時はご注意。
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長時間使う時は、こういったバーナーシートを敷いておくと安心です。
金属のテーブルなら別になくても大丈夫。
これはUS-700に限らず、キャンプ用のシングルバーナー全般がそうです。
実際にラージメスティンで炊飯してみました。
バーナーパッド無しでやってみたんですが、上手に炊けました。
小さい割に炎が広がるバーナーヘッドなので、一点集中して焦げるということもなく。
もちろん使うクッカーにもよると思います。
チタンなど熱伝導率が低いと焦げやすいので、バーナーパッド使いましょう。
色々なコンロで使えて汎用性が高いので、私はMサイズを使ってます。
これはチーズの付いたパンをアルミホイルで包んで加熱中。
こっちは直載せではアルミホイルが燃えますので、バーナーパッドが必要です。
最後に収納ですが、収納袋は付属しません。
写真の巾着は、昔ユニフレームから出ていた「バーナーポーチ」という商品で今は売ってません。
100均にいけば同様の巾着が色々あると思いますので、そんな感じのもので良いと思います。
本体はユニフレームらしく頑丈な作りなので、ケースじゃなく袋で良いでしょう。
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組み立て不要で取り扱い簡単、頑丈な本体、お手軽なCB缶使用。
初心者にもおすすめのバーナーですが、いかんせん品薄です。
ずっと前から楽天などで入荷お知らせを設定していますが、全然入荷しませんね~。
今回実店舗で買えてラッキーでした。
どういった生産体制なのか分かりませんので、いずれハピキャンの企画でユニフレームさんに取材してみたいです。
私情を色濃く反映した取材になるでしょうw
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