タケモの3シーズン用ダウンシュラフを使ってみた
コロナウイルスのせいでキャンプ出動ができなくなり、キャンプギアレビューも滞りがちです。
家でも使えるキャンプ道具を優先的にやっていきましょう!
焚き火はどうしても無理ですが、他は大体なんとかなるもんです。
今回のレビューは寝袋。家でも外でも使えますね~。
タケモ スリーピングバッグ 3
タケモという寝袋メーカーをご存知でしょうか。
某寝袋メーカー(イスカ)を退社した和歌山県の武本氏が、個人事業で初めた寝袋店です。
個人事業、私と同じですよ。応援したくなってしまいますね。
今回私が購入したスリーピングバッグ3は、スリーシーズンシュラフ。
3という数字ですが、対応温度がより低くなるほど数字が大きくなっていきます。
おそらく以前は真夏用の1もあったと思うんですけど、今のラインナップでは2からです。
現行で一番数字の大きいスリーピングバッグ11は、下限温度マイナス30℃となっております。
スペック
対応温度 | 最低使用温度 2℃ |
収納サイズ | Φ15✕28cm |
重量 | 平均740g |
サイズ | 全長205cm 内周囲 肩回り158cm 足元回り104cm |
中綿 | ホワイトダックダウン ダウン90% フェザー10% 300g 750フィルパワー |
生地 | ポリエステル100% 撥水加工 |
カラー | オリーブ |
ブランドロゴ。武本さんがExcelで作ったんでしょうか。
「デザイナーに金払ってロゴ作るぐらいなら、製品に回す!」
という気合が感じられて私は好きです。
大事なのはロゴよりも商品そのものということは、言うまでもありません。
スタッフバッグは2重巾着式。
最初にバッグに収納した後、より体重をかけて圧縮しやすいです。
コットンのストレージバッグが付属します。
長期保管する際は、スタッフサックではなくこちらを使うことでダウンがつぶれにくくなるのです。
モンベルの高級ラインだと付属しますが、タケモでは全ラインナップに付属。
ベランダにコットを出して、広げてみました。
全長205cmなので190cmのコットよりはみ出ていますが、身長170cmの私でも決して大きすぎるわけじゃなく、ちょうどよかったです。
頭と足に余裕はあるんですけど、それがちょうど寝やすい感じで。
スカスカでもなく、ふんわりほどよい感じです。
ナンガ、モンベル、イスカ各社を使ってみましたが、サイズ感はイスカに近いと思います。
首元にはダウンが封入されたネックチューブ。
真冬は使わない3シーズン用でも寒いよりは暑い方がいいので、あった方がありがたいです。
冬用のように、ドローコードで絞るタイプではありませんでした。
顔周りはドローコードで絞れますので、結果として問題なくフィットします。
ファスナーを覆うフラップ。ベルクロでくっつきます。
楕円形がイスカの寝袋を彷彿させますね。
ファスナーは信頼のYKK製で、足元だけを開けるダブルファスナー。
ファスナーから入る外気を遮断するドラフトチューブ。
噛み込みにくいような縫製、ここもイスカによく似ています。
足元だけ色が黒です。
ダウン量を多くしているのかもしれません。
デザインのアクセントにもなっていて良いですね。
イスカ同様、足元は立体裁断でゆったりした作りです。
ベランダにテントを張って、一晩寝てみました。
4月の東京都内、最低気温8℃、マットはサーマレストのZライトソル。
下限温度は2℃ですので、全く寒さを感じず朝までぐっすりでした。
朝、日が昇ってからは暑さを感じるほど。
個人の感想ですが、ゆったり感があってマミー型でも布団に近い感じで眠れます。
冬用ならもっとフィットした方が暖かいと思いますけど、私は広い方が好きです。
ちょっと補足!下限温度について
一つ解説しておきますと、寝袋の対応温度表記には快適温度と下限温度が存在します。
寒さに弱い人が普通の格好で、寒さを感じずに眠れる温度が快適温度。
寒さに強い人が防寒しながら、身体を丸めるなどして眠れる温度が下限温度。
メーカーによってどちらを表示しているか違いまして、イスカやタケモは下限温度表記です。
宿泊地の最低温度に対して下限温度を基準に選ぶと寒いので、私の場合は下限プラス5℃ぐらいを目安にしています。
つまり今回の下限温度2℃のスリーピングバッグ3ですと、快適温度は7℃前後になります。
寒さに弱い人はプラス7~8℃ぐらい見てもいいですね。
他社の同クラス製品との比較
ここでちょっと他社ダウンシュラフとの比較を。
大体同じ対応温度、価格帯の商品を引き合いにしています。
メーカー名 | ナンガ | モンベル | イスカ | タケモ |
モデル名 | ダウンバッグ350 | ダウンハガー650 #5 | タトパニX | スリーピングバッグ3 |
フィルパワー | 650 | 650 | 720 | 750 |
サイズ | φ15×25cm | φ14×28cm | φ15×30cm | φ15×28cm |
重量 | 790g | 599g | 750g | 740g |
下限温度 | 0℃ | 3℃ | 2℃ | 2℃ |
価格(税別) | 20,000~30,000円 | 20,000円 | 21,000円 | 19,000円(Amazon) |
ナンガのダウンバッグ350はオープン価格です。別注品は20,000円ぐらい。
あまり大差ないので好みでよろしいかと。
今回ですが、実は最初に探していたのはモンベルかイスカでした。
「コスパが良い冬用ダウンシュラフ」としてタケモの名前をちょいちょい聞くことがあり、調べましたら3シーズン用も悪くなさそう。
そして色が私好みのオリーブだったことも決め手。
何より個人事業で大手と渡り合う、そんなタケモさんを応援したいとw
購入情報とまとめ
今の所、ネット買えるのはタケモ公式とAmazon、Yahoo。
Amazonの方がちょっと安く、私もこちらで買いました。
武本さんがイスカに勤めていらっしゃったからか、見た目、寝心地などは近いと感じます。
それでいて値段はちょっと安い。
実際に寝てみても好きな寝心地でしたので、おすすめしますよ!
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