タナックス スマートライドモニターAIO-5 Lite 使用レビュー
もうすぐ年末ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
うちは受験生がいるので年越しも年明けもキャンプや家族旅行をせず、都内から出ないでしょう。
年末に天気次第で、1~2人キャンプは行く予定ですけどね。
さて今回は、前回の記事の続き。
CT125に装着した、タナックス(TANAX) スマートライドモニターの使用レビューになります。
バイクに興味が無くてキャンプ記事をお待ちの方、もう少しお待ちくださいね!
タナックス スマートライドモニター AIO-5 Lite 機能概要
こちらのスマートライドモニターですが、次のような機能があります。
- GPS速度計
- ドライブレコーダー
- 死角検知システム(BSD)
- カーナビゲーション
- 音楽再生コントロール
- 電話応答・メッセージ確認機能
- 空気圧監視 ※オプション
上から3つはスマートライドモニター単体で可能ですが、ナビゲーションや音楽、電話関連はスマホとの接続が必須になります。
スマートライドモニター自体にはSIMカードなどが無く、携帯電話ネットワークは使用できません。
AppleだとCarPlay、AndroidだとAndroid Auto。
スマホと接続することで、100%機能を発揮できるというわけですよ。
私としても音楽と電話関連は使いませんが、ナビは欲しいところです。
スマホとの接続(iPhone使用)
ナビも音楽も電話も使わないよ!という人も接続しておくと、ドラレコの映像がスマホにダウンロードできるようになります。
どうせ初回起動時には必ず接続しないといけないのですが。
スマートライドモニターの設定内部にある、QRコードを読み取ると。
iPhoneの場合はApp Storeが開くので、ダウンロードしてインストール。
あとはCHIGEE GO アプリから機種を(AIO-5 Lite)選んでデバイスを接続し、画面の指示に従ってWI-Fiでスマホとモニターをダイレクト接続。
これで録画データにもアクセスし、ダウンロードできるようになります。
カメラのリアルタイム映像も、スマホから見れました。
日頃スマホを触っている人ならば、特に難しいことはないと思います。
ファームウェアアップデート
ファームウェアの更新があると、CHIGEE アプリに表示されます。
私は自宅駐車位置まで家のWi-Fi電波が飛んでいますので、家のWi-Fiに接続して更新しました。
これも画面のスマートライドモニターの画面に表示される指示通りやっていれば、特に難しいことはなかったです。
タナックス公式サイトのマニュアルはこちら。
出先で通知が出た場合は、スキップして帰宅してからゆっくりできます。
インターネットに繋がりさえすれば良いので、スマホのテザリング・インターネット共有でも可能かと思います。
無線リンク・Bluetoothのペアリング
これまではWi-Fiでスマホアプリや自宅ネットワークと繋ぐ話で、続いてはBluetoothやCarPlayでの接続です。
Wi-Fi設定して繋いだのにCarPlayナビが使えない!という方は、リンクボタンから接続する別の接続がもう1つ必要と考えてください。
Apple CarPlayナビや音楽、電話機能はBluetoothやCarPlayの接続を利用します。
Wi-FiはCHIGEE GOアプリでカメラの映像をダウンロードする時に繋げば良いです。
公式サイトの説明書2、無線リンクという項目を参照。
一度接続設定すれば、2回目以降は自動的に繋がるようになります。
初期設定では5GHz帯の電波で接続するので、電源を入れてから1分弱ぐらい時間がかかります。
これは5GHz電波を使う際、航空レーダーとの干渉を避けるための仕様なんです。
設定変更することで、2.4GHz帯を使用してスマホとモニターを接続することも可能です。
2.4GHz電波は障害物に強いので、スマホを防水シートバッグや樹脂(金属は電波が反射するので非推奨)リアボックスなどに入れていても接続できます。
樹脂製カウルカバー内にUSBポートがある車種なんかでスマホを充電しながら使う時は、2.4GHzにすると良いかも。
ただし2.4GHzは外部電波干渉に弱い、高フレームレート設定にできないといったデメリットもあります。
私が試した限りでは、スマホをジャケットのポケットや布製バッグに入れて5GHz接続していて、特に問題ありません。車体にスマホをマウントする必要はないんです。
スマホのバッテリーの減りも、スマホ単体でナビ使いするより長持ちです。
通信はしていても、スマホの画面を光らせないからでしょうね。
とはいえ減ることは減るので、非接触充電モバイルバッテリーなどと抱き合わせてポケットに入れて運用しようかと思います。
CarPlay接続に成功すると、上のようなスマホっぽい画面が出ます。
ここで地図アプリやLINE、音楽アプリをタップして操作ができます。
写真で伝わるか分かりませんが、とても明るくてクッキリ見やすいモニターです。
直射日光の下でもはっきり見えました。
太陽光の反射はするので、目に反射光が入ると眩しさは感じます。
カーナビとしてのスマートライドモニター
地図で目的地を検索する文字入力なんかは、基本的にはスマホ側で行う必要があります。
基本的にと言うには応用もありまして、地図アプリ側の機能で、音声入力も可能です。
ヘルメットのインカムが音声操作に対応していれば、スマホを取り出さずに目的地を入力することもできます。
音声操作はちょっとクセがあり、慣れが必要です。
今のところスマホで入力した方が速いので、私は使っていませんw
私はYahoo!カーナビを使っていますが、画面半分ぐらいに地図、もう半分に再生中の音楽情報を出す「ダッシュボード表示」には現在非対応のようです。常に全画面表示。
記事執筆時点での話なので、今後はYahooで対応するかもしれませんね。
走行中はインカムについたラジオがメインで音楽は聴きませんし、地図は大きい方が見やすいので特に不満は無いです。
変な細い道に誘導しない案内の精度、リルート(道を外れた時の再検索)の速さなどもYahoo!カーナビは優秀だと思います。
Yahoo!に限らず、スマートライドモニターで利用するのはスマホの地図アプリですから、地図の更新もネットを通じてリアルタイム。
ひと昔のカーナビだと、光学メディアを入れ替えたり、ディーラーに行って更新する必要がありましたね!
デジタルミラーにもなる!ドライブレコーダー
カメラの解像度は1080万画素、視野角136度。問題なくキレイです。
フレームレート27.5fpsなので、信号機もしっかり映ります。
夜は走っていませんが、公式動画を見ていると全く問題なく映っていますね。
タップすることで前後切り替え表示可能。
リアカメラの映像。セブンイレブンの看板に注目。鏡像反転していますね。
これは走行中も常に表示させることができます。つまり!
車で言うところのデジタルルームミラーとして使えるんですね~。
これはご想像の通りとても便利で、ナビを出す必要が無い道なら常にコレです。
このためにスマートライドモニターを買ってもいいとまで言えますw
本体上部のボタンで左から2番目を押す(リンク)-カーナビ画面
左から3番目を押す-ドラレコ画面 と切り替え可能。
オプションのワイヤレスリモコンがあれば、この切り替えはより簡単になるかも。
今のところ買っていないので未評価で。
録画映像を見たりするのは、スマホではなくこのモニターからタッチ操作でできます。
BSD(死角検知システム)
スマートライドモニターにある機能で、BSD(死角検知システム)というものがあります。
リアカメラで左右車線の後続車を検知し、抜きにかかってくる場合に注意喚起するというものです。
車のようにミリ波レーダーを飛ばして検知しているわけではなく、カメラ映像ベースでの検知。
初期設定ではオフだったので設定していますが、今のところ検知の瞬間を見れていないですw
まだボアアップ後の慣らし中で一般道しか走っていなくて、抜かれることがあまり無いですし。
検知する感度や速度域が設定可能なので、また色々触ってから追記更新します。
車体のミラー&リアモニターに加えてこういった機能もあるというだけで、安全性が上がることは間違いないですよね。
簡易的なもので過信は禁物にしても、無いよりあった方がいいじゃないですか。
※2024年10月追記
動いているのかいまいちよくわからなかったBSDですが、2024年9月頃にアップデート適用してからは劇的に働くようになりました!
後方から車が接近してくると、赤いCAUTION表示で教えてくれます。後ろカメラ表示時に限らず、ナビ表示時でも。精度もなかなかで、通知漏れは4~5回に1回ぐらい。
これだけに頼った運転は推奨されず、サイドミラーの補助なので十分です。
ずっと画面を見ていなくても視界の隅で赤く点滅があるので、来ているんだなぁということがわかります。イイ。
おすすめオプション品
私が購入したオプション品は、空気圧センサーと画面保護フィルム。
保護フィルムは特に説明不要ですよね。無いよりあった方が良いものです。
空気圧センサーですが、まずスマートライドモニター側でセンサー接続待機状態に設定。
その状態で空気バルブとセンサーを交換しますと、自動的にペアリングします。
ペアリング後は緩み止めをセンサー方向に締めてください。上の写真だと緩んだ状態です。
これを前後のタイヤで行います。
リアルタイムで空気圧を検知しており、低圧や高圧の際には警告もしてくれます。
ドラレコ画面にも空気圧表示が映っていましたね。
しばらく乗っていなかった時なんかに、空気圧の減りを教えてくれます!
4輪車よりもタイヤの状態が生死に直結する2輪車には、とても有用なシステムです。
まとめ・ドラレコとナビ機能だけでも買い!
お値段は安売りでも7万円台と、少々張ります。
しかしですよ。導入満足度は半端ないですよ、これ。
買わなきゃよかったとか1ミリも感じませんから。
デジタルミラーにもなる高画質ドラレコ、地図自動更新のナビがセットと思えば、7万円台はバカ高いこともないですよね?
日本メーカーが代理店ですから、良い商品であることは間違いないです。
画面が明るくて日除けが要らず、本体もがっしり剛性があり、震動にも強い。
タナックスさんもけっこう力を入れているようで、展示イベントなんかをけっこうやっているんですよ。
今後不具合があっても確実にアプデされますし、スマートライドモニターと連動する面白いオプションが出たりするのも期待できます。
冬のボーナス、お年玉でいかがでしょう!
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