キャンプで使える、おすすめ薪割り道具いろいろ
病気療養しておりました、北海道の叔父が亡くなりました。
大酒飲みで、超ヘビースモーカーで、女好き。
粗野で荒っぽく、ベータの洋モノ裏ビデオを隠し持っている、豪放磊落な人でした。
釣りが好きで、私に釣りの基礎を教えてくれた先生です。
私は釣りにはそれほど熱心にハマったわけではないですが、今でも普通に釣りができるのは叔父の教えのおかげです。
数年前に体調を崩してからは激やせしてしまいまして、私も長らく実家に帰っていないので会っていませんでした。
70代、年齢的にはまだまだ大丈夫だろうと思っていたのが悔やまれます。
一緒に釣りをした時の事、ずっと忘れずに覚えているよ。
その叔父の家に、ペチカがあったんですよ。
ペチカというのはレンガでできた暖房器具です。
薪や石炭を入れる炉がありまして、そこで燃料を燃やすと熱がレンガを温め、部屋の空気を暖めるというものです。
レンガがじんわり暖かくて、足の裏をくっつけると気持ち良かった記憶があります。
叔父の家に遊びに行くと、薪割りを手伝ったりしていました。
手伝うというか、面白くて進んでやっていたんですが。
というわけで、本日のテーマは薪割りです!
長い前置き、失礼しましたw
亡き叔父に免じてお許しください。
キャンプにおける薪割り
キャンプ場などで売っている薪に、太いまま火を着けようとしてもなかなか難しいです。
そのため着火の時に使う薪はある程度小さく割って、燃えやすくしてあげる必要があります。
最初は着火剤などに火を付けて、小さな薪を乗せて火を移し、少しずつ大きな薪を入れていくことで火を大きくできるわけですね。
付きっきりで見ていないと焚き火が消えてしまうというのはよくありますが、燃えやすい小割りにした薪があればすぐに回復できます。
ですので、ある程度細かい薪を確保することは重要と言えますね。
太い薪の方が火持ちはいいので、全てを細かく割らなくても良いですよ。
薪割り道具色々
今回は私が使ってみた事があるものに限って紹介します。
ちなみに北海道の叔父の家では、長い斧を使ってました。
小学校中~高学年ぐらいのハナタレもやしっ子でも、斧の重みでパカパカ割れました。
重いし長いし、お巡りさんにも何か言われそうなので、キャンプに気軽に持っていけるモノじゃないですけど。
ナタ
ゆるキャン△のリンちゃんも使っている、「刀のサビに...」というアレです。
割とコンパクトなので、携帯しやすいです。
薪に刃を食い込ませたら、刃の背中側を薪やハンマーで叩くことで簡単に割れます。
小さい子供に使わせるのはちょっと危ないので、中学生以上におすすめ。
高いナタは使ったことないですが、安い物でも十分に割れます。
もし購入するなら、両刃がおすすめです。
昔使っていましたが、ミスって柄を叩いてしまって割れたので、捨ててしまいました。
- 携帯性:B
- 割りやすさ:B
- 安全性:B
モーラナイフ
けっこう持っているキャンパーさんは多いと思います。
私もキャンプ中はけっこう身につけています。
これを買うまではビクトリノックスのナイフを持ってましたが、こちらはキャンプエプロンなどに下げておくと、すぐ抜いて使えて便利。
薪割りについても割れなくはないのですが、太い薪を真っ二つにしようとすると苦戦しました。
これもナタと同様、刃の背中側を叩くと割りやすいです。
「薪も割れるナイフ」という風に考えた方がよろしいかと。
薪割り用途では、ナタや斧などには、どうしても劣ってしまいます。
壊すの覚悟で、フルパワーで叩けば違うのかもしれないです。
- 携帯性:A
- 割りやすさ:C
- 安全性:C
手斧
ハスクバーナの手斧。全長が短くそんなに重くないため、キャンプにもさほど苦労なく持ち出せるサイズではあるのですが、重さで割ることができないので硬い広葉樹の薪を割るには苦労します。
杉などの針葉樹なら、そこそこ気持ちよく割れます。
ちなみに斧を振りかぶって薪に振り下ろすのではなく、斧を小さく振り下ろして薪に刃を少し食い込ませて、薪ごと斧を持ち上げて振り下ろすと割りやすかったです。
子供に使わせるには、少し危ないですね。
Amazonで大人気商品なんですが、それほど割りやすくはないと思います。
(個人の感想です)
- 携帯性:B
- 割りやすさ:B
- 安全性:B
キンドリングクラッカー
色々試して、結局行き着いたのがコレです。
円柱形でちょっと嵩張るんですが、割りやすさは一番でした。
薪を置いたら、ハンマーを振り下ろすだけなので安全性が高いです。
土台に据え付けず、地面に直置きで使えます。
安全で簡単なので、奥様や子供達に薪割りを任せられてとても楽です。
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感動したので個別記事にもしております。
- 携帯性:C
- 割りやすさ:A
- 安全性:A
まとめ
携帯性などのバランスを考えるとナタか斧ですが、割るということを重視するならキンドリングクラッカーが断然おすすめです。
途中で止めないと割りすぎるぐらい、割ってしまいます。
これからどんどん寒くなると、焚き火が楽しい季節の到来です!
人気があって売り切れるようなモノたちではありませんが、忘れないうちに何かしらを用意しておくと良いですよ。
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