焚き火の箱easy400G・火入れと撤収編
笑’sさんの薪ストーブ、焚き火の箱 easy 400Gのシリーズ記事です。
今回、いよいよ火入れです。
注意事項
テント内での火器使用は火災、一酸化炭素中毒など死亡事故のリスクがあり、テントメーカーでは禁止されております。
私も一酸化炭素警報器を2個使っておりますが、十分な換気、燃えやすいものは近くに置かないなど、細心の注意を払って自己責任にて行って下さい。
標準のロストルはペラペラだったので、薪を入れる時に引っ掛けるとすぐ曲がりそうです。焼き網を載せて、その上に薪を載せました。
結果、2日目まで安定して使えたので今後も使っていくつもりです。
火を着けてすぐの横の窓。温度差があって、曇ってます。
燃焼の具合が目で見てすぐ分かるというのも利点ですね。
遠赤外線効果で、窓がある側の方が明らかに暖かく感じます。
ちょっと遠目から。
最初は怖いので、入り口やベンチレーターは多めに開けてますw
あと、水の入ったバケツはすぐ近くに用意しました。
薪ストーブの場合、一酸化炭素は煙突から排出されるので比較的安全なんですが、火災という危険が付きまといます。
バケツのほか、次回までに消火器も用意して車に入れておこうかと思います。
吸気口は少しだけ開放し、小割の薪から大きな薪…と基本に忠実に入れていきます。
薪は入れておくと、送風しなくても勝手に燃えてくれます。
着火から30分後、煙突の根本が熱で赤くなっていました。
この状態だと煙突で強い上昇気流が発生しており、薪を入れると面白いように燃えます。
燃焼開始から1時間半、幕内はかなり暖かくなりました。
吸気口を調整して、最適な火加減を模索。
まだまだ炉内はスッキリしてますね。
炎がユラユラする「ゴーストフレーム」にしたかったんですが、排気ダンパーが無いと無理そうです。
笑’sさん、後付けできる排気ダンパー作ってくれませんか~?
今回は積極的に調理にも使いました。
これは成田ゆめ牧場の売店で買ったソーセージをブチ込んで、
ポトフを作っているところです。
実はこの日、カセットガスコンロを忘れておりまして。
炊飯はフジカ、煮物と焼き物は焚き火の箱の天板で行いました。
吸気口の開け具合と薪の量で、火力調整は簡単です。
ファミリーキャンプだと、大きい鍋は天板に一つしか載りません。
コンロやバーナーは忘れずに!
ソロキャンプだと、これだけで全てまかなえそうですね。
ローテーブルに置いた温度計。
夜の22時、外気温はマイナス2℃。
幕内は9.5℃です。
フジカと薪ストーブ併用の割に、そんなに暖かくないな~?と思ったでしょう。
実はテントの上の方に暖気があり、下の方は過ごしやすい気温です。
立ち上がると頭が暑かったですw
このサーキュレーターを使っていました。
もっと強めのサーキュレーター必須ですね。
寝る前に薪を入るだけ追加し、前面吸気口は閉めて就寝。
翌朝には全て完全に熾火になっていました。
そのため、目が覚めた時はかなり寒かったです。
煙が真横に流れるぐらいの風ですが、煙突は微動だにしません。
とはいえ強風への対策は、次回まで考えておきましょう。
撤収作業
熾き火を掻き出して、後片付け。ステンレスが焼けて変色しています。
こうなってしまっては周囲の芝生の反射率も下がり、敵にも視認されやすくなります。
言うまでもありませんが、完全に冷えてから片付けましょう。
水をかけて冷やすと、恐らく変形しますよ。
煙突トップも、黒いススは付いていますが詰まることはありませんでした。
幕へ火の粉が飛んで、穴が空いたりもしませんでした。
燃やす薪の質や、気温、風などにも影響されるでしょうね。
一晩と半日、薪を燃やした炉内。けっこう灰が溜まっています。
全て触ると崩れる灰になっているので、燃焼効率は良いですね。
このぐらい溜まってても、燃焼は少し弱くなるぐらいでした。
1泊でこれなので、連泊時は途中で灰の掻き出しが必要になりますね。
上位モデルのG-neoには、灰受けを横に引き出せる仕組みが付いています。
背面のバッファープレートが少し変形しています。
これは長い薪を、力を入れて押し込んだせいですね。
後で反対側から叩いて直します。
ロストルは少し曲がっていましたが、底板や側板などには目立った変形はありません。
ガラスについたススは、濡れぞうきんに灰を少しつけてこすると消えました。
前ドアの裏側。ガラスに少しススが付いています。
これも濡れぞうきんに灰を付けてこすったら落ちました。
使っている時、ちょっとこの前ドアの締まりが悪く変形したかな?と思いましたが、冷えたら普通になっていました。
煙突もススを落としながらしまっていきます。
パッカーンと半分に割れるので、とても掃除しやすいです。
使っているのは、100均で買った、車のホイールを洗う用のブラシです。
もう少し柄が長いものにした方が、袖が汚れませんよw
ケルヒャーなどの高圧洗浄機で掃除してみたいですね。
コンテナに薪ストーブ、煙突、幕よけなどを全て入れました。
一式全て入り、薄いので積載もしやすいです。
煙突が長いものなのでこの横長のボックスですが、もう少し短ければその分小さくできます。
おすすめグッズ
薪ストーブを使うにあたって、必須な道具3選です。
火ばさみ
これは必須です。
薪の扱いはもちろん、前ドアの角度と位置で吸気量を調整するので。
私が使っているのは、テンマクデザインのキングトングです。
前ドアの取っ手を引っ掛けやすくて、良かったですよ。
tent-Mark DESIGNS キングトング
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スコップ
灰をすくう、スコップも必要ですね。
私が使っているのはこの激安スコップです。まぁ、普通に使えます。
重い鋳鉄製のスコップなどですと、力が入りすぎてしまうので焚き火の箱向けではないと思います。
本体が高温になっている所を強い力をかけてしまうと、簡単に曲がりますので。
鹿番長のこれ、灰掻きにもなって良さそうです。安いし買ってみようかな。
耐熱グローブ
キャンプをしている人なら、何かしらの手袋は持ってますよね。
軍手だと普通に火傷しますので、買っておいて下さい。
まとめ
小さいモデルの「焚き火の箱 easy neo」には「暖かくない」「すぐ曲がる」という口コミがあり不安でした。
「暖かくない」という点ですが、表面積が小さいと熱量が低いのは当たり前ですね。
そもそもコンパクト薪ストーブですから、大型幕だと足りないでしょう。
easy 400Gだと表面積は少し大きくなっているので、暖かかったですよ。
「曲がる」というのは、燃焼中で高温の時に雑に扱うと曲がります。
普通に薪だけを燃やしている時に、熱だけで曲がるほどヤワではないですよ。
前と横の窓は薪が当たるとススが付いてしまうので、窓に当たらないよう薪の入れ方に気をつけていれば、ずっと火を見て楽しめます。
逆側も窓にしたいですね~。オプションで15,120円です。
おおむね満足なんですが、あえて不満な点を上げると燃焼室のロストルですかね...
ペラペラなのは先述の通りですが、灰を掻き出す際に曲がる、ズレる。
炉内にスキレットなども無理でしょうね。
収納性は落ちますけど、鉄棒でヘビーロストルでも作るか、流用できるものを探してみます。
笑’sさんが作ってくれれば一番ですね!w
応援のほど、よろしくお願いします!
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