発売から5年、今一度サーカスTCのすごさを語る
ちょっと更新の間隔が空いてしまいましたが、元気です!
ワクチン2回目を打ったりしてましたが、副反応で苦しんでいたわけでもなく元気で。
仕事が少したてこんでいただけです。
前回は理想とするファミリー用テントについて書きまして、今回はソロ用かなと思い着手しておりましたが。
書きすすめているうちに、一つ気づいたんです。
私も愛用するテンマクデザインのサーカスTC、当ブログでその関連記事が極めて貧弱であると。
テンマクデザインを代表する大ベストセラーテントですから、皆さん知っていると言えば知っているはずですが。
本日は今一度、サーカスTCの魅力について迫ってみたいと思います。
テンマクデザイン サーカスTCとは
明らかに写真暗すぎミスチョイスですが、気にせずいきますよ。
サーカスTC(CIRCUS TC)は2016年に初登場して以来、高い人気を誇るワンポールテントです。
TC素材を使ったテントとしては安い29,800円(税抜当時価格)、シンプルで簡単な設営。
ソロキャンプでも使いやすいフロアレスシェルターテントとして、品薄状態で全然買えないこともありました。
マイナーチェンジは過去2回。
2017年には付属の張り綱が赤から白に変更、自在金具も変更。スカートのペグポイント数が3から2に変更。
2018年にはファスナーが金属コイルから樹脂ビスロンに変更。
この2018年に価格も2,000円値上げされています。
さてこのサーカスTC、派生商品も多々あります。
- サーカス300(廃盤)
- サーカス440(廃盤)
- サーカス720(廃盤、マイナーチェンジし現行)
- サーカス650(廃盤)
- サーカスTC BIG
- サーカスTC DX
- サーカスTC MID
- サーカスST
一生分サーカスって書きましたね。まだまだ書きます。
私が購入したのは無印サーカスTCと、サーカス440でした。
今回の記事で触れるのは、主に無印サーカスTCについてになります。
サーカスTCのすごさ その1・設営がとても簡単
サーカスTCはワンポールテントなので、ドームテントに比べて設営が簡単です。
まずペグを5本、付属する設営ガイドを使って先に五角形に打ち込みます。
そこにテントの裾を引っ掛け。
ポールを中から立ち上げて、あとはロープを張るだけ。
ペグを打ち込む本数は、たったの10本です。
ソロ登山用ドームテントならロープ含めても8本ぐらいで済むものもありますが、サーカスTCはそれらに比べて天井が高く居住性が良いのもポイント。
サーカスTCのすごさ その2・冬キャンプ人気とシェルター需要に合致した
テントは床もあるものですが、サーカスTCはインナーテントを付けず、ユーザーが欲しければオプションを買うという方式を取りました。
その結果、テントの販売価格を下げることに成功。
厳密にはテントではなく、靴を履いたまま出入りできる「シェルター」となります。
シェルターで雨風を防ぎながら過ごすスタイルは、当時流行の兆しを見せていた冬キャンプには最適でした。
靴を履いて過ごすので、足元の防寒がしやすい。
ストーブを入れてもTC素材は結露せず、暖気も逃げにくく留まりやすい。
コットで寝ればインナーは要らず、サーカスTCの中にさらに小さいテントを入れる「カンガルースタイル」にも対応。
関連記事:サーカスTCにDODカンガルーテントSを入れてみた
サーカスTC人気は冬キャンプ人気とともに高まったと言っても過言ではないと思っています。
実際に2021年現在でも、冬のキャンプ場ではサーカスTCだらけになることも珍しくありません。
後ほどストーブとの相性について、詳しく触れます。
サーカスTCのすごさ その3・ソロでもデュオでも十分な広さ
設営サイズが4,200×4,420×2,800(高)mm、ソロ用テントとしては大型です。
そしてデュオキャンプ、2人で使っても十分な広さがあります。
キャンプは大人数でやるものとは限らず、少人数でも楽しめる。
そういった時代の流れにもハマったんじゃないでしょうか。
デュオの場合はコットをベンチがわりにすると、イスが要らなくて広々して良いです。
イスはけっこう場所取りますからね。
サーカスTCのすごさ その4・高い耐風性
キャンプ中に一番問題となる天候は強風ですが、サーカスTCは強風にも強いです。
写真のようにテントが変形するほどの強風でも、耐えられます(もちろん限度はあるので、天候次第では避難しましょう!)。
写真のキャンプ時は、ペグとロープを標準よりも多く追加しています。
もともとワンポールテントは風には強い形ですが、サーカスTCもポールの強度とテントの縫製がしっかりしているからですね。
雨に対しては決して強くはなく、大雨だと貫通して中も霧がかかったようになります。
これはタープをかぶせる、カンガルーテントを使うなどで対策可能です。
サーカスTCのすごさ その5・各種ストーブとの相性抜群
冬キャンプの部分でも語りましたが、まだ語り足りないです。
サーカスTCは灯油ストーブ、薪ストーブとも相性がとても良いんです。
※毎度の注意書きになりますが、テント内でのストーブ使用は、メーカーとしては禁止している行為です。
こまめな換気をする、消火手段を用意する、一酸化炭素警報機を使うなど十分な対策を忘れずに。
何かあっても自己責任になります。
まず灯油ストーブですが、小型の1台だけでそこそこ暖まります。
防寒着を着ていれば、真冬のふもとっぱらでも凍えず余裕で過ごせる程度に。
化繊に比べて暖気が逃げにくい(ように感じる)TC素材の強みですね。
薪ストーブを使う場合、煙突がとっても出しやすいです。
2つある出入り口の1つを、煙突を出す部分にできるんです。
ダブルファスナー(現行品はトリプルも)で、煙突を通す部分だけを開けられますので。
煙突ガードや耐熱シートなど、断熱はしっかりしましょうね。
薪ストーブを使えば、真冬でも防寒着が脱げるぐらい暖まります。
灯油ストーブでも十分と言えば十分なんですけど。
テントの中で全く寒さを感じず、燃える炎を見ながら過ごすということに価値を感じるならば…十分に情報収集をした上で、お試しください。
関連記事:薪ストーブをキャンプで使うガイド
サーカスTCのすごさ その6・夏も割と涼しく使える
サーカスTCの生地はけっこう分厚いTCを使っており、遮光性も高いです。
そのため夏も濃い日陰を作れる、タープのような使い方もできます。
前後を開放して風を通して、蚊帳がわりのテントを入れて寝るのが快適です。
もちろん純正インナーテントでも良いんですけど。
カンガルーテントの方が取り回しが楽なので…
サーカスTCのすごさ その7・バージョンアップでさらに使いやすく
サーカスTCは現在バージョンアップ。サーカスTC DXという商品に進化しました。
出入り口の1つにフラップが付いて、跳ね上げてタープを連結したかのような使い方ができるようになっています。
これによって幕内空間をさらに広々と使えるようになりました。
雨の時の出入りはどうしても濡れがちでしたが、それもかなり低減。
人気にあぐらをかかず、より快適に使えるように進化しているのは好感が持てますね。
カラーバリエーションも増えまして、写真のダックグリーンやPEPOと同じイエロー、白など派生。
ネットでは転売屋が横行しているので、探すのはWILD-1リアル店舗がおすすめです。
さらに跳ね上げたフラップを塞ぐようにカバーする壁、フロントフラップもオプションで登場。
無印からDXへ買い替えたくなる装備ですね~。
幕内が更に広くなり、冬キャンプがもっと捗りそうじゃないですか。
このフロントフラップですが、面ファスナーを付けて密閉度を高めてくれる有料サービスもあります。
詳しくはテンマクデザインの公式サイトにて。
12,000円で面ファスナーを付けてくれるもので、申込み殺到中とのこと。
購入情報とまとめ
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まずは無印のサーカスTC、サンド。
定番ラインナップ商品から外れるようなアナウンスもありましたが、シンプルさでまだまだ人気。
フラップが無い分、DXよりも多少軽いですからね。
ネットでは転売価格が多いのでご注意を。WILD-1に不定期に入荷します。
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サーカスTC DXも、ネットでは転売価格が多いです。
WILD-1に足しげく通っていますと、たまに売ってたりするんですけどね。
ただし黄色のソルムカラーと白は限定のため、全く見ません。
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ポリエステル版のサーカスSTは、ネットでも普通に買えます。
普通のポリエステルより遮光性が高まるピグメント加工をしているようですね。
耐水圧もTCより高いです。
ただし冬にストーブを入れて使うことを考えると、結露が…
STは普通に買えることを考えますと、やはりTCの方が好まれているのでしょう。
欠点らしい欠点が無い、とても優れたテントということがおわかり頂けたでしょうか。
強いて言えば、重量が10kg強とちょっと重いのと、キャンプ場でよく被ることぐらいですね。
使いやすくて性能も良い、価格も手頃ときたら人気があってキャンプ場でよく見るのも当然です。
初心者からベテランまで、少人数キャンプを楽しむ方におすすめできるテントです!
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