冬キャンプで簡易こたつを使ってみたら動けなくなった件
冬キャンプで暖を取る方法は色々あります。
防寒具、焚き火、ストーブなどなど…
今回はこたつを作ってみましたよ!
なるべく安い費用で、誰でも簡単にセットできて、荷物量もそれほど増えない方法で考えました。
キャンプでクイックにこたつを構築する
今回は色々語る前に、実際に作ってみます。
テントはアポロンT/Cです。まずは床のセットから。
インナーテントの中に、銀マットを敷きます。
これは鹿番長のジャバラにたためる銀マットです。
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車のテールゲートを閉めた時、最後に残った隙間に挟めるのがいい感じ。
アポロンのインナーの場合、3枚使います。
せっかくこたつで温めても地面から冷えたら無意味なので、何らかの断熱は必須です。
続いてクイックキャンプの車中泊マットを敷きました。
こたつ状態からシームレスに睡眠に移行できるよう、先に敷いています。
ここで寝ないなら無くてもいいかも。
熱源となる電気毛布1枚を敷きます。
電源サイトが使えるなら、少し収納がかさ張りますがホットカーペットが楽です。
今回はポータブル電源なので、消費電力が低く小さく畳める電気毛布です。
熱源については色々選択肢がありますので、また後ほどご紹介します。
上からラグマットを敷きます。
数年前にしまむらで買った、190×190のマットです。
アルミ反射シートや保温材など、特に何の機能もありません。
こたつのヤグラとなる折りたたみテーブルをセット。
こたつキャンプで最もかさばり、選択に悩むのがこの部分ではないでしょうか。
今回使ったのは、2つ折りできるクイックキャンプの90×60cmテーブル。
天板が古材のようで、金属部分もブロンズ風のヴィンテージ感あふれるテーブルです。
高さはローモード(40cm)にしています。大人が脚を入れるには、このぐらいの高さが欲しいです。
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なぜこのテーブルを選んだか、デザインと高さ、使いやすさ以外にちゃんと理由があります。
脚同士をつないで強度を出すための筋交いが無いからです。
もし筋交いがあると、テーブルの四方からこたつに足を入れた時に当たりますよね。
筋交いがなければ、4人家族がそれぞれ1辺ずつ使えるというわけです。
コールマンのモザイクテーブルなども大丈夫ですね。
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続きましてはこたつ布団。
封筒型寝袋を使ってもいいと思いますが、ここは専用品を用意しました。
EQUALS イコールズ こたつ布団 アウトドアこたつブランケット 190x190cmです。
いかにも重そうに持っていますが、軽いですよw
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2人で使えるような封筒型シュラフや、連結できる封筒型でも対応できそうですね。
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EQUALSアウトドアこたつ布団の良さとしては、ファスナーが一切ありません。
撥水も効いており、飲み物をこぼしたりしても大丈夫そう。
中綿が体温だけでもそこそこ温まる特殊綿。
加えてペットの毛もつきにくいと、みーこさんが使っても安心です。
色は私が買ったカーキのほか、オレンジとベージュがあります。
テーブルの上にこたつ布団をかぶせます。
90cmの辺に対して、190cmはけっこうギリギリでした。
テーブルの高さ次第ですが、サイズはもう1つ上の210×190にした方が良いかも。
そしてこたつの天板。同じテーブルをもう1つ使います。
器用な方なら、板に丁番つけてDIYしても良いでしょうね!
天板が折り畳めないと、さすがに邪魔ですから。
丁番だけじゃなく天板を開いた時のロックなど、色々自分で加工する手間を考えたら同じのでいいやと。
天板の真ん中にロックをかけて、載せるだけです。
真ん中の連結金具がちょっと下方向に出っ張るのですが、使ってみると気にならない程度でした。
(半円のやつです)
最後にミカンをセットして、完成です!
これはこたつに必須ですよね。
セッティング時間は、なんだかんだで20~30分ぐらいですかね。
言うほどクイックではない?
難しい工程は1つもないのですが、マットをパンパンに膨らませるのに少し時間がかかります。
これがなければ10~15分ぐらいですね。
大人4人で同時に入れますが、ちょっと手狭な感じがしなくもないです。
2人ぐらいなら、1人が寝たりしても余裕ですね。
EQUALSこたつ布団がけっこう優秀でして、電気毛布のスイッチを入れなくても本当にちょっとポカポカします。
かかる費用としては、おおよそ以下の通り。
- クイックキャンプテーブル 5000円×2
- しまむら敷物 1000円
- EQUALSこたつ布団 7000円
- 電気毛布 2000円
- ポータブル電源 30000~70000円
- みかん 598円
私はポータブル電源と敷物、電気毛布は以前から持っていたものを使っています。
今回支払った実質的な費用は、17598円です。
みかんは安売りの時に買えば、もっと安く済みますね。
テーブルを既にお持ちの方はこのへんも節約できそうですし、熱源も節約方法があります。
こたつの熱源について
今回のこたつ設置場所は、2ルームテントのインナーテントという風を防いで過ごせる場所です。
メインの空間暖房は灯油ストーブなので、こたつの方は積極的に高温にする必要がありません。
設置場所が完全に屋外で風が吹きさらしの場合、豆炭こたつや普通のこたつヒーターじゃないと寒いでしょう。
SO9さんのキャンプ用の豆炭こたつの場合、4~5万円ぐらいですね。
こたつの掛け敷き布団は含みません。
値段が高いだけあって、こいつの中は暑いぐらいに温まります。
インナーテント内でやるなら、そこまでの熱源は不要なんですけど。
先ほどは電気毛布でやってましたが、ポータブル電源が必要という点でちょっと敷居高いですよね。
こたつ以外にも、あると便利なのは間違いないんですが。
関連記事:長寿命でキャンプに最適なポータブル電源・BLUETTI EB70レビュー
もっと簡単にできないか、色々試してみました。
まずはこちら、マグマカイロ。
普通のカイロに比べて高温になる商品です。
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確かに高温になるのですが、体積が小さいのでこたつ内部の空間を暖めるには至りません。
4~5個ぐらい入れて、さらに身体に当てる感じで使わないと温かさを感じませんでした。
直接身体に当てると低温やけどしますので、衣類越しにですよ。
カイロは手軽ですし小さいので、携帯するには便利です。
続いては湯たんぽ。
これは体積が大きいので、マグマカイロ以上にぬくもりを感じられます。
空間を暖める効果は薄いですが、無ではないです。
というわけでポータブル電源がなければ、湯たんぽがおすすめ!
実際に検証した後はマグマカイロと湯たんぽだけで、電気毛布のスイッチは切って過ごしました。
カイロは無くても、湯たんぽだけでけっこういけます。
まとめ・こたつで冬キャンプは堕落する
こたつで読書する長男。
今回もっともこたつの魔力に取り憑かれていました。
キャンプ中のほとんどの時間を、ここで過ごしています。
こたつで寝ている奥様を隠し撮りした写真です。
外が寒いと、ここから動けなくなります。
夜寝る時は、寝袋ごとこたつに入っていました。
結果とても暑かったようです。
私自身も今回は外で焚き火などはせず、こたつで長時間過ごしてしまいました。
焚き火を積極的に楽しみたい方は、こたつは出さない方が良いです!
インナーを閉め切らず景色が見えるようにするといい感じですが、夜は家と同じです。
あと他に座椅子などがあると、さらに快適になりそうですよ。
私は本当に動けなくなりそうなので、迷っていますがw
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