サーマレストのクローズドセルマット・Zライトソルを2年使ってレビュー
数日前のヒマラヤセールでは自分の買い物ができず、モヤっていましたが。
まだセールは終わっていません!
というわけで、ヒマラヤセールで買ってきましたよ~
サーマレスト Zライト ソル
言わずと知れた?高級なクローズドセルマットのベストセラー商品です。
スペックはこちら。
サイズ | 51×183cm |
重量 | 410g |
材質 | 架橋ポリエチレン |
厚さ | 2cm |
収納サイズ | 51×13×14cm |
R値 | 2.0 |
生産国 | アメリカ |
安売りされることは、ほぼありません。これもヒマラヤセールで標準価格から20%オフです。
1万円しないものではありますが、鹿番長の似た商品が2,000円ぐらいで買えることを考えますと「高級」と言っていいですよね?
この発泡マットですが、寝心地という点ではインフレーターマットの方が良いと思います。
ちょっと昼寝してみた感じでは、狭さは感じるものの問題なく快適に眠れました。
個人差ありますが、疲れていたり酔っ払っていれば冷たいコンクリの上でも寝られますからね。
長さは130cmのスモールと180cmのレギュラーの2種類ありますが、当然レギュラーサイズを選びました。
スモールサイズは荷物を極限までコンパクトにしたい時に選んでください。
登山だとバックパックなどを枕に使って、マットをできるだけ小さくするという理論があるんですよね。
画像はモンベル様より借用しました。
そこまで荷物量にシビアじゃないキャンプなら、レギュラーで良いと思います。
このように折っても使えるので、座布団がわりにもなります。
銀色の面がアルミ蒸着面ですので、冬は上向きに使うことで体温を反射し暖かく。夏は下向きにセットして、地熱を反射し涼しく。という理論です。
実際に使ってみると、どっちが上でもそんなに変わらなかったです。
横幅は51cmと、けっこう狭いです。
170cm60kgちょいの私が上を向いて自然な体勢で寝ると、肘がはみ出てしまいました。
身体の大きな方や、アメフト選手なんて余裕で肩もはみ出ると思います。
寝袋に入っていれば、肘に体重がかかることは無いと思いますので寝れると思いますが。
寝相の悪い方も注意ですね。
上の画像では、岩の上でのヨガマットにも使ってらっしゃいますね。
自然の中でヨガをしたいという人は、意外と多いんじゃないかと思います。
インフレーターマットなどですと、体重が一点にかかるような運動はダメですが、こういった発泡素材のマットなら大丈夫。
パンクすることがないので、これしか使わない登山家もいるほど信頼されています。
このマットを選ぶ最大のメリットは、展開と撤収の速さだと思います。
空気を入れて膨らませたりする時間が無く、広げれば使える。
畳んで座布団代わりに使って、眠くなったら広げておやすみなさい。
その変形に要する時間、わずか数秒ですよ。
撤収時はパタパタと折りたたむだけ、何のテクニックも不要です。
丸めるロールタイプよりも簡単で、誰でもできます。
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楽天の方が 収納するためのスタッフサック付きで良いかな?
Amazonで同様のスタッフサック付きは、送料がかかりました。
以前100円ショップで買ったゴムバンドで止めてみました。
両端を抑えた方がキレイに畳めそうなので、もう1本買いました。
それほどコンパクトに収納できるわけではないんですが、とっても軽いので持ち運びも苦にならないかと。
オートキャンプだと収納性はそれほど重要ではありませんが、展開と収納が速いのは嬉しいところです。
実際に2年ちょっと使ってみて
2年ちょっと使ってみたので、色々追記します!
ここからが本当のレビューとも言えます。
まず寝心地ですが、地面が土や芝生のサイトならZライトソル1枚でも全然問題なし。
細かい砂利ぐらいなら、ちょっと気になるけど眠れる。
大きい石がゴロゴロしている河原などでは、石をどけないとさすがに痛いです。
個人差はあるでしょうが、私はこんな感じでした。
懸念していた横幅の狭さですが、寝てしまえばあまり気になりませんでした。
ここで寝るんだ、という気の持ちようです。
冬に地面にダイレクトですと、ちょっと冷えます。
銀色の面が上とか下とか関係なく、R値が2.0なので仕方ないです。
Zライトソルの下に、薄い銀マットやオールウェザーブランケットなどを1枚挟んであげるだけで全然違います。
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私が冬によく使ったパターンが、コットの上にZライトソルを敷くという作戦です!
作戦です!と張り切って言うほどのもんじゃないですが。
冬はコットだけだと底冷えしますが、コットの上にこれ1枚敷くと全然冷えなくなります。
当然寝心地も良いので、荷物量は増えますが快眠は間違いなし。
1月の茨城県大子町、2月の河口湖など、いずれも氷点下の環境でも大丈夫でした。
続いて持ち運びについて。
当初はバンドで留めて、むき出しのまま持ち運んでいました。
このまま地面に置くと微妙に砂が付いて、それをテント内で広げると撤収時のお掃除がちょっと増えます。
それが面倒で、専用スタッフサックを買い足しました。
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ゴムで縛る手間もなく、パタパタ畳んで袋に突っ込めば終わりなのでこっちの方が楽です。
多少濡れていても入れられるのも良いですよ。
なぜ濡れることがあるのかは、この後に。
Zライトソルが濡れる理由。おねしょ、寝ゲロではありません。結露です。
特に冬は呼気が結露しやすいので、くぼみに結露した水分がたまります。
このマットはデコボコしているので、雑巾だとなかなか拭き取りにくいです。
逆側から叩いて水分を飛ばすか、風で飛ばないようにしながら乾かすか、諦めて家に帰ってから乾かすか…
つるんとしたマットなら拭いて終わるので、ここは唯一面倒なところです。
エアーやインフレーターマットと違って空気を入れる手間がないのが利点ですが、撤収時の結露という落とし穴。
荷物は増えますが、ブランケットを上に敷いて吸わせるといいかもしれません。
Zライトソル 良い点と悪い点まとめ
最初はイボイボを恐れていたみーこさんも慣れたらお気に入りですが、爪を研ぐので没収しました。
Zライトソルの良い点!
- 軽い
- パンク知らずの信頼性
- 広げるだけで使える
- 寝心地はまぁまぁ良い
続いて悪い点。
- 畳んでもかさばる
- 結露したら拭くのが面倒
冬の結露はあきらめて、R値が高く拭きやすいマットを使うのが正解なんでしょうね。
このZライトソルでも、コットや銀マットと重ねれば十分使えます。
パンクしないので、ネコが爪を研いでボロボロにしない限りずっと使えるマットですよ!
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