オートキャンプに最適!Sea To Summit キャンププラスS.I.マットのレビュー
唐突ですが、キャンプで使うマットにお悩みの方は多いと思います。
人それぞれ好みが違いますので、「マット おすすめ」などで検索したところで、それが万人にハマる可能性は低い道具と言えますね。
マット選びで大切な要素は、おおよそ以下の7点。
- 寝心地
- サイズ
- 厚さ
- 断熱性
- 収納サイズ
- 重量
- 価格
移動手段が徒歩のキャンプでしたら、収納サイズと重量を重視します。
車でしかキャンプに行かなければ、収納サイズと重量は多少重くなっても寝心地にこだわる余裕が出てきます。
キャンプ始めたてで出費を抑えたいのでしたら、何より価格が安いことが重視されます。
というような具合に、キャンプスタイルと個人の好みでどうにでも変わるんですね。
今回ご紹介する商品は、これら7点のバランスがかなり良いマットになっておりますよ!
SEA TO SUMMIT キャンププラスS.I.マット
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) の、キャンププラスS.I.マットというインフレーターマットです。
サイズや形状違いで4種類ありまして、私が購入したのはレクタンギュラー レギュラーワイド。
マミー型のように足元が狭くなっていない長方形で、長さは183cm、幅64cm。膨らませた厚みは7.5cmです。
断熱性を表すR値は4.3。冬キャンプにも対応できる数値ですよ。
収納サイズが7.5cm厚のインフレーターマットとしてはコンパクトな方で、34×20Φ cm。
よくある5,000円~7,000円ぐらいのインフレーターマットの、半分程度の収納サイズなんです。
車で行くキャンプが主流の私ですが、特に家族全員で行くファミリーキャンプの時に、マットはかなり場所を取っていました。
この荷物をコンパクト化するため、入れ替えようというのが購入動機です。
芯材の無いエアーマットの方がよりコンパクトになりますが、空気だけだとボニョボニョしがちですので、芯材があるインフレーターマットの方が個人的に好きなんですよね。
キャンププラスS.I.マット 冬キャンプで使ってみた
先日のソロキャンプで使ってきましたので、さっそく使用レビューを。
まず収納状態。袋自体が大きめの作りで、コードを絞って細くできるようになっています。
ぶら下げるためのウェビングなどもあり、使いやすい良い袋ですね。
袋から出して広げてみました。
収納時は真ん中で2つ折りになり、クルクル巻かれています。
空気バルブは左上の角に1つ。
こちらは裏面。滑り止めなどはありません。
だからと言って、使っている時にツルツル滑ることもなかったです。
空気バルブの拡大写真。
Multi Function Valve(マルチファンクションバルブ)という名称で、SEA TO SUMMIT独自のものです。
2つのキャップが付いており、2つ開けると空気は素通しになります。
セルフインフレート(自動で膨らむ)というマットなので、展開時になるべく早く自動で空気を入れたい時には全開にします。
ただし自動で膨らむ量には限界がありまして、放置していてもパンパンにはなりません。
オレンジ色の弁が付いたキャップだけをつけると、外から内へのみ空気が流れるインフレートモードに。
逆方向には空気が流れないので、膨らませている途中でポンプや口を離しても空気が抜けません。
これは便利ですね~。
このキャップを半回転ひねって付けると、内から外だけに空気が流れるデフレートモード。
マットを畳む時に手を離しても、膨らまないので素早く畳めるというもの。
このマットが自動で膨らむ量には限りがあるので、パンパンに膨らませるにはポンプが欲しいところです。
SEA TO SUMMIT純正品ですと、ドライサックとしても使える商品があります。
エアストリームポンプサックという商品。
電池も充電も不要で、どんな低温でも動作するのがメリットですね。
5,000円と少々お高めですが、軽量化したい人はこちらでしょう。
私は軟弱キャンパーなので、小型の電動ポンプを使ってしまいますけどね。
ポンプは下のリンクの商品で、アダプターなど付けない状態でバルブにハマります。
電動ポンプだけでパンパンに膨らむまで、おおよそ1~2分。
ポンプからそれなりに音が出るので、近所迷惑にならない明るいうちに膨らませておきたいですね。
横幅64cmはキャンプ向けマットで考えると、さほど広くもありません。
登山向けの50cmぐらいのマットに比べると広いので、寝相が悪くなければ普通に眠れます。
厚さ7.5cmあれば、地面の石などは全く気になりません。
マット表面が波打って見えますが、寝転んでも特に気になることはなく。
最低気温-6.2℃の中、実際に一晩過ごした結果。
地面の冷えをまったく感じず、朝までぐっすりでした!
ペラペラのグランドシートの上に、直にこのマットを敷いてます。
寒さを感じるかどうかは個人差もありますので、心配な人はエマージェンシーシート的な反射断熱シートを下に噛ませると安心でしょう。
ちなみにこのマット自体には熱反射する素材などは無いので、暑い夏も普通に使えます。
汗をかくと表面はペタペタしますけどね。
私の畳み方ですが、バルブを全開にして端からクルクル巻いて空気を大ざっぱに抜きます。
ざっくり巻いたままの状態でバルブをデフレートにセットしたら、一度広げて真ん中から2つ折りにして、空気を抜きながら小さく巻いて終了。
畳む時はポンプなど使わない方が早いです。
今回使っていない機能で、枕を固定するPillow Lock Systemというものがあります。
SEA TO SUMMITのマットと枕に、面ファスナーを貼って滑らなくできるんですね。
マット用の面ファスナーは付属するので、手持ちの枕に面ファスナー切って貼ればいけそうな気がしますw
SEA TO SUMMITの枕は持っていないので、いつか使ってみたい気持ちはあります。
~2023/05 追記
枕も買ってみました!こちらの記事でレビューしています。
なめらかでズレにくいキャンプ用快眠枕・シートゥサミット(SEA TO SUMMIT) エアロプレミアムピロー
寝心地、収納サイズ、断熱性など文句なし
耐久性はまだ不明ですが、インフレーターマットなのでいずれは破けます。
(穴を塞ぐリペアキットも付属しています)
破れるのが許せないなら、空気を使わないクローズドセルマットしかないです。
キャンププラスS.I.マット レクタンギュラー レギュラーワイドサイズの記事初稿時点での標準価格は13,640円。
一般的なインフレーターマットの2倍のお値段ですが、収納サイズは半分で済むのが大きなメリットですね。
従来のマット1本分のスペースに2本入るので、大人数になるほど恩恵を受けられるでしょう。
車が軽自動車やコンパクトカーの人にもおすすめします。
寝心地や断熱性も文句なく、とてもバランスの良いマットですよ!
私のオートキャンプのマットはこれで決まりな感じです。
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