家でも外でも!シェラカップで0.5合炊飯の基本
全国的に緊急事態宣言が解除されました!
とはいえここでヒャッハーとあちこち出歩いてしまうと、また元通りになる気もしますね。
私もキャンプに行く時、しばらくは県をまたがないようにしようかなーと思っています。
さて今回は、過去キャンプのまとめ的な記事になります。
過去のキャンプや自宅で行っている、シェラカップで米を炊く行為。
そう、皆さまご存知シェラごはんです。
シェラカップでごはんを炊くメリットとは
キャンプで米を炊く方法は多種多様です。
昔ながらの飯盒や、人気のメスティン。便利なライスクッカー、羽釜など色々存在します。
私もキャンプ羽釜を家でも毎日使っていますが、それは家族の分を炊くから。
加齢などによって白米の量が食べられなくなってしまうと、多くの炊飯鍋での最小単位である「1合」すらキツくなってきます。
そのため半分の0.5合がちょうどよく感じるようになるんですね。
(もちろん個人差はあると思います)
ライスクッカーや羽釜などでも0.5合炊こうと思えばできますが、荷物をコンパクトにしたいソロキャンプの場合。
シェラカップで炊飯できれば、荷物の小型軽量化にもなります。
シェラカップでごはんが炊けるようになれば、どんなクッカーでも炊飯を失敗することはなくなります。
がぜん興味が出てきませんか?そうですか。
シェラカップ炊飯に必要なもの
まずシェラカップ。
よくあるサイズの、容量300~320mlがぴったりです。
小さいほど大変で、それより大きい分には問題ありません。
素材がチタンだと熱伝導率が低く、ちょっと難しくなります。
使えないわけではありませんがムラになりやすいので、ステンレスの方がおすすめです。
私が最近好んで炊飯に使っているのが、新潟のアウトドアショップ・WESTさんのシェラカップ。
WESTの親玉、鹿番長の製品です。
ステンレス製で容量320cc、目盛りが20~250ccまでと90、180ccにもあります。
なぜ90ccと180ccに目盛りがあるか。
お米1合が180cc、0.5合が90ccだからです!
この90の目盛りを目安に、米を入れると良いと言えます。
家で0.5合量って持ってくるようにすれば、目盛りが無くても大丈夫です。
どうも0.5合、90に目盛りがあるのはキャプテンスタッグだけのようです。
今どこかのシェラカップを持っていれば、別に買い換えるほどではないです。
家で軽量カップを使って米と水の量を量って、目盛りのどのへんに来るか把握すれば良いのです。
釘などで引っ掻いて、90ccの線を自分で付けてしまっても良いですね。
続いてフタ。写真のものはベルモントのチタンシェラカップリッドです。
まな板や鍋敷きがわりにもなります。
まな板の場合は、包丁が当たった時の感触がイーってなるのでご注意。
硬い金属と鋭い金属が接触する時の、あの感触ですよ。
|
フタですが、専用品を買わずともアルミホイルで大丈夫です。
ゴミを捨てられるキャンプ場ですと、ホイルの方が身軽ですね。
完璧に密閉しなくても良いので、縁を巻き込むように折り込みます。
縁が少しめくれるようになっていると、なお良し。
真横からの写真も。
鍋底の方にホイルがあると燃えるので、上の方にまくっておきます。
|
続いてバーナーパッド。別に必須ではないです。
バーナーが弱火にできない、あるいはバーナーのゴトクの方がシェラカップより大きい場合に使います。
バーナーパッドがあると火力のムラを均一にできますので、難易度も下がります。
バーナーパッドは強火はNGなので、弱火にした時に使ってください。
いよいよシェラカップ炊飯!
1.米に吸水させる
水の量はお米によっても多少変わるのですが、無洗米の場合は約110cc。
先程のキャプテンスタッグのシェラカップの場合、0.5合の米が入ったところに110ccの水を入れると、水面がおおよそ180の目盛りのところになります。
手持ちのシェラカップに目盛りが無い場合。
自分の持っているシェラカップだとどのぐらいか、家で軽量カップを使って目安を覚えておきましょう。
昔のキャンプ入門本だと、「お米に手のひらを付けた時、水は手首の上ぐらい」が目安でしたよね!
使う鍋の大きさによっては大変なことになりますし、シェラカップには手のひらは入らないです。
吸水時間ですが、30分~1時間ぐらい漬けておきましょう。
あまり長く漬けても駄目なようです。
キャンプ場の場合、虫がダイブするのでフタをしておきましょう。
2.火にかける
火にかけて、沸騰させます。
この時の火加減ですが、ひとまず沸騰すれば弱火でも強火でもどっちでも大丈夫。
写真では焚き火ですが、もちろんガスコンロでも可。
炎がシェラカップの底からはみ出ると、フタのアルミホイルが焦げますので出ない程度で。
沸騰具合が分かるよう、フタは少しめくっておきます。
沸騰したら弱火にして、シェラカップを軽く揺らすか、箸を突っ込んでグルグル混ぜます。
軽く1~2回で良いです。炊きあがりのムラが減ります。
その後はフタを閉めて、弱火でしばらく火にかけます。
時間にして何分火にかけるというのは気温などでも変わりますが、約7~10分。
炊けてくると、ピチッピチッという乾いた音が聞こえますので火から下ろします。
焚き火でやってると分かりにくいです。
分からなかったら、フタを開けて確認しても大丈夫ですよ。
3.蒸らして出来上がり
フタをしたまま10分ほど放置して蒸らします。
ステンレスやチタンのシェラカップは冷めにくいので、そのままで。
アルミだと熱伝導が良く冷めやすいので、タオルなどを巻くと良いです。
ステンレスやチタンでも、真冬は冷えてしまうので巻いた方がいいと思います。
あとは軽く混ぜて、おいしく頂くのみ!
シェラカップ炊飯に失敗した時
炊飯に失敗した時の対策色々です。
次はうまくできますように!
1.米が硬い、芯がある
水の量の不足、または吸水時間の不足が考えられます。
水の量110cc、吸水30分で良いかはお米によって少し違ってきます。
自分の米に最適なラインは、失敗しながら覚えるしかないです。
お酒(日本酒)をほんの少し足してもう一度火にかけるとリカバリーできますが、無ければ我慢して食べましょう。
死にはしません。
2.米が柔らかい、お粥のよう
水が多すぎる、火が弱すぎる、火から下ろすのが早すぎたことが原因です。
下の方は焦げているのに上がべちゃべちゃ、という場合は水が多すぎ。
これはリカバリーできないので、お粥だと信じて食べます。
下が焦げていなければ、火が弱すぎか、火から下ろすのが早すぎです。
もう一度弱火にかけてみましょう。
3.焦げている
火が強すぎ、または火から下ろすのが遅すぎたようです。
焦げた米を元に戻す方法は、時を戻すしかありません。
焦げを避けて食べます。
まとめ・家で練習すればキャンプでもうまくいくはず!
焦げてしまうのが最悪の結果ですが、目を離さない限りは大丈夫。
キャンプ場でぶっつけ本番でやろうとすると、気温や風などの影響もあり失敗しやすいです。
水の量や炊きあがりのピチピチ音など、正解が分かっていればキャンプでも火加減などで調整できます。
まず一度、ご自宅のガスコンロでやってみることをおすすめします!
Sponsored Link