スポンサーリンク

初心者向け冬キャンプデビューのススメ

最近テレビなどでも冬キャンプの特集を目にすることが多くあります。

キャンプを題材にしたアニメ「ゆるキャン△」のヒットもあり、冬キャンプをやってみよう!と思っている方も多いのではないでしょうか。

やっと時代が追い付いてきたという感じですね!

ただし十分な準備をしていないと、危険なことになります。

主に初心者の方向けに、冬キャンプに必要なものや心構えなんかを書いてみます。

 

 

デビューは暖房付きバンガローなどで

 

夏にもキャンプしたことが無く、いきなり冬にテント泊デビューは危険です。

まずはバンガローやコテージなどで、半屋外生活を体験してみることをおすすめします。

慣れてくると物足りないんですが、これも立派なキャンプです。

前庭部分でバーベキューなどができるなら、十分雰囲気が味わえますよ。

エアコンやヒーターもあり、安全で快適に過ごすことができるでしょう。

 


 

ソロキャンプでは?

ファミリーキャンプならともかく、ソロキャンプの場合はバンガローを利用しにくいですよね。

無暖房ならテントは小さめのツーリングや山用テントで、自分の体温で空間が暖まるようにします。

ベンチレーターはなるべく閉められるもので。テント内で火を使わなければ、まず窒息することはありません。

(もし火を使うなら、絶対に閉め切ってはいけません!死にます!)

 

積雪のあるところだとまた違ってきますが、最初から積雪地は止めた方が無難です。

 


 

寝床は暖かく

 

いよいよテント泊となった場合ですが、地面からの冷えを断熱することが重要です。

おすすめは安い銀マットなどを敷いて、その上に厚みのあるインフレーターマットやエアーマットを敷きます。

電源サイトで、電気毛布があれば完璧。

EVAフォームマットなどのみですと、慣れないとちょっと硬くて寝にくいです。

普段から自宅で敷いて慣れておけば、寝れるようになります。

 

コット(キャンプ用折りたたみベッド)を使うのもありです。

ただしコットだけだと底冷えの遮断は十分にできませんので、その上にマットを敷くことになり荷物は増えます。

 

 

寝心地はいいんですけど、コット無しで厚めのマットを使った方が荷物は減らせます。

 


 

無電源ならシュラフは冬用一択

 

マミー型という、頭まで覆うタイプの寝袋が良いです。

化繊タイプで1万円~、ダウンのもので3万円~です。

 

化繊シュラフ

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

○イスカ 1233・スノートレック 1300
価格:13500円(税込、送料無料) (2018/11/11時点)

 

楽天で購入

 

 

 

ダウンシュラフ

 

 

簡単に言いますと、化繊は安いが、重くてかさばる。

ダウンは高いが、軽くて畳むとコンパクトになります。

選ぶ基準は寝袋の「快適温度」で、行く場所の気温に応じて選びます。

少なくとも-10度より低い気温に耐えられるものが良いです。

外に居てどうしても寒い時はもう寝るっきゃなくなりますので、寝袋はけっこう重要です。

 

マミー型は身体にフィットするので体温を逃がしにくく、暖かく眠ることができます。

封筒型ですと肩口や頭が冷えますので、インナーシュラフを使ったり、マフラーを巻いて隙間を埋めましょう。

 

 

荷物は増えますが、寝袋を重ねて使うのもアリです。

どこまで耐えられるかは中に入れる寝袋の性能に比例しますが、ぜひ自宅で試してから実践することをおすすめします。

 

あとは湯たんぽ。

 

 

無暖房キャンプの夜の、強い味方ですね。

ただし低温やけどには気を付けましょう。

 


 

電源サイト最強

 

床の底冷え防止、シュラフで暖かくする工夫などを述べてきましたが。

電源サイトで電気毛布やホットカーペットを使うことで、ぐっと条件はゆるくなります。

寝袋は3シーズン用でも眠れますし、湯たんぽも不要。

 

電源サイトの偉大さが分かっていただけたかと思います。

予約の取りにくい人気キャンプ場でも、電源サイトは満杯で電源なしはガラガラ、ということは多々あります。

 


 

暖房器具について

 

暖房を焚き火だけに頼ると、風が強くて焚き火できない時に困ります。

ストーブは当然あった方が快適ですが、テント内で使う場合は一酸化炭素中毒や火災などに十分な対策が必要です。

以前書いたストーブ関連記事がありますので、併せてごらんください。

参考記事:冬キャンプ用のストーブまとめ

 

テント内でストーブなんて危険だ!

とはいえ、使わなければ凍えるのであれば迷わず使うべきでしょう。

火の怖さを十分に理解して、定期的に換気しながら使うことです。

 

ストーブのレンタルはあまり無いですが、ホットカーペットなどはキャンプ場で貸し出しているところも多いです。

自宅から持っていくとけっこう荷物になるので、ありがたいですね。

予約しないと当日あてにしていたのに無い、ということになるので注意です!

 


 

服装は十分以上に暖かく

 

下着、中間着、アウターという感じでの重ね着が基本です。

私の場合、真冬は上半身4枚、下半身3枚ぐらい着こみます。

参考記事:冬キャンプの服装、おっさん編

 

キャンプ中は動きがあまり多くないので、体温が下がって冷えを感じやすいです。

着替えを余分に持っておいて寒い時は重ね着する、ホッカイロなどで太い血管を温めるという対策が有効です。

 

また、肌を露出していると乾燥しますので、なるべく露出は減らしましょう。

冬キャンプを一日するだけで、けっこうお肌は荒れてしまいます。

 


 

身体の中から暖める

 

 

温かい料理や飲み物は、内臓を温めて体温を簡単に上げることができます。

水分を飲みすぎるとトイレに行きたくなりますが、熱燗やホットワインなど最高ですよ。

子供は紅茶などですね。うちのガキどもは果物フレーバーのものを好んで飲みます。

 

 


 

初めの目的地は暖かめのところを選ぶ

 

 

南国に行け、ということではありません。

ここで言う暖かめとは、「標高が低いところ」です。

標高が高いところほど冷えますので、十分な対策が必要になり上級者向けとなります。

いくら標高が低いとはいえ、海辺は風が強いので避けるべきですね。

木が風よけになるので、林間のキャンプ場などが無難です。

 


 

それでも寒かったら言ってよ!

 

十分に対策をしたつもりでも、雨や風などで体感温度が下がってどうにもならなくなることもあります。

テントの中で寝袋にくるまって朝を待つか、どうしてもダメそうだったら車に避難です。

車内に居れば風を防げますし、気密性はテントよりずっと高いです。

車の無いキャンプの場合、恥ずかしいかもしれませんが周りの人に助けを求めてください。

迷惑をかけたら申し訳ない!と思うかもしれませんが、ひっそり死なれるよりも断然寝ざめは良いです。

 

風邪をひくぐらいで済めば幸運で、死ぬこともありますから。

運よく朝を迎えられたら、次回からは完璧に対策ができるようになるでしょう。

 


 

終わりに

 

敷居は高いのですが、冬キャンプにはそれを上回る楽しさがあると思います。

あまり流行ってしまうとキャンプ場の予約が取りにくくなるので、今ぐらいでいいんですけど。

寒いのになぜか楽しい、これはやってみないと分からない世界ですよ!

 

 

Sponsored Link


Posted by みーこパパ