コールマン・ケロシンランタン639C700、フロムL.A.
先日のランタン検討記事の続編です。
前回の記事:私を通り過ぎたランタンたち
ポチッていたモノが、届きましたよ!
コールマンのケロシンランタン、639C700です!
700ルーメン、8.5時間も使えるんですね。
じゃじゃ馬ペトロちゃんにも惹かれましたが、忙しいファミリーキャンプにおいては扱いが簡単な方が嬉しいです。
とはいえ、コールマンも奥様や子供だと慣れないと使えないでしょうけど。
Amazonで購入し、ロスアンゼルスから到着しました。
なんか格好いいですね、L.A.から到着って。
サングラスかけて、ガムをくっちゃくっちゃ噛みながら成田に来たんですよ。
「ニホン ドラ サムイネー」なんて言いながら。
では、さっそく開封していきましょう!
発泡スチロールの緩衝材が、これでもかと入っています。
空輸だからね、ホヤが割れたら困るからね。
でもホヤの中まで詰めなくてもいいんじゃないだろうか。
上から撮影。何かの幼虫が大量発生したようです。
プレヒート用のアルコールを入れるカップが、ケロシンランタンならではですね。
付属品は、マントル2枚と空のアルコールボトル、英語マニュアル。
マニュアルは超ざっくりのアメリカンスタイルですが、パーツナンバーが記載されているので大事に取っておきましょう。
マントルは11型というやつです。
丈夫で名高い大王マントルだと、これが使えるようですよ。
コールマン純正の使ってますけど、落としたりしてないので全然普通に保ってます。
ホヤ、グローブはメイドインチャイナです。
品質に問題無ければ、チャイナでもコリアでも構いませんよ。
キズなどは無いんですが、発泡スチロールの破片が静電気でいっぱいくっついています。
本体に使い方が英語で書いてあります。
付属マニュアルより詳しい気がする。
ケロシンのシール、よく見るとちょっと斜めになってます。
さすがアメリカン、大雑把ですw
タンク底面に、うっすら刻印があります。
2017年8月、アメリカのカンザス生まれ。まだベイビーちゃんですね。
カンザスておまえL.A.ちゃうやんけ!
一気に田舎臭いイメージになりました。
ベンチレーターは独特で、ネジはありません。
上から載せて、吊り下げハンドルで挟み込むだけ。
マントルは縛って、余ったヒモはハサミで切ります。
このへんはどのランタンも一緒ですね。
給油しますよ。ガンタイプの醤油チュルチュルがピッタリはまりますが、ピッタリすぎて残量が分かりません。
横着せずに、コールマンのフューエルファネルを使います。
これ正しい使い方が分かると、便利ですね。
- 黒いパイプの開口が上に来る向きで、ファネルをがっつり奥まで差し込む
- 黒いパイプが浸らない程度に、ゆっくり給油していく
- 燃料が入って行かなくなったら満タンになりつつあるので、給油を止めゆっくりとファネルを抜く
- 漏斗内に残った燃料が、ゆっくり入るので給油完了
10リットルの携行缶などでゆっくり給油してると腕がプルプルして来ますけど、素早く給油しようとすると溢れます。
続いて、プレヒートの準備。
ケロシンランタンで使う灯油は、ホワイトガソリンより発火点が高いので、温めてあげないといけないんですよ。
これが手間といえば手間ですね。
変態諸兄ならば、着火に至る一つの儀式として楽しめるんですが。
これをAmazonで買いました。
ドラッグストアにも売っているそうですが、風体が怪しいとテロリストだと思われて通報されたらイヤですからね。
付属の空ボトルで、指で空ボトルを握って、戻る時の圧力で吸い込みます。
金色のプレヒートカップに、こぼれない程度に入れていきます。目分量です。
慣れたら下の穴からもできるみたいですが、グローブを外してやる方が簡単かと思って、横からのラブ注入。
グローブとフタ(ベンチレーター)を被せて、下の穴からガスマッチで着火。
風が無ければ、着火してからグローブを被せても良さそうです。
今回はマントルの空焼きも同時に行われます。
アルコールがグツグツ沸騰して、ちょっと楽しいです。
この間にポンピング開始します。
指の腹でポンプの穴を塞ぎながら、30回のピストン運動。
カメラを撮るため片手ですけど、反対の手でランタンを押さえましょうね。
プレヒート開始から2分ぐらいしたところで、燃料バルブをひねって点灯!
バルブはカーボンの付着を軽減させるため、全開運転です。
プレヒートが不十分だと炎上するそうなので、上から覗き込んではいけません。
寒い時期は特に気をつけましょう。
このへんの情報は、ツイッターのフォロワー様から頂きました。
ありがとうございます!
暖かい時期なら、30秒~1分ぐらいでいいみたいですね。
なんということでしょう。
消灯後、マントルが破れていることに気づきましたw
点灯はできますけど、放置するとグローブにダメージがあります。
ティッシュでカスが落ちないようくるんで、崩しながら外します。
ヒモのあたりは細いドライバーを使うと崩しやすいです。
プレヒートと同時にやって、一箇所だけ燃やされたからかな~?
ということで、今度はガスマッチでマントルをまんべんなく炙ってやりました。
アルコールも入れて、再着火しますよ。
はい、今度は上手に焼けました~。
焼けた後はとても脆いので、手で触ったらダメですよ。
マントルは当たりハズレありますよね。
SOTOのランタンのマントルなんて、2年ぐらい替えてない気がします。
使っていると、独特のニオイがありますね。
幕内で使うと気になるかもしれませんが、暖かそうなので冬は入れたいですね~。
その際、一酸化炭素警報器は必須ですね!
うちのこの形の警報器は問題なく検知してくれてますけど、コレも当たり外れが激しいようです。
燃える炭や車の排気ガスなどでチェックできますので、安全のため一度やってみることをオススメします!
ランタンはリフレクターなどを付けて、実戦投入したいですね!
あとは持ち運び用のケースも買わないといけません。
初期投資はまぁまぁかかりそうですが、燃費が良いので長い目で見たら得なんじゃないかと思います!思いたい!
L.A.帰りが伊達じゃないってところ、見せてもらいましょう。
(実際はカンザス出身)
一年以上使ってみての感想
これまで炎上は1回だけ、プレヒート不足の時に起こりました。
上の写真のように、プレヒートして十分に温まってくると、バルブを閉めていてもマントルが赤熱します。
このぐらいになったらバルブ全開準備OKです。
冬キャンプの時、幕内で使うとちょっと暖かくなりました。
火器なので、一酸化炭素中毒・火災に気を付けて自己責任で!
狭い幕内で吊るすのは危ないので、置いて使いました。
テントがサーカスTCぐらいのサイズだと、有るか無いかで体感温度変わります。
マントルも初稿の時に付けたものが、いまだに壊れず使えてます。
可動部用の油を用意してますが、今のところ好調なので何もメンテらしいことはしていません。
くっついて死んだ虫を払って、綺麗に拭いてあげるだけ。
ススも少なく、ホヤが黒ずんだりもあまり無いです。
それでもよく働いてくれている、頼れるメインランタンです!
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私が購入した時より、3,000円ぐらい値段が上がってしまったのが残念です。
灯油のランニングコストが安いので、悪くないと思いますよ!
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