キャンプの基本的なルール、暗黙のマナー
何事にもルールやマナーがあり、その枠の中での行動が求められます。
もちろんキャンプにおいても然り、です。
「大人の決めたルールには従わない。」とか、もうね。痛いですね。
それが格好いいと思う時期は、中2でしっかり終えましょうね。
各キャンプ場の利用規則については、必ずと言っていいほど文書化されてますので、これは読んで守りましょう。
特にゴミの分別は、行く所によってかなり変わります。
東京は金属以外は大体燃やせるゴミなんですけど、厳しい自治体はとても厳しいんですよね。
どこのキャンプ場でも基本的なルール
チェックイン時間
この時間より早く行くと、前の利用者さんが居たり、サイト清掃が終わっていないこともあります。
お金を払って時間前に入場させてくれるサービスもあり、アーリーチェックインと言います。
「30分早めに着いたら追い返された。入れてくれてもいいのに。」
それが当たり前です。入れてくれるところもありますが、それは厚意です。
ちなみに遅すぎてもダメです。受付時間は決まっています。
管理人さんは、来ない客を夜中まで待たないといけないことになりますから。
遅くなる場合は、電話一本入れておきましょう。
チェックアウト時間
この時間までに片付けを終えて、帰らないといけません。
これも有料で延長可能な場合があり、レイトチェックアウトと言います。
「雨が降って撤収が遅くなって、時間を少し過ぎただけで文句を言われた。」
はい、これも言われても仕方ないですね。
5分や10分ぐらいなら、別にそんなに言わなくても...というのは分かるんですけどね。
繁忙期ですと、すぐ次のお客さんの予約が入っていたりしますので。
静粛時間
夜の何時から朝の何時までは静かに過ごしましょう、という時間です。
単に消灯時間だけが明記されている場合もありますが、早くとも朝7時までは、うるさくしない方が良いです。
消灯時間になったら即、照明を消して寝ろ!という訳ではないのですが、明るいランタンは暗めに調整し、会話も他のサイトに聞こえないよう、ごく小さな声で。
テントは声がよく通ります。周りの人は寝ているんだと思って行動しましょう。
もし、これを無視して夜中まで騒いでいるグループが居たら。
なるべく管理人さん経由で注意してもらうようにしましょう。
あなたの方が正しいとしても、直接文句を言うとトラブルになりかねません。
夜間は管理人さんが不在になるところは、緊急連絡先を確認しておくと良いですね。
私は幸い、うるさいグループの近くになった事がありません。
昼間オバハンの笑い声がうるさいグループは居ましたが、夜はちゃんと寝てくれました。
自分がうるさいグループに居た事も、過去にあったと思いますね...
20代なりたてぐらいでの、友達と大人数でのキャンプなど。
誰かに怒られたりはしませんでしたが、今思うと恥ずかしいもんです。
キャンプ場内での暗黙のマナー
特に利用規約に明記されていなくとも、知らずにやってると恥ずかしい事があります。
他人のサイトに入らない
植え込みやロープで区切られている区画サイトはもちろん、区画されていないフリーサイトであっても、他人のサイトに入るのはマナー違反です。
いくらトイレなどに移動するのに近道であっても、です。
これは子供にも徹底させましょう。
誰も人影がないサイトであっても、入ったらダメです。泥棒と思われます。
フリーサイトだと、どこまでをその人の領域とするかは微妙なんですが...
「手を伸ばして道具に触れられる距離」は近すぎます。
混んでいると、どうしても近くを通らないといけないこともありますが、トラブル防止のためにもなるべく遠回りしましょう。
他の人のサイトに何か用事があって入る時は、声をかけてからです。
料理のおすそわけなど貰うと、すごい嬉しいですよね!
貧乏ソロツーリングしてた時など、粗食なのでありがたかったです。
迷うのは、どこかに遊びに行って無人のサイトから、強風で色々飛ばされている時ですね。
拾って一箇所に集めてあげて、戻ってきたら教えてあげるというのが一番いいと思いますが...
それが若い女の子のパンツだったりしたら?などは、正解が分かりません。
遊びは決められた場所で
ここで言う遊びとは、ボール遊びやバドミントンをはじめとして、鬼ごっこや花火など、場内での遊び全般何でもです。
まず大前提、分別がつかない子供からは目を離してはいけません。
キャンプは楽しいだけじゃなく、危険なこともいっぱいあります。
水遊びなどは最たるもので、必ず監視できる大人が付くようにしましょう。
大体のキャンプ場で、ボール遊びは広場以外ではしない方が良いです。
焚き火に突っ込んだりすると怪我や事故につながりますし、車やテントに当たると怒られます。
もしあなたの新品のおろしたて真っ白なノルディスクに、泥だらけのボールをぶつけられたら腹立ちませんか?
当たらなければいい、ということでも無いです。迷惑です。
よく見るのは通路でボール遊びなどをしている人ですね。
広場があればそこに移動して、それも無ければ他の事をして遊びましょう。
もしボール遊びしなければ死ぬ病気だったら、キャンプなんてせず治療に専念してください。
ボールが焚き火台を倒して枯れ草に引火、テントに引火、中で寝ていた人に引火、車にも引火大爆発。
極端な例ですが、洒落にならないですよね。
子供のやることだから、と言って許されませんよ。
花火の可否はキャンプ場でルール化されていることが多いです。
手持ち花火のみで打ち上げ花火は禁止、やる時は砂利やコンクリの上で、など。
「打ち上げじゃない爆竹やドラゴン花火はどうなの?」
手に持てないことも無いですが、手持ちとは言えませんね。
火を使う時は放置しない
これはキャンプのマナーと言うか、一般常識だと思いますが...
焚き火やランタンの火を燃やしたまま、長時間離れたらダメです。
トイレぐらいなら、すぐ戻れるので良いですけど。
遊びや風呂に行って、サイトに誰も居なくなる時は消火しましょう。
特に空気が乾燥する冬場などは、危険です。
グレーなマナー
焚き火の煙など、周りに迷惑をかけていないか悩みませんか?
風向きは人の力ではどうにもならないものです。
薪や炭が湿っていたりすると煙が出るのも、仕方無いです。
なので私は隣のサイトから煙が流れて来ても全く腹も立たず許せるんですけど、人によってはマナー違反だと思う人もいるようです。
ずっと同じ風向きという事は少ないので、個人的には許してあげてほしいところですね。
数分後には風向きが逆になって立場が逆転することだってありますからね。
ルールやマナーは同行者にも教えてあげよう
子供にルールやマナーを言い聞かせるのは、親の責任です。当然ですね。
大人でもキャンプ慣れしていない同行者がいたら、ぜひ教えてあげましょう。
それが恐い先輩や上司だったりすると、言いにくいのは分かりますけど。
周りのキャンパーに迷惑をかけたり、その結果注意されたりすると、みんな楽しくないですよね。
私もグルキャンなどで、先輩にちゃんと言うよう頑張ります!
よその子供に対しては、注意する時はなるべく柔らかく言うようにしています。
知らないおっさんに怒られるのは恐いことですから、それでキャンプが嫌いになったら可哀想です。
何度言っても聞かなければ別ですが、それはこれまでの経験ではありません。
終わりに
私が一般的だと思っているルールやマナーについて書いてみましたが、おかしいと思う部分はありましたでしょうか。
恐らく他にもあると思いますが、代表的なものについて触れたつもりです。
基本キャンプは自由に楽しめるのもいいところだと思いますが、それは「最低限のルールやマナーを守っていれば、自由」ということです。
自身が他人にされてイヤな事はしないのは当然として、これやったら迷惑かな?と迷うようなことはしないのが賢明です。
自分も他人も、みんなが楽しく過ごせるキャンプが一番ですよね!
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