インターネットに潜む罠、キャンプ用品でも気をつけて!
キャンプがブームと言われる昨今ですが、流行るという事は大勢の人が関わってくるということです。
マナー問題などが深刻で、夜遅くまで騒ぐ、芝の上での直火、ゴミの不始末、などなど...
ブームとなる前までも当然あったことですが、ブームになっちゃうと分母が増えるので、ダメな行為をする人も増えますね。
そして、キャンプ絡みでの犯罪というのも増えてしまいます。
ネットを徘徊していて、怪しいキャンプギア販売サイトを見つけました。
URLを公開するのは控えますが、詐欺サイトに引っかからないようにするための見分け方などを紹介します。
値段が安すぎる
今回ですが、軒並み売り切れているナンガのシュラフを探していて件のサイトに辿り着きました。
市場相場より2~3段階安い、不自然な値段です。
本当にこの値段で買えるなら嬉しいんですが、買えませんよ!
ナンガのシュラフで言いますと、「ニッチオリジナル商品」をニッチさん以外が売っている時点でおかしいんですけど。
(ニッチさんは楽天などに出店している、まっとうなお店です。私もよく利用します)
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順を追って突っ込んでいきます。
特定商取引法に基づく表記が不十分
ネットショッピングをよく利用される方ですと、目にしたことがあると思います。
ページの下の方などにリンクが貼ってあったりする場合が多い、運営会社の表記、連絡先の明記、返品についての明記などが法律で定められています。
今回の詐欺サイトの場合ですと、会社名、担当者名、住所、返品方法は書かれておりましたが、電話番号とメールアドレスの記載は無し。
確かにWEBサイトに電話番号などをそのままテキストで書くと、営業電話や迷惑メールが増えるのですが、全く分からないというのは問題です。
会社情報、沿革などもありませんでした。
会社が存在するか怪しい
サイトに書いてある会社名を、国税庁の法人番号公表サイトで検索してみました。
(会社名はぼかしてあります)
データ存在せず。日本の株式会社なのに?
この時点でコナン君なら、「あれれ~?おかしいな~?」と無邪気な子供のフリして突っ込むところですが、決定的な証拠ではないのでもっと追い詰めましょう。
2018.12.21追記
実在する会社の名称をパクって記載しているところを見つけました。
住所、電話番号も適当です。
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支払いが前払いのみ
支払い方法でクレジットカード、代金引き換えはできず、銀行振込の前払いのみでした。
ちなみに振込先の情報も、公開されておりません。
クレジットカードで直接決済できるWEBショップは、ある程度信頼できます。
当然その一点だけを判断材料にはできませんが、カード会社の審査がありますので、少なくとも「会社が存在する」ということにはなります。
2018.12.21追記
代金引換、クレジットカード可能と書いているところも見つけました。
実際にカート決済画面で、支払い方法を選ぶことはできませんでしたが。
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日本語が怪しい
「よくある質問」コーナーからの抜粋です。
100%新本物。
または、などの接続語の使い方。
この短い文章でも、中盤以降は疲れたのか支離滅裂。
どんなアホでも日本人なら、こういった文章はマヂ書かないんで!
もちろん外人さんが運営しているというだけでは、詐欺とは言い切れません。
拙い日本語でも、まっとうに商売されている方はたくさんいらっしゃいます。
このサイトの運営者情報は、日本人の名前でしたけどね。
間違いなく偽名でしょう。
できたてドメイン
今回の詐欺サイトは独自ドメイン(オリジナルのURLだと思ってください)を使っていましたが、そのドメインが作られたのが数日前。
これはWhois検索という方法で、国税庁のサイトと同じく関係者以外の誰でも調べられます。
詐欺サイトはすぐ消える(消される)ので、ドメイン取得後間もないサイトは怪しいです。
更にドメイン事業者も日本の会社じゃないですね。
このサイトにはナンガシュラフ以外にも多数の商品があるのですが、この会社は1週間前にWEBショップを開いて、こんなに多くの商品を取り扱っているという不自然さ。
2018.12.21追記
詐欺サイトは、ショップのドメイン名の末尾が怪しい傾向があります。
.xyzや.nlといったものは、普通ショップに付けません。
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まとめ
詐欺サイトを見分ける方法をいくつかご紹介しました。
今回もちろん実際に購入したわけじゃありませんが、状況証拠もこれだけ揃えば怪しさ100%です。
ここまで調べなくとも、後払いができない時点で、購入は止めた方が無難ですね。
2018.12.21追記
後払いができるように見せかけて実際はできない、代引きでゴミを送るという事も考えられます。
「特定商取引法に基づく表記」を確認しましょう。
ほぼ記載が無いか、不備があります。
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できて数日のサイトで、商品画像も他のショップから盗んだようなものです。
作りもお粗末なのでまだ被害は無いんじゃないかと思いますが、しばらくするとGoogle先生も「株式会社○○○○」に続けて「詐欺」という予測ワードを出すことでしょう。
詐欺に引っかからないよう、まっとうにキャンプ沼にお金を落としましょう!
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