【本の紹介】キャンプのあやしいルール真相解明【著：山口健壱】
キャンプブームもずいぶん浸透しておりまして、世の中には情報が溢れかえっております。
色々とルールとマナーがあるのは皆様ご承知の通りですが、中には「ん？」と疑問を感じるものも。
失礼を創出するマナー講師が考えたんじゃないのか、というようなものもあったり。
もちろん私も含めてですが、今はブログやYouTubeで一般人が発信できる時代です。
その情報は玉石混交、中にはデマなども含まれます。
今回ご紹介する本は、そういった真偽不明のルールをバッサリ斬る一冊。
キャンプのあやしいルール真相解明
著者は山口健壱、発行元はfam_magでおなじみ・三才ブックス。
山口健壱氏といえば、皆様御存知ハイパーキャンプクリエイターズの顔面担当にしてキャンプ界のスーパースター ヤマケンですよ！
同じヤマケンでも三代目 j soul brothersのヤマケン（山下健二郎さん）は、もう少し前にキャンプ道具の本を出したりしていました。
「うちのヤマケンは何してんの！」とヤキモキしていた方も多いのではないでしょうか。
うちの奥様なんですけどね。そしてヤマケンは決してうちの子ではないですね。
満を持して、世に送り出されたのが今回の「キャンプのあやしいルール真相解明」です。
第二次キャンプブームのずっと前からさくぽん（佐久間亮介氏）とブログでキャンプ情報を発信し、テンマクデザインのWEBイラストやシエラカップデザインなど活躍を続けるスーパースターですから、もっと早くても良かったかもしれません。
こちらが目次です。
最近見聞きしたことがあるような自然や道具についての知識、小技や法律など多岐に渡ります。
ヤマケンが各界の専門家に真偽不明の質問を投げて、その回答を記載しているという内容です。
回答する専門家はキャンプ道具メーカーや大学の先生、キャンプ場オーナーなどバラエティー豊か。
いずれも長年その分野に携わってきたプロの方達です。
キャンプの真偽不明なルール・マナーや都市伝説的に語られる話題に対して専門家からの回答が得られるわけですから、これは間違いない知識でしょう。
ただしすべての疑問に対してはっきりと白黒付くのか、と言うと決してそうでもないんですね。
現代科学・長年の研究をもってしてもはっきりと分からないことというのはありまして、そういう話題も載っています。
具体的に1つ上げると、「アルミ無垢のメスティンを使用前に米の研ぎ汁で煮るやつ」。
「メスティンの使い方」みたいな本やWEBサイトには大抵書いてありますし、私も過去にどこかのサイトで書いた気がします。
実際にやってみますと、多少アルミが黒ずみにくくなるような気がしますね。
私も煮たものと煮ていないもの2個並べて試したわけじゃないですし、そもそも黒ずみを気にしないタチなので分かりませんが。
本ではアルマイト加工の代わりじゃないか、という推測になっています。
専門のメーカーさんからしても謎の行動になりまして、はっきりと「無意味」とは断言されていません。
効果は全く無いわけでもないと思われるが、効果の継続性などを考えたら大した意味はないものです。
おまじないのようなものなので、研ぎ汁で煮たい人は今後もやるといいですし、別にやらずに使っても大差無いのだと言えますね。
導き出された答えは、「黒ずみが気になる人は後付けのアルマイト加工にでも出すのが確実」となります。
いかがでしょう、なかなか興味深くて面白くないですか？
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キャンプ入門本やWEBサイトの入門ガイドを見たことがある人なら、語られている内容は大体理解できるものばかりかと。
なのでこれからキャンプを始める人よりは、1回以上やってみた人～頻繁にキャンプをする人の方が楽しめる本だと思います！
もちろんキャンプデビュー前に色々と情報を集めている方にも勉強になりますが、実体験を伴った後の方が内容がズンズン入ってきやすいはず。
キャンプ好き同士の飲み会、グルキャンの話のネタなんかにもピッタリですよ！
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