キャンプ道具をなるべく安く揃えるといくらになるのか?【ランタンなど小物編】
まったく初心者の方がゼロからキャンプ道具を揃えると、最低費用はどのくらいなのか?
テントなど大物編に続いて、ランタンなど小物のキャンプギア編です。
大物編はこちら。
キャンプ道具をなるべく安く揃えるといくらになるのか?【テントなど大物編】
小物とは言え、高い物を買うとテント以上の単価になったりもしますw
前提条件は前回と同じ。家族4人、暑くも寒くもない春秋、価格の安さ重視です。
ランタン
夜の闇の中でも活動を可能にする、ランタン。
ガス、ガソリン、オイル、灯油など燃料を燃やして明るくするランタンもありますが、おすすめはLED一択です。
燃焼式のは少なからず取り扱いに慣れが必要になりますが、LEDは電池を入れてスイッチを押すだけ。
誰でも扱える手軽さと安全性から、初心者に限らずLEDランタンの使用シーンは爆発的に増えていますね。
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ソロキャンプなら多少暗くてもいいのですが、ファミリーキャンプだとある程度の明るさが必要です。
1000ルーメンという明るさは、ちょっと明るすぎる気もしますけど。
重要なのはランタンは1個じゃなく、最低でも2個用意することです。
(ソロなら1個でも良いです)
サイト全体を照らす明るいランタンと、テーブル付近を照らすランタンという組み合わせがオーソドックス。
テントの中と外で使う、トイレに行く時に1つ持っていくなど明かりが2個必要になる場面は多いです。
LEDの色を温かみのある電球色に変えられるものが良いと思います。
個人の好みもありますが、白い光だと自然の中で浮いてしまいがちですね。
もう少し出せるよ、という方はヘッドライトの追加がおすすめ。
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頭に装着して両手が自由になり、目線の先を照らせるライトです。
キャンプですとすごく明るく照らす必要はなく、100ルーメンもあれば大抵の作業に困りません。
リンクを貼ったタイプは単3電池1本しか使わないので軽く、長時間付けても疲れません。
コンロ
呼び名はストーブ、バーナーなど色々ですが、用途は同じ。炎を出して調理するコンロです。
上の写真はアウトドア用のユニフレームUS-700というものですが、家庭用カセットコンロでも十分使えます。
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チャッカマンでおなじみ、株式会社東海さんのコン郎。
日本製カセットコンロで最安はこれかなーと。
低温には弱いので冬に使うのは難しいのと、横風に弱いので風防があると安定します。
実はコン郎は最安値コンロではないのですが、推すには理由があります。
Amazonでは安い中国製コンロが大量に出品されておりますが、これらは日本のガス検定を通っていません。
ガス検定は厳しい安全基準を満たすことを義務付けておりまして、これを通っていないと売ってはいけないことになっているんです。
楽天・Yahooショッピングなどのネット通販では売っていませんし、ホームセンターにも売っていないです。
なぜAmazonにはあるのか? コンプラ精神ガバガバなんですね。
事故時に製造責任を問えない製品ですので、ガス機器においては日本製しかおすすめしません。
ガス機器は日本製でも扱いを間違うと爆発するものですからね。
価格が10倍違うわけでもないですし、あえて中国製ガス機器を使うメリットは無いです。
そしてもう少し予算を出せるなら、風に強いカセットコンロもあります。
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イワタニ産業さんのタフまる。
アウトドア向けに作られておりまして、普通のカセットコンロに比べて風にも強いです。
ソロなら小さいタフまるJrでも良いですね。
焚き火台・グリル
焚き火台は、その名の通り焚き火をするための台です。
グリルはBBQなどをするための調理器具。
どちらも必須アイテムではないですが、キャンプの楽しみの一つではありますね。
1台で2役をこなせるものも多いので、そういった物にすると荷物量の削減になります。
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パクリ商品なのでリンクを貼るのも心苦しいところですが、CARBABYの焚き火台。
ユニフレームという日本のキャンプ用品ブランドのコピー商品です。
できれば本家を買っていただきたい。
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私もこれをファミリーキャンプで何年も使っていますが、とても優れた商品です。
オリジナルへのリスペクトと、何年も使うことを考えた場合、本家を買った方が満足度が高いかと。
安いほうがいいわ、という方は止めはしませんしコピー品だとバレることも無いと思います。
クッカー
クッカーというのはお鍋やフライパンといった調理器具です。
自宅で使っているものをそのまま持って行って構いません。
焚き火で使うと黒くススが付きますけど。ガスで使うなら大丈夫。
キャンプ専用品ですと、複数を積み重ねて(スタッキング)収納できるという良さはあります。
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キャプテンスタッグ、鹿番長のラグナ ステンレスクッカー。
使用人数に応じてLかMかを選びましょう。
日本製でありながら、カレーが作れるLサイズ大鍋付きフルセットでも5,600円前後。
実は私が子どもの頃、親父が初めて買い与えてくれたのがこのクッカーでした。
フライパンはコーティングなどが無いので扱いに慣れが必要で、焦がしてしまいがち。
一度家で練習してからお使いください。
もう少し予算が取れるなら、やはり焦げ付き防止加工してあるものが簡単です。
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コールマンのアルミクッカーコンボ。
ごはんを炊く用のライスクッカーが含まれます。
アルミなのでステンレスほどの強度はなく、小鍋も無くヤカンも付きません。
またちょっと価格は上がりますが、ユニフレームのFan5DXもおすすめ。
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値段は上がりますが、満足度は間違いなく最高です。
ペグ&ハンマー
テントに付属するペグとハンマーは、地面が柔らかめの土や芝生じゃないと使えない場合が多いです。
地面が硬いキャンプ場ではプラスチックやアルミのペグは折れまくり、曲がりまくります。
長さ30cm前後で、鉄製のペグを用意しておきましょう。
値段の安さ重視なら、ロープ留めが最安です。
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扱いやすさとサビなんかを考えると、やはりキャンプ用の方が良いですけどね。
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鍛造ペグというものが強度に優れ、さまざまな地面に使えます。
いくらペグが強くても、それを打ち込むハンマーが貧弱だと詰みます。
しっかりしたハンマーを用意しましょう。
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これはキャンプ専用でももちろん良いですが、重さのある金属ハンマーで大丈夫。
重くて振るのが疲れる場合、短めに持ちましょう。
食器類
お皿やコップ、箸とスプーンとフォーク。
これは使い捨ての紙皿や割り箸で良いです。
洗う必要もないので、片付けも楽ですからね。
スプーンとフォークは使い捨てじゃなく、100円ショップを活用しましょう。
その他小物
ほかに必要となるのはゴミ袋、虫除けグッズ、炭やガスといった燃料。
ウェットティッシュやアルミホイル、キッチンペーパーなどもあると便利。
全部100円ショップやホームセンターで買えますので、商品リンクを貼るのは控えます。
合計金額とまとめ
ランタン | LEDキャンプランタン2個 | 4299円 |
コンロ | カセットコンロ コン郎 | 2570円 |
焚き火台・グリル | CARBABY BBQコンロ | 3680円 |
クッカー | ラグナ ステンレスクッカー L | 5480円 |
ペグ | ロープ留めJ型30本 | 1683円 |
ハンマー | 大五郎両口ハンマー 2P | 825円 |
食器 | 紙皿&割り箸 | 500円 |
その他小物 | ゴミ袋や虫よけ等 | 2000円 |
合計金額 | 21037円 |
小物の合計金額は21,037円でした!
大物が33,521円でしたので、すべての合計で54,558円になります。
レンタルなどを利用すると、もう少しお安く済ませられますね。
もちろん複数回使うなら、買ってしまった方が安くなります。
今回の金額は現在のネット市場での最安値なので、実際に気に入ったものを揃えると2倍、3倍と金額は増えますw
そして沼にはまると、テントだけで何張りも所持することになりますよ。
一気に良いブランドものを揃えるのも自由ですが、実際に使ってみて不便を感じたものから少しずつ買い換えると、トータルでの出費は少なくなると思います!
浮いたお金で食材を豪華にしたり、観光やお土産で使ったりできますからね。
キャンプ道具選びの参考になれば幸いです。
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