虫と共存しない方がキャンプは楽しい
キャンプ場など、自然の多いところは特に虫が多いです。
キャンプが苦手という人の多くが、虫も苦手なんじゃないでしょうか。
キャンプが好きな人であっても、何も対策をしていないと、蚊やアブに刺されまくって楽しいキャンプが台無しになりかねません。
「虫が好き!」という子がいても、それはカブトムシやクワガタの場合が多いです。
「虫と一緒に寝たい!」「虫の入ったご飯を食べたい!」という子は少数派じゃないでしょうか。
「虫に刺されたい!」という子に至っては、クセが強い性癖ですので近づかないようにしたいです。
腫れてかゆくなるだけなら数日我慢すれば良いですが、アレルギーや伝染病などで重大なことにならないと言い切れません。
自然の中にお邪魔するのがキャンプであっても、虫さんたちとはちょっと距離を置かせてもらった方が快適です。
虫の特性
まずは虫の特性について、知っておきましょう。
もちろん全ての虫に当てはまるわけではありませんが、ポピュラーな害虫である蚊や蛾などを想像して下さい。
明るい光に寄っていく
街灯に虫が群がっている様子は、夏の夜によく見ますね。
明るいものに寄っていくのは虫の本能ですので、キャンプ場でも当然同じ事が起こります。
この特性を利用して、明るいメインランタンは人がくつろぐ位置から少し離れた位置に設置しましょう。
食事をするテーブルでは、メインより暗めのテーブルランタンを使います。
虫たちは明るいランタンに寄っていきやすいので、食事に虫がダイブしてくる頻度が減ります。
残念ながらゼロにはならないですが。
LEDランタンの光は虫が好まない波長なので寄りにくい、ということはありません。
明るいLEDランタンには、何事も無いように寄ってきますよ。
臭いのあるものに寄っていく
必ずしも人間が臭いと感じるものではなく、食べ物の臭いや人の汗の臭いなどに寄っていきやすいです。
人によって蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいますが、近年の研究では足の臭いが関係しているようですね。
悪臭がするわけじゃなくても、足をキレイに洗うことで蚊に刺されにくくなるようです。
よく刺されて困っている方は、試してみるといかがでしょうか。
残飯などは放置せずに、ゴミ袋に入れて密閉しておきましょう。
蚊は寄りませんが、アリやハエ、みんなが忌み嫌うGなどが寄ってきます。
野良猫やカラスなどが荒らしに来たり、放置して良いことは一つも無いです。
では実際の虫除けの方法について、いくつかご紹介をしていきます。
虫除けスプレー
スタンダードかつ、効果的な対策が虫除けスプレー。
- 赤ちゃんにも使える肌に優しいもの
- 服など布製品にも吹けるもの
- 効果が長持ちするもの
色々な商品がありますので、お好みで選びましょう。
行く場所にもよりますが、私は「必須アイテム」だと考えます。
もし忘れたら、買いに走ります。
ちなみに虫よけスプレーは全身隙間なく吹いておかないとダメ、ということはなく大体吹いてあれば大丈夫です。
顔面には吹かなくてもいいですよ!
蚊取り線香
虫除けスプレーは人体をガードするのに対し、こちらは空間をガードします。
古典的ですが効果的な対策ですので、虫除けスプレーと合わせて実施しますとより効果的です。
最近は色々な匂いの物も増えてきました。
キャンプ場ですと、煙の発生量が多い森林香を使っている方が多いと思います。
私も使っていますが、一般的な蚊取り線香よりパワーはあるな、と感じますね。
サイトに1つだけじゃなく、2つほど置いて使っています。
煙くなりすぎない程度に、複数個置くのは効果的でオススメです。
火を使うので、テントに燃え移らないよう注意して下さい。
スクリーンタープ
平たく言うと蚊帳です。この中にテーブルとイスを置いて過ごすわけですね。
メッシュなら風が通って快適と思いきや、開放状態に比べると真夏は暑いです。
特に無風の時はきついので、扇風機を併用することをおすすめします。
フルクローズできるスクリーンタープは、寒い日には締め切ることで風を防いで暖かく過ごせます。
一年通して使えますので、荷物に余裕があれば。
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テントとスクリーンタープを建てるのは疲れるので、ツールームテントでしたら一張りの設営で済みます。
ツールームテントの場合、テントの周りに「スカート」というヒラヒラがあるものにしましょう。
赤いマルをつけた部分のように、地面とテントの隙間を小さくするものです。
これが無いと虫も入りますし、風も吹き込みます。
スクリーンタープにはスカートが大抵付いています。付いていなければ、虫除けになりませんからね。
ツールームテントは、スクリーンタープに比べるとメッシュにできる面積が少なめな傾向があります。
真夏も使う場合、メッシュになる面積も気にして選んで下さい。
焚き火も多少効果あり
決して虫は火が苦手なわけではなく、むしろ飛び込むぐらいなので、効果があるのは煙ですね。
蚊取り線香や森林香ほどではないとしても、多少改善されます。
真夏は暑くて、やる気が起きませんね。
肌の露出は小さく
さすがにこんな格好でキャンプに行く人はいないと思います。
もし居たら、教えて下さい!
すぐ注意しに行きますので。
暑いと半袖、短パンなどになってしまいがちですが、虫刺されの観点からはおすすめできません。
必ず虫除けスプレーや蚊取り線香などを併用しましょう。
スプレーなども全ての虫に効果があるわけではないので、出さずに済むならそれに越したことはありません。
私は一昨年、虫除けスプレーをしていてもアブに刺されました。
どんな時期でも長袖、長ズボンが推奨されるのは、夜中寒くなるからというだけではないんです。
殺虫剤はどうなの?
結論から申しますと、もちろん効きます。
蚊をはじめとして、アブやハチにも効果あります。
しかし人体にも少なからず有害ですし、自然の中にお邪魔して先住者を殺しまくるのはどうかと思います。
生態系に影響するほど殺しまくるのは個人レベルでは不可能でしょうけど、あまりおすすめしたくないですね。
自宅で害虫を殺しまくる分には、好きなようにやって下さい。
殺虫剤は、虫以外の他の生き物への影響が恐いです。
特にペットが居る人は、良い影響が無いので別な方法で退治しましょうね!
まとめ
できるだけ肌を出さないようにして、虫よけスプレーを使う。
スクリーンタープを建てて、蚊取り線香(森林香)を複数使う。
こういった対策で、多くの害虫と距離を置くことができます。
しっかり対策をして、快適なキャンプを過ごせるようにしたいですね!
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