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キャンプ道具は、まず寝袋を買うべき!

2018-02-26

初キャンプを体験するのは手ぶらでも良いとお話してきましたが、
「楽しかったから本格的にやってみよう!」という段階になった際。

レンタルじゃなく、段階的に装備を整えていくことになります。
いきなりフルセットを揃えるのは、あまりおすすめしません。

なぜなら...ハマるほどに良いモノが欲しくなるからです。

 

まず買うべきもの筆頭は、寝具です。
もちろんテントは買ってはいけない、という事ではありませんが。

 

 

シュラフ

 

キャンプの寝具と言えば寝袋、シュラフです。

 

 

初キャンプでレンタル品中心の場合でも、気分的、衛生的なもので買っていても良いです。

加齢臭が染み付いたレンタル寝袋が存在しないとは言い切れませんので。

 

どんなシュラフを買えばいいかですが、もちろん季節に応じて変わります。

最初に買うシュラフのおすすめとしては、3シーズン用のシュラフです。

 

 

安い中国製で、3,000円ぐらいです。
このリンクのものは、足元が広い封筒型で簡易フードもありますので寒い時は絞れます。

もう少し良いメーカー品ですと、5,000円~8,000円ぐらいですね。
暖かさは同じぐらいですが、耐久性が良いです。

3シーズン用シュラフは真夏の盆地などだと暑くて使えませんが、その時は開いて敷布団として使います。
そのため、ほぼ一年中使えると思って間違いありません。

(真夏の盆地は、そもそも暑すぎるので行くのを避けましょう)

 

 

子供が小さいご家族ですと、封筒型を連結して使うのも良いです。

 

 

最初からダブルサイズの物もあるんですが、子供が成長した時も個別に使えるという点と、おねしょされた時のダメージがでかいので、1人用を連結するか、分割可能なダブルサイズをおすすめします。

シングルサイズの方が洗濯機で洗いやすいという利点もありますね。

 

シュラフの宣伝文句で、「洗濯可能!」があるかどうかは、あまり気にしなくて良いです。

洗おうと思えば、大抵何でも洗えますので。ダウンだって洗えますよ。

 

参考出典:日本の素晴らしいシュラフメーカー、ナンガ様の公式サイトより

 

ちなみに化繊のシュラフも、全く同じ洗い方です。大きめの洗濯ネットは、100円ショップにも売っていますよ。

布団のように天日に当てたくなりますが、シュラフの場合は紫外線でナイロンやポリエステルが劣化するので、干す時は陰干しです。

 

私は寝袋は、めったに洗いません。1年に1回ぐらいです。

子供が使っていると汗で汚れやすいので、気になってきた時に洗濯します。

 

他にインナーシュラフも使っていますが、これは別に必須ではありません。

 

 

多少耐寒温度は上がりますが、誤差の範囲、せいぜい1~2℃です。
シュラフ本体の耐寒性能が良ければ不要です。

単なるファスナー付きの毛布ですので、シュラフより小さく洗いやすいです。
真夏の肌掛け用や、きれい好きな方には良いですね。

 

 

マット

 

続いての必須装備は、マット。地面からの冷気を防ぐほか、寝心地が良くなります。

おすすめとしては、テントの床全体を保護するインナーマットを敷いて、その上に個人用の柔らかいマットを敷く方法です。

 

インナーマットは安い銀マットでも十分ですが、お使いのテントによって必要サイズが変わりますので、購入するのはテントと同時で良いです。

テントの床が変な形をしていると専用品しか使えない!と思われがちですが、安く済ませようと思えばアルミ保温シート的な物でもいけます。

我が家でもずっとそのスタイルでした。

 

 

安い物は遠慮なくぶった切れるので、床の形に合わせて折るか切ってしまえば良いんです。

 

 

これは厚さ4mmのアルミ保温シートです。100円ショップで買ったスーツケースベルトで留めています。

このぐらいの薄さですと、他のマットと併用しないと身体が痛くなります。

 

 

 

 

この写真では厚さ8mmの銀マットをインナーテントに敷き詰めて、個人用の3cm厚のインフレーターマットを人数分敷いています。

 

「アルミの面を上に向けるか下に向けるか」ですが、これはキャンパーの間で長年議論されているテーマです。

理論上は、寒い時はアルミ面は上、人間側。
暑い時はアルミ面は下、地面側となっています。

熱をどちらに反射させたいか、ですね。私は写真の通り上です。夏も上向きです。

一年中下向き派の意見を聞いていると特に不都合は無いようなので、登山より比較的ぬるい環境のオートキャンプでは「別にどっちでも良い」という結論に至りました。

 

個人用マットですが、これはテントより先に買ってしまって構いません。

積載性と寝心地のバランスが良いのはインフレーターマットだと思いますが、好みもありますので、可能であればアウトドアショップ等の展示品で試しに寝転んでみた方が良いです。

 

 

 

インフレーターマットで5cm程の厚みがあれば、まず不満は出ないでしょう。
このぐらいの厚みなら、銀マットと重ねず単品でも使えます。

あまり厚すぎると収納サイズが大きくなりますが、寝心地は向上します。

我が家の経験上、男はどうにでも耐えるんですが、女性は冷えやすさもあって厚めにしてあげた方が良いですね。

 

横幅ですが、これも寝袋同様ダブルサイズなどよりシングルを人数分用意した方が良いです。

インフレーターマットなどふくらませる物の場合、ダブルサイズですと畳んでも大きいです。シングルの方が当然小さいので、数が多くなっても車に積む時にちょっとした隙間に突っ込めるんですよね。

うちのように、キャンプごとに人数が変動する場合も対応しやすいと言えます。

決して夫婦離れて寝たいから、などではないですよ!

 

 

 

寒い時は文明の利器

 

寒い時期の初心者キャンプですと、必須なものは他にもあります。

 

 

ホットカーペットか、電気毛布です。

電源サイトでこれさえあれば、3シーズン用シュラフでも快適に眠れます。

無理して冬用シュラフを買わずとも、電源サイトを予約すれば事足りるのです。

 

ホットカーペットは収納サイズが大きく、消費電力も大きいのですが、ズレにくい。

 

 

 

電気毛布は真逆で、コンパクトで消費電力も小さいですがズレやすいです。

 

 

 

私も以前は自宅のホットカーペットを剥がして持って行っていましたが、積載量を減らすために電気毛布に切り替えました。

 

これらの電気暖房を湯たんぽで代用できるかですが、私は電気製品の代替にはならないと思います。

 

発熱し続けるわけではなく、時間が経つと冷めていく一方なので。

ホッカイロ大量使いも、厳しいです。もちろん気温、寝袋やマットの性能にもよりますが。

これらの小物はモノが当たる部分だけ、「点」で暖かくなるのに対して、ホットカーペットと電気毛布は「面」ですので、攻撃力は絶大です。

冬用シュラフなどの装備が整うまでは、電源サイトを頑張って予約して下さい。

敷き方としては、インフレーターマットの下にこれら床暖房器具を敷くとずれにくくて良いです。

マットの空気を温めて、じんわりと優しい暖まり方になります。

それで寒い時は敷く順番を変えて、寝袋に直接当てて下さい。

 

 

 

まとめ

 

夏の暑い時も、冬の寒い時も、3シーズン用シュラフで乗り切れます。

ただし冬はしっかりした厚みのマットと、電源サイトで電気床暖房を使う前提です。電源が無ければ冬用シュラフが必要になります。

そのため、ある程度キャンプに慣れるまでは暖かい時期だけにしておくか、寒い時期は電源のあるところでしかキャンプしないと割り切りましょう。

冬はバンガローやコテージを使うのも良いですね。

 

 

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Posted by みーこパパ