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初心者キャンプに最適な火器とは?

2018-08-09

今回はキャンプにおける火器、バーナーについてです。

バーナー、コンロ、ストーブなど色々な呼び名がありまして、メーカーによって様々ですが。

目的は同じ、火を出して調理するための器具です。

この記事では、基本的には「バーナー」で統一していきたいと思います。

 

 

燃料の違い

 

まず調理に使う燃料によって、分類できます。

ガス、ガソリン、灯油、アルコール、固形燃料。

それぞれの特徴を簡単に説明していきます。

 

 

ガス

 

皆様ごぞんじCB缶

 

カセットコンロで使うボンベのCB缶と、丸く短いOD缶があります。

CB缶はコンビニや100円ショップなどでも入手できて、安価です。

 

 

OD缶

 

OD缶はアウトドア用品店以外ではホームセンターなどにもありますが、各社共通ではありません。

ガス漏れ防止のOリングがバーナー側に付いている物と、ガス缶側に付いているものがあります。

CB缶に比べると、倍ぐらい高いです。

 

 

EPIのOD缶、Oリングは付いていません

 

画像のEPIのガスカートリッジですと、Oリングはバーナー側に付いていますが、プリムスなどはガスカートリッジ側に付いています。

ガス缶の口径が同じに見えても、バーナーと同じメーカーの物を使うことを推奨します。

どうしても同じメーカーのガスカートリッジが入手できない時、Oリングの有無が同じなら一応使うことが可能ではありますが、自己責任となります。

 

ガスバーナーは着火しやすくて、火力も強く扱いやすいのですが、低温時にはガスが気化しにくくなり火力が低下します。

低温対応のガスカートリッジがありますので、冬はそちらを用意しましょう。

 

 

また、風にも弱いので風防があると安心です。

 

 

ガソリン

 

 

ホワイトガソリンを使うものが一般的ですが、車と同じ無鉛ガソリンを使える物もあります。

気化させるために圧力をかける「ポンピング」が必要だったり、ガスに比べると少々扱いに慣れが必要です。

ガソリンは基本的に凍らないため低温に強く、冬でも普通に使えるのが特徴。火力が強く、風にも強いです。

発火点が低いため保存状態で引火する危険性があるので、取り扱いには気をつけましょう。

 

 

灯油(ケロシン)

画像出展:スター商事様

 

ガソリンより発火点が高いため、引火しにくく安全性は高いです。

火力もそこそこあり低温環境にも強いですが、着火する前に予熱(プレヒート)という一手間が必要です。

こちらも中~上級者向けですが、燃費の良さ、灯油の入手のしやすさから根強い人気があります。

こまめに着けたり消したりが面倒なんですよね。

 

 

アルコール

 

画像出典:エバニュー様

 

液体アルコールに直接火を付けて使います。

火力はガスやガソリンに圧倒的に劣りますし、調整もしにくいので単にお湯を沸かすなどの調理目的で使うことが多いです。

バーナー本体を小型化しやすいので、荷物を省スペース化したい登山などにはおすすめ。

炎が風で流れるので、風防はあった方が良いです。

 

 

固形燃料

 

画像出典:Amazon

 

懐石料理で鍋を温めたりする、アレです。

引火しにくく扱いやすさは一番ですが、まともな調理ができるほどの火力はありません。

炊飯、湯沸かしなどであれば使えますが、ガスやガソリンに慣れているとあまりの火力の低さにイラッとすることでしょう。

小型化しやすく低温下でも使えるメリットはありますので、これも登山などにおすすめです。

 

 

 

初心者ファミリーキャンプにおすすめは?

 

 

もう皆様お気づきかと思いますが、カセットガス、CB缶です。

 

入手しやすいCB缶、つまみをひねるだけで着火、火力調整のしやすさなどメリットが大きいです。

 

 

おすすめカセットガスバーナー

 

 

私がメインで使っているのは、イワタニの「カセットフー 風まる」です。

風には割と強いんですけど、周りを囲う風防があった方が安定しますね。

 

後継機種の「カセットフー タフまる」なら、多孔式バーナーヘッドでより風に強く、耐荷重20kgでダッチオーブンも使えます。

 

画像出典:岩谷産業様 タフまるのヘッド

 

 

風まる

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タフまる

 

 

発熱量、カロリーは風まるの方が3.5kwと大きいです。

タフまるは3.3kw。ほぼ誤差ですね。

価格は風まるの方が安いので、お財布と相談してください。

 

イワタニさんのカセットフーシリーズは、ガス缶を温めるヒートパネルが付いていますので低温時でもそこそこ使えます。

 

 

氷点下で使うとさすがにノーマルガスでは火力が弱くなってしまいましたが。

ストーブを使っているテント内では、ノーマルガスが普通に使えましたよ。

テント内での火気使用は、安全に気をつけて自己責任でお願いします!)

 

 

カセットガスコンロ使用時の注意

 

画像出典:横須賀市ホームページ

 

ガスボンベが高温になるような使い方をしないように気をつけましょう。

上の画像は2台で鉄板を使うという、爆発まっしぐらパターンです。

年間何十件か、爆発事故があるようですね。

夏場ですと、高温の車内に放置しないという事も気にかけましょう。

直射日光の当たる場所に置かなければ、大抵大丈夫ではあります。

 

あとは他のバーナーと同じ、換気や燃えやすいものへの引火に気をつければ至って安全に使えます。

 

CB缶の互換性ですが、基本的にどのメーカーの物でもセットできます。

もちろんメーカーさんは自社ガスを使うように推奨していますが、経験上何でも使えてしまいます。

 

 

まとめ

 

はじめのうちは家にあるような普通のカセットガスコンロで十分です。

風防はあった方が安定するので、100円ショップで天ぷらガードを買って囲いましょう。

アウトドア用でも数百円です。

 

 

料理に凝りたい人はツーバーナー、火力が欲しい人はガソリンを使うバーナー、小型化したい人はOD缶バーナーやアルコール...といった具合に買い足していきましょう。

もちろん普通のカセットコンロを使い続けるのも、アリだと思います。

火が着いて調理できることが一番大事で、普通のカセットコンロで十分できますから。

 

 

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Posted by みーこパパ