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OGAWA×Orangeコラボのトンネル型ツールームテント!アポロンT/Cのレビュー

2019-12-28

2020年9月追記

Orangeさんの販売ページが消えてしまったので、終売と思われます。

参考情報として記事は残しておきます。

雨での使用感も、後の項に追記しました。

追記ここまで

 

年の瀬も迫ってまいりましたが、テントのレビューですよ!

先日購入いたしました、OGAWA×Orangeコラボの商品。

トンネル型ツールームテント、アポロン T/Cです!

 

OGAWAとOrangeについて、ちょっとおさらい

OGAWAは老舗テントメーカー、キャンパルジャパンのブランド。

過去、小川テント時代には日本軍のテントを作っていたほど歴史ある老舗です。

価格は少々お高いのですが、しっかりとした物作りには定評があります。

 

Orangeさんは和歌山のアウトドアショップ。

色々なメーカーとコラボして、別注商品を販売しています。

過去にはNANGAさんや、DODなどともコラボしていますね。

この別注品がことごとくセンス良くて、キャンパー的にたまらないものがあります。

 

アポロン T/C

前置きはこのぐらいにして、テントの紹介に入りましょう。

 

総重量は34.6kg、収納は2袋になります。

重さだけ見ると中々のハードパンチャーですが、2つに分けて運べるのでそれほど苦ではありませんでした。

上の写真ですと、上の袋にインナーテントとポール。

下の大きい袋にフライシートやルーフフライ、付属品を入れています。

上の袋がパツパツなので、インナーテントとルーフフライは入れ替えた方が良いかも?

 

下の袋はけっこう余裕ありまして、スカスカです。

インナーテントの下に敷く、グランドシートも一緒に入りました。

純正のPVCグラウンドシートは重くてかさばって高いので、私は下記を代用しています。

縦が10cm大きいですが、どうせフライシート内なのではみ出ても気にしません。

安くて軽くてコンパクトなので、逆にこっちの方がいいです。

ただし地味なグレーに限る。

 

設営について

基本的には公式の説明書、設営動画の通りです。

特に詰まる部分もありませんでした。

 

テントを広げましたら、真ん中寄り2本のポールを通します。

アポロンではシルバーのポールも、アポロンT/Cでは黒になっています。

太さも17.5Φmmのポールは19Φmmになり、ポリエステルより重いポリコットンを支えます。

 

ポールの端は、足元のピンに差し込みます。

先に片側を入れて、その後にもう片側を入れるんですが、固いです。

黒いスタンディングテープを手で引っ張ると、先に入れたポールの端が近くに動いて、ポールがうまく湾曲して入れやすくなります。

力が多少必要で、うちの奥様はできませんでした。

 

前後ペグを4本仮止めして、真ん中2本だけで立ち上げ。

両端に、端が黄色いポールを入れていきます。

立ち上げ前、先に入れておいても構いません。

 

屋根の両サイドに、端が赤くて細いポールをセットします。

メインのポールより細いので、まず間違えることはないかと。

 

赤いポールの端は、黒いテープに付いたリングに両端を入れるだけ。

テープを持って、ポールを少し曲げながら入れます。

ここでも少し力が必要ですね。

 

続いてテント内側。

屋根真ん中のポールは、テントの内側に入ります。

少しコツがあるのですがセット方法は公式動画の通り。

まずは上の写真のように、下方向にたわませた状態で両端をセット。

 

続いて上方向にくるりんぱと回すと、屋根のカーブにはまります。

その後、真ん中2箇所をベルクロで固定。

アポロンT/Cはこのポールの結露予防のため、T/C素材のスリーブが付属します。

今回セットし忘れてそのまま使いましたが、別に結露はありませんでした。

 

ポールへのフックも忘れずにパチパチはめておきます。

 

屋根にルーフフライシートをかぶせます。

端はゴムのついたフックで、前後のリングにひっかけます。

 

ルーフフライシート内側のベルクロを留めて、メインポールにゴムロープを巻きつけてから、ひっかけて固定。

さっきから文章で説明されても、なんのことやら?って感じですよね。

ポールがすべて入ると、かなり安定します。

トンネル型だけど自立式テントと言っても良いぐらい。

 

ガイロープは無風だったので、省略してしまいました。

メインポールにベルトを巻きつけてから、リングにロープを付けますので、カラビナなどがあった方が楽そう。

 

仮止めしていた前後ペグの位置を調整し、外側はほぼ完成です。

必要に応じてロープを付けて、ペグを打ちます。

 

スタンディングテープ(ビルディングテープ)は土サイトですと踏んで汚れますので、一部を外しました。

外したテープをしまうポケットも、テント内側に縫い付けられています。

スタンディングテープを外すとポールが外に広がろうとするので、内側にペグを打ちます。

撤収する前には、テープは戻しましょう。

 

撤収について

フライ本体は結露しにくいポリコットンですので、乾燥も速いです。

それに加えて、フライシートのあちこちが開きます。

乾燥がとても楽。開けておけば、スカートなども大体乾きます。

インナーテントの内側と、屋根のリッジフライの内側だけ結露が多かったので拭きました。

 

撤収手順は設営の逆です。

  1. インナーテントをしまう
  2. ガイロープを外す
  3. 屋根のルーフフライを外す
  4. 屋根のポール3本を抜く
  5. 前後のメインポール2本を抜く
  6. 真ん中のメインポール2本を抜く
  7. ペグを抜いてたたむ

たたむ時は、特に難しいことは何も無かったです。

ほぼ無風だったおかげかもしれませんが。

 

アポロンT/C 細かい部分、使用雑感

ロゴの拡大。位置は左前と右奥、対角線にあります。

Orangeロゴはワッペンになっていますね。

DODのタケノコテント別注の時は、こういうの無くて色が違うだけだったなー。

OgawaとDODの予算の差なのか。

 

内側の中心にあるポールは、ランタンをいっぱい吊れて便利。

あまり重すぎるのは駄目でしょうけどね。

 

ランタンを吊れるループは元から付いているのですが、数は多くないです。

 

ループが無いところには、巻きつけタイプのバンドを使いました。

ベビーカーフックとして売ってます。

滑り止め付きで、横滑りもありません。

 

インナーテントは奥側から取り付けていきます。

上の写真はフックをひっかける位置を間違えていまして、ゴムにつけています。

金属リングにひっかけるのが正解です。

ひっかけるだけなので、手前側をペグで固定し終えるまで頻繁に外れます。

 

インナーは前後に出入り口があり、左右もメッシュになります。

入り口の上もメッシュにできて、通気性は良さそう。

このあたり全部閉めて寝ましたら、結露がすごかったです。

上だけでも開けた方がいいですね。

 

インナーテントの電源取り込み口。

他にも小物入れポケットやランタンフックなど、基本的な装備はすべてあります。

 

インナーテントを付けてしまうとリビングが半分近く埋まってしまうので、悩ましいところです。

寝る直前にセットするという作戦も良いかもしれませんね。

家族で寝る時間がバラバラだと駄目ですけど。

 

家族4人分のチェアとテーブルを置いたら、他に満足な荷物は置けません。

暖かい時期ならあちこち開放して、オープンなリビングにしてしまえばいいと思います。

前後左右、合計8箇所全て開放できますので。

 

テントにできるだけこもりたくなる、寒い冬が問題です。

灯油ストーブのフジカハイペットで外気温+10℃。

十分温まりましたが、やはり狭さは感じます。

スノーピークのタクード&IGTみたいなやつがベストかと。

薪ストーブはインナーを付けなければ、使っても危なくないと思います。

インナーと併用で4人家族は、狭くて難しいです。

前後左右のドアいずれも、ダブルジッパーでは無いので三角板で幕よけを作らないといけません。

 

アポロンT/C 雨への耐性

ルーフフライがポリエステルですから、ポリコットンにありがちな霧状の雨漏りというのは無いかなと楽観しています。

同じ形のアポロンを使っているCampout!?さんでは、ルーフフライに雨が溜まりやすいという記事がありましたので、雨漏りよりもそっちの方が心配です。

真夏のアポロンは大雨に要注意!C&C那須高原で土砂降りキャンプ|Campout!?

屋根に溜まった雨水を流そうとして、寝ている奥さんの顔を雨水が直撃してしまったと。

もしうちの奥様だと、流血は避けられないです。

それはそれでブログネタとしてはおいしいのですが、私はドMではないので避けられる惨劇は避けたいです。

 

アポロンT/Cの補足説明書に、こんな記載がありました。

大雨が予測される時は、ルーフフライのループにロープを結んでペグダウンしてくださいと。

 

ちょっとわかりにくいですが、黒いループがあります。

効果のほどは、実際に大雨に降られてみないと分かりません。

 

2020.9月追記

大雨というほどではないですが、それなりに雨に降られてきました。

結果から申しますと、全然大丈夫です。

ルーフフライに多少溜まりますが、ある程度溜まったら勝手に流れます。

真ん中あたりの追加張り綱は無くても流れました。

テントが潰れるようなことになる前に流れますのでご安心ください。

ルーフがポリエステルなので雨漏りも皆無、サイドパネルを少しだけ跳ね上げての換気も可能。

雨の中、大きいテントの撤収作業は大変ですがそれはアポロンT/C以外でも同じですw

 

購入情報

いまのところ、Orangeさんの実店舗とWebショップだけの販売のようです。

DODタケノコテント別注の時は楽天で買えたんですが。

アフィリエイト的においしくないので、楽天でも売って頂きたいですw

アポロン T/C|Orange

価格は送料・税込みで185,900円

とっても高価ですので、なかなか勇気が要りました。

少々狭いながらも、作りなどを見れば納得ですけどね。

 

TC仕様ではない、ノーマルなアポロンはこちら。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

キャンパルジャパン CAMPAL JAPAN アポロン (5人用) [テント]
価格:159500円(税込、送料無料) (2019/12/27時点)

楽天で購入

 

 

お値段の差、約3万円。

長く使うテントと考えますと3万円ぐらい大した差ではないので、ポリコットンがいいかどうかの好みで選んだらよろしいかと。

若干ですが冬場に暖房で暖かくしやすくて、結露しにくいTCモデル。

耐水性に優れ、比較すると軽量コンパクトなノーマルという感じで。

 

まとめ

最後にアポロンT/Cのメリットとデメリットをまとめます。

まずは良い点から。

  • 見た目かっこいい
  • 設営・撤収は楽
  • 作りがしっかりしていて、頑丈でかっこいい
  • 前後ポールのおかげで、ピシッとシワなく張れる
  • ポリコットンで結露が少なく、かっこいい
  • 8m×8m区画サイトでも余裕で張れるサイズ
  • 開口部が多く、一年通して使えてかっこいい

 

続いて悪い点。

  • 収納がくっそ重くてデカい
  • 建ててみるとそんなにデカくもなく、特にリビングが狭め
  • 設営の一部にパワーが必要
  • 値段が高い

事前に予想できた点ばかりなので、不満というほどではないです。

 

トンネル型、ドーム型ともに総ポリコットンのツールームテントは少ないです。

通常ラインナップではなく限定モデルですので、限定という言葉に弱い方はぜひ!

 

 

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