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ワンポールを二股化、フタマタノキワミ!アッー!

2018-08-06

今月まだ始まったばかりですが、キャンプに行けないことがほぼ確定しました。

珍しく仕事が忙しくて、デイキャンプならもしかしたら行けるかも。といったところです。

 

こんな時はブログネタ不足になりがちなので、キャンプギア新製品にツッコミを入れたりするに限ります!

アウトドア業界の麒麟児、DODさんからまた面白いギアが出ました。

 

画像出典:DOD様

 

フタマタノキワミ

 

これはまた凄いネーミング。名前から全く機能が想像できませんね!

元ネタはアニメ「るろうに剣心」のフタエノキワミだと思うのですが。

アウトドアまるで関係なく、会議でこの名前が通って製品化するのがあほ素敵すぎます!

 

これはワンポールテントを二股ポールにすることで、中心のスペースを開けて居住性を向上させるというものです。

 

 

 

例えば上の画像ですと、ポールを中心にテーブル、イスやベッドを配置しています。

ポールに色々ぶらさげたりは可能なので完全なデッドスペースではないのですが、通行はできません。

もし真ん中のポールが無ければ、スペースを広く取れるのはもちろん、レイアウトの自由度も高くなりますね。

小さいテントを使う場合、特に恩恵を受けられます。

 

 

画像出典:DOD様

 

詳しいスペックは、公式サイトを見て頂くとしまして。

皆さん気になるのは、「自分のテントに使えるのかどうか」ではないでしょうか。

 

 

DODさんではさすがに他社製品については触れていませんが、同社製品では「ビッグワンポールテント」まで使用できます。

このビッグワンポールテントは、かなり大型の部類に入ります。

 

画像出典:DOD様ビッグワンポールテント

 

フロア全長460cm、高さ300cm以下であれば使えると思って良いでしょう。

 

例えば小川さんのピルツ9だと、サイズ的にはいけそうです。

 

画像出典:ogawa様 ピルツ9

 

 

ただしスカートが内巻きになっているので注意ですね。

ここにポールを直接乗せると、テント生地が痛むでしょう。

最悪破れる恐れもあります。

 

画像出典:ogawa様 ピルツ9

 

ゴム脚などを噛ませば良いですが、強風時などは幕が色々な方向に引っ張られるので、無理して二股を使わない方が良さそうです。

 

 

ピルツ程度の壁面の立ち上がりについては、あまり問題にならないかと思います。

隙間が開きますけど。

 

 

画像出典:tent-Mark design サーカス300ST

 

テンマクデザインのサーカス300は壁面の垂直立ち上がりもありますし、スカートも内向きなのであまり相性はよろしく無さそうにも見えます。

四角いので設置時の位置決めはしやすいでしょう。

 

 

ちなみにうちのサーカス440だとでかすぎて無理そうです。

 

 

440ぐらいでかいと、真ん中にポールがあってもあまり気になっていないんですけどね。

 

 

話をフタマタノキワミに戻します。

 

画像出典:DOD様

 

てっぺんのピンは外せるので、穴に挿して持ち上げるタイプじゃないワンポールテントもいけます。

サーカスTCなどですと、ピンは外して使用です。

 

使用上の注意としては、脚が開く方向に力がかかりますので、ポールの外側にペグダウンした方が良いです。

コットン幕などで雨の時に使うと水を吸ってどんどん重くなるので、はじめは良くても重さに耐えきれず倒壊...ということになりかねません。

できれば普通のメインポールも持参して、天候に応じて使い分けるぐらいでも良いと思います!

 

 

結局フタマタノキワミは買いなのか?

 

まずおすすめできるのは、4人用ぐらいのワンポールテントを使っている方ですと、ポール二股化の恩恵を強く感じられるはずです。

壁面立ち上がりが無い、まさにDODのビッグワンポールテントなどでも真ん中のスペースが広がるのはありがたいでしょう。

一番天井の高いところを通路にできると、かがまなくて良いですから。

 

逆に、壁面の立ち上がりが大きいテント。

ベル型のグロッケ12やアスガルドなどは、使わない方が快適と思われます。

真ん中が空くかわりに、左右にデッドスペースが生まれますので。

荷物置き場にしてしまえばいいんですけど。

 

画像出典:ogawa グロッケ12T/C

 

私はどうか、と言いますと...サーカスTCに使ってみたいです。

特に冬、デュオキャンプですね。

 

 

ストーブを中心に、両サイドにコット、テーブルやチェアも入れるとけっこうきつかったです。

必須ではないとしても、快適さは向上するんじゃないかと。

 

 

 

お値段は13,000円ちょっと。私は少し割高に感じますね。

もう少し安くならないか、様子を見たいと思います。

 

DODのビッグタープポールを持っている方ですと、規格が同じなので二股の先端だけ買って合体させることができます。

 

 

 

こちらのフタマタノサソイだと4,000円ぐらいと、お手頃です。

ビッグタープポールが安ければ、そっちを買う手もありますね。

 

 

ビッグタープポールの先端ポールはピンになっており使えませんので、1セットで延長可能な長さは200cmです。

フタマタノサソイとビッグタープポール2セットの組み合わせでは、フタマタノキワミの最大長さより50cm短くなることに気をつけて下さい。

メジャーで使いたいテントの稜線を測るのが確実ですね!

 

※2019.4.17 追記

キャンプ場にメジャー持っていくの忘れがちですし、できればテント張る前に知りたいですよね。

サーカスTCの稜線の長さを、三角関数で計算してみました。

(計算サイト ke!san を使用)

サーカスTCの底の直径の最大部分が420cmなので、底辺aは半分の210cmとしまして。

高さはスペック通り280cm。

斜辺、テントの屋根の稜線は350cmとなります。

フタマタノサソイ+ビッグタープポールの構成だと、ビッグタープポールが4本必要で割高です。

フタマタノキワミなら1セットで大丈夫。

 

 

まとめ

汎用二股ポールといったニッチな道具を、ちゃんとしたメーカーさんが出すというのが面白いですね。

他社製はもちろんDODのテントに使う際も、ポールの根本と全てのロープをペグダウンするなど、倒壊しないよう注意して使って下さい!

 

実際に使ってみた記事がこちらです!

サーカスTCをDODフタマタノキワミで二又ポール化してみた

 

 

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