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理想はみんな違ってみんないい。ソロキャンプのテント選び

本日のテーマは、ソロ用テントについて。

前々回の記事は、ファミリーキャンプ用に大きいロッジテントが欲しいという感じでした。

理想のソロ用テント選びについてはですね…けっこう難しいんですよ!

難しいと言うと語弊があるかもしれません。

冬キャンプなどでなければ、見た目で選んでもそんなにひどいことにはなりませんので。

しかし選ぶ基準が自分の用途や好みに合っていないと、すぐ買い替えることになります。

 

理想のソロキャンプ用テントは用途次第で変わる

見出しにもした通りで、理想のソロキャンプ用テントは用途で全く変わります。

まず、キャンプ地までの移動交通手段。

車なのか、バイクなのか、自転車なのか、公共交通機関なのか。

そしてキャンプに行く季節。

暖かいのか寒いのか、どっちでもないのか。

 

前提となる条件次第で、全然異なります!

なので今回の記事は理想のソロキャンプ用テント、ではなく選び方という記事になりますね。

 

オートキャンプ最強ソロ用テント

車でキャンプに行く場合で、さらに車がサイトに乗り入れられるオートキャンプの場合。

最強のテントは、テンマクデザインのガレージテントではないかと思います。

異論は認めます。最強という点を何を基準に判断するか次第なので。

 

まず居住性の高さが、現在市場に出ているソロ用テントでは最高級です。

壁が垂直に近く、天井も十分に高い。

豊富なベンチレーションで通気性も良い。

風にも強い頑強なフレームと縫製。

 

デメリットとしては重いことと、設営はソロ用のワンポールやドームに比べて時間がかかります。

あいつら一瞬で立っちゃうじゃないですか。

ガレージテントは骨組み組んで幕かぶせてペグ打って、20分ぐらいはかかります。

なので設営撤収の速さを基準にすると、最強どころか下から数えた方が早くなりますw

 

しかしキャンプ滞在中の快適度を求める人には、これ以上の物はないのではないかと。

ソロ用テントには珍しく、四季を通じて使えるというのもポイント高いです。

 

詳しいレビューはハピキャンで書いています。

テンマクデザインからソロキャンプ用ガレージテントが今冬リリース! みーこパパがさくぽんさんにテント開発裏をインタビュー

 

もう少し軽いのが良いなあ、という場合はogawaのヴィガスも良いですよ。

ガレージテントほどではないですが中が広く、通気性も良くて通年使えるテントです。

 

これも設営撤収はそんなに速くはできないので、快適さとはトレードオフですね。

近日ハピキャンでレビュー公開予定です。

 

設営が簡単なテント

設営の簡単さを基準にしますと、ワンポールテントが最強です。

(ワンタッチテントやエアーフレームを除く)

写真は私も愛用している、テンマクデザインのパンダライトです。

四隅をペグで打ってポールを入れたらほぼ出来上がりで、5分もかかりません。

ロープなどをしっかり張っても10分かかるかどうか。

ポールが1本なので軽く、徒歩キャンプにも対応可能です。

 

パンダライトは居住性は割と良いほうではありますが、そんなに広くないので寝るのがメイン。

前室は荷物を濡らさずに置いておけますが、そこで過ごすには天井が低い。

テント内で長時間過ごす感じではないです。

あと、インナーテントがフルメッシュでスカートもないので冬以外の3シーズン用です。

関連記事:ソロ用軽量ワンポールテント・テンマクデザインPANDA LIGHT(パンダ ライト)レビュー

 

多少重くても良いなら、パンダTC+の方が良いんじゃないかとw

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テンマクデザイン パンダTCプラス(tent-Mark DESIGNS)
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パンダ兄弟の最後に出たやつで、パンダ・パンダライトよりちょっと広く、スカートはまくれます。

オプションですが、フルメッシュじゃないスタンダードインナーがあるので冬もいける。

しかし、ストーブを入れるにはちょっと狭いかなーと。

自己責任で小さめの薪ストーブ入れている人はいますね。

 

テント内で長時間過ごすなら、テンマクデザインのサーカスTCなどちょっと大きめのワンポールテントの方がより快適です。

これも設営は速く、10分もかからず立ちます。

ソロには十分な広さがあり、冬場にストーブを入れて篭もるのも快適。

本当によくできたテントです。

サーカスTCはちょっと重いので、車か大きなバイクじゃないと運搬は厳しいです。

関連記事:発売から5年、今一度サーカスTCのすごさを語る

 

軽いテント

私の場合移動はほぼ車かバイクなので、超軽量であることにはこだわっていません。

2kgを切ってくると軽量と言えまして、先程のテンマクデザイン・パンダライトもそのぐらい。

市販のソロテントとしては1kgを少し切るぐらいが最軽量ですね。

それ以上の軽さを求めるとポールを使わない方法や、シェルター的なものになります。

 

MSRのカーボンリフレックス1は、重さが790gしかありません。

軽量化のためポールがカーボンなのと、フライシートにはジッパーも使わない徹底ぶり。

登山用なので設営も簡単。価格はキャンプ用に比べてお高め。

この手のテントでは居住性を犠牲にして、人1人が寝ころべるトンネルのようなものも少なくないです。

しかしこのカーボンリフレックスは、意外と広い空間を確保していますね。

 

夏に涼しいテント

夏はどんなテントも大体暑いです!おしまい。

…ではダメですよね。

夏でも比較的涼しいテントを求めるなら、通気性と遮光性が高いテント。

まず通気性ですが、開放できたりメッシュにできる面が多いと風が抜けやすくなります。

テントの前後左右、四方向と天井にメッシュがあるのが理想ですね。

テントの裾にスカートは無い方が、若干通気性が高くなります。

 

遮光性はUVカット加工されているものか、T/C素材やコットン素材などが高いです。

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遮光性が高くて通気性も良いソロ用、で真っ先に思い浮かんだのがこれです。

コールマンのツーリングドーム/ST+

インナーテント4方向にベンチレーターがあります。ST無印にはなく、ダークルームのST+だけ。

Amazonと楽天、どっちも転売価格なのでリアル店舗か公式オンラインストアがおすすめ。

 

夏はまず日陰に陣取るというのが理想でして、それができなければタープを使うか、日が暮れるまでテントは張らないということも考えましょう。

 

冬に暖かいテント

冬でも暖かく過ごせるテント。

薪ストーブを入れたらテントは暖かいを通り越して暑いほどですが、そういう意味ではないですよね。

そんなに誰もが軽々しく使えるモノでもないですし。

長期の日程で長距離を移動するキャンプ旅なんかだと、面倒くさくて毎日設営してらんないかと。

 

暖房に頼らず暖かさを確保するには、ダブルウォールのテントになります。

ダブルウォールは、フライシートとインナーテントが分かれているものです。

登山用でもない限り、シングルウォールは最近あまり見ないですね。

スカートがあると通気性は落ちると前項では否定してましたが、テント内でストーブなどを使うにはあった方が暖気が逃げにくくなります。

むしろストーブを使うなら必須。使わないなら別に無くても良いです。

関連記事:テントのスカートって必要?

 

個人的に冬用テント以外では、スカート無い方が撤収時間が短くなるので好きです。

地面と接触しているスカートはだいたい湿ってて、乾かさないといけないですからね。

 

ストーブも焚き火も無しで寒さに耐える場合、インナーテントに篭もることになります。

無暖房の場合、最低限の通気だけ確保して湯たんぽやホッカイロ、人体の熱で寒さに耐えます。

空間が狭い、なるべく小さいテントを使った方が暖かいと言えます。

 

そしてテントの素材ですが、ポリエステルやナイロンより、TCやコットンの方が暖かく感じます。

並べて実験したわけではないんですが、TCなどの方が熱が逃げにくいと思います。

 

写真はソロ用じゃない2ルームテント・アポロンT/Cですが、灯油ストーブ(フジカハイペット)1台でも十分暖まるんですよ。

そして化繊は寒暖差で結露し水滴だらけになりますが、TCやコットンはほとんどしません。

長らくやってますが、結露したことないです。

もし結露したとしても、生地が吸い込んでしまうんでしょう。

 

まとめるとTCかコットン素材でスカートあり、というテントが冬でも比較的暖かいテントと言えます。

 

まとめ

寒い冬だけは要注意で、寒さ対策を色々考える必要があります。

それ以外の季節は見た目の好み先行で決めてしまっても、けっこうなんとかなります。

特にキャンプ場でキャンプする分には、悪天候を避ければ極端に過酷なことってほぼないですから。

 

キャンプそのものの経験が少ないうちは、設営が簡単なものを選ぶのがおすすめではありますね。

余った時間で他のことができる余裕が生まれるので。

ソロキャンプは時間を持て余しがちなので、設営にがっつり時間をかけるのも自由です。

他人に迷惑をかけない範囲で、自由に楽しみましょう!

 

 

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